border 三井倉庫グループ presents 未来につなぐ物語 オンエア時間 三井倉庫グループ presents 未来につなぐ物語 オンエア時間 border

雲 雲 雲 木 人々 街並み
雲 雲 雲 木 人々 街並み

REPORT

第107回 11月2日「炊飯器」前編
2025.11.02
諸説ありますが、炊飯器の“元祖”、
日本初の電気釜の発売は1923年(大正12年)。

この年には関東大震災がありましたが、
大正デモクラシーを背景に大衆文化が花開いた時期でした。
コロッケをはじめとする洋風料理が普及しはじめて1924年に初めてサラダ油が発売。
東京では被災した都電に変わり、市営バスが登場。
野球場、劇場、映画館、美術館が続々オープンしました。

ただ、初期の電気釜は、あくまで火のかわりに電気を熱源にしたもの。
焦げないよう、水分過多にならないよう、米の状態を見ている必要があり、
船や軍隊では使われましたが、家庭には普及していません。

歴史を振り返ると、大陸から伝わった米は、
当初は煮て、その後は蒸して食べられていたようです。
その後は長らく、竈門で鉄の羽釜を使って炊くようになりました。
初めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣いてもふた取るな 
という言葉がありますが、
まずは弱火で米に水分を吸収させ、次に強火で沸騰させ、
バランスよく蒸し煮して、仕上げに余熱で蒸らすと 
ツヤツヤでもちっとした美味しいご飯の出来上がり ♡

ただ、この炊飯は、なかなか手間と時間がかかる作業でした。
竈門で炭火を調節する必要があり、朝食は家族より早く起きてやらなければいけません。

そんな主婦の苦労を解放したのが、自動式電気炊飯器の発売。
スイッチを入れれば、炊飯器がご飯を炊いてくれるという世界初の開発は、
今風に言えば「神」。高度経済成長期に「三種の神器」と肩を並べる
生活必需品になっていきます。
X Facebook Line

MESSAGE

番組の感想やパーソナリティへの
メッセージを募集中!
たくさんのメッセージ、
お待ちしております!

メッセージを送る 矢印 矢印
3分で分かる三井倉庫グループ
三井倉庫グループ 公式Youtubeチャンネル
Share!
X Facebook Line