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REPORT

第122回 2月15日「炭酸飲料」前編
2026.02.15
一般に言う炭酸飲料は炭酸ガス、つまり二酸化炭素を混ぜた飲み物のこと。
日本の飲食料品の国家規格では「飲用適の水に炭酸ガスを圧入したもの及びこれに甘味料、
酸味料、フレーバーリングなどを加えたもの」とされています。

古くから、人類は炭酸水を飲んでいました。
自然の中に炭酸ガスを含む湧水があったからです。

始まりはローマ時代。発見した炭酸泉の温泉の温度が低いので、
入浴するのではなく、飲料としたという説もありますが、
日本書紀にも炭酸水と考えられる湧き水「醴泉」を飲んだと記されています。
それは世界的なことだったのでしょう。

そして、東西ともに炭酸水は健康に良いとされ、病人も口にしました。
日本書紀の記載も「醴泉を飲んだ多くの人の病が治った」というものです。

その炭酸水を人工的に作る方法が考案されたのは18世紀後半のイギリス。
多くの新しい気体を研究した牧師で化学者のジョセフ・プリーストリーさんが
自宅隣のビール醸造所で発酵するガスに興味を持ち、
効率よく炭酸ガスと水を混ぜる事に成功しました。
人工炭酸飲料はここに始まり、プリーストリーさんは「ソフトドリンク産業の父」とされています。
同時に、この方は酸素の発見者でもあります。

ほどなく炭酸水の工業生産がスタートし、ヨーロッパやアメリカに普及しました。
この頃の炭酸水、どこで売られていたかというと・・・薬局。
当時は「薬」とされていたのです。

その後、甘い炭酸飲料が登場し、世界に広まることになりますが、
きっかけとなったコーラをつくったのも薬剤師でした。
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