第83回 5月18日「自動改札機」前編
2025.05.18

2025年の現在では、鉄道駅の改札で職員が切符を切ったり
定期券を確認する光景を見ることも無くなりました。
自動改札機が翳されたスマートフォンやICカード、挿入された磁気きっぷの情報を
人間に替わって処理してくれています。
そんな日本における自動改札機の原点は、なんと98年も前の昭和2年。
この年に東洋初の地下鉄「東京地下鉄道」、現在の東京メトロ銀座線が開通。
当初の運行区間は短く、運賃が10銭均一だったことから
10銭硬貨を投入すると、横にした数字の「十」のような木製バーが回転して通過できる
「ターンスタイル型」の自動改札機が設置されました。
これはニューヨークの地下鉄から導入したもので、
現在はそのレプリカが東京メトロ東西線 葛西駅の高架下にある地下鉄博物館に展示されています。
しかし、自動改札の原点は開業から数年で姿を消します。
路線が伸びたことで料金は乗車区間によって変わることになり
対応する自動改札機をつくれなかったからです。
それからしばらくの間、日本では駅係員が乗車駅で切符に鋏を入れ、
降車駅で切符を受け取る時代が続きました。
時は流れ・・・
戦後になって、高度経済成長期に突入。
首都圏の労働人口と通勤で鉄道を利用する人が爆発的に増えて
求められる輸送量も飛躍的に上昇すると、処理が早い改札システムが必要になってきました。
そこで登場するのが、新たなタイプの自動改札機です。
定期券を確認する光景を見ることも無くなりました。
自動改札機が翳されたスマートフォンやICカード、挿入された磁気きっぷの情報を
人間に替わって処理してくれています。
そんな日本における自動改札機の原点は、なんと98年も前の昭和2年。
この年に東洋初の地下鉄「東京地下鉄道」、現在の東京メトロ銀座線が開通。
当初の運行区間は短く、運賃が10銭均一だったことから
10銭硬貨を投入すると、横にした数字の「十」のような木製バーが回転して通過できる
「ターンスタイル型」の自動改札機が設置されました。
これはニューヨークの地下鉄から導入したもので、
現在はそのレプリカが東京メトロ東西線 葛西駅の高架下にある地下鉄博物館に展示されています。
しかし、自動改札の原点は開業から数年で姿を消します。
路線が伸びたことで料金は乗車区間によって変わることになり
対応する自動改札機をつくれなかったからです。
それからしばらくの間、日本では駅係員が乗車駅で切符に鋏を入れ、
降車駅で切符を受け取る時代が続きました。
時は流れ・・・
戦後になって、高度経済成長期に突入。
首都圏の労働人口と通勤で鉄道を利用する人が爆発的に増えて
求められる輸送量も飛躍的に上昇すると、処理が早い改札システムが必要になってきました。
そこで登場するのが、新たなタイプの自動改札機です。