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REPORT

第120回 2月1日「ガラス」前編
2026.02.01
私たちの生活のさまざまなところにあるガラス。
何から、どうやって作られるか? ご存知でしょうか。

主原料は石英に含まれる砂、珪砂。
これにソーダ灰と石灰石を加え、約1500℃で溶かし、冷やして固まったのがガラス。
ソーダ灰=炭酸ナトリウムは、珪砂が熱で溶ける温度を下げるため
石灰石=炭酸カルシウムは、水に溶けないガラスにするための成分です。

人類がいつからガラスを作り始めたのか定かではありませんが
場所はメソポタミア文明の周辺地域だったと考えられています。
発見されている中で最も古いとされるものは4500年前のガラス玉。
当初のガラスは主に装飾品でした。

古代ローマの学者 大プリニウスが書いた『博物誌』には、
“フェニキアの貿易商人が、食事の準備のため、積み荷のソーダ灰の塊で竈門をつくり
焚き火をしたところ、砂と混ざってガラスができた“という内容の記載が見られ
これをガラスの起源とする説もあります。

ガラスはやがて、器としても利用されるようになりました。
製造には高い技術が必要なため貴重で高価だったようですが、
ローマ時代の紀元前1世紀頃に「吹きガラス」の技法が発明されたのです。
この技術革新により、ガラスの器は簡単に作れるようになって、日用品として普及。
ローマ帝国の透明なガラスは「ローマングラス」と呼ばれ、
ガラス製造は現在のヨーロッパにも広まりました。

以前、日本にガラスが伝来した時期とされていたのは弥生時代でした。
しかし、その後に青森県にある縄文時代晩期の亀ヶ岡遺跡からガラス玉が見つかったことで
今では縄文時代には伝わっていたとする説が有力となっています。
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