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先日取り上げた武田百合子の「富士日記」には、ビールばかり飲んで奥さんに怒られる“おちゃめなおじさん”として登場していた大岡昇平。彼が男として惚れ込んだ陸軍中将・岡田資の生き様を描いたこの「ながい旅」は、とても真面目な、深い内容なのですが、大岡昇平のコミカルな人柄も垣間見られるノンフィクションです。例えば、岡田中将の遺書の解釈で、大岡昇平が断言する『中将はモテた!』などという部分は、まさにその一端。このユーモアが、この作品の後味を清々しいものにしている一因なのではないでしょうか。(アシスタント:藤丸由華)

2008年2月24日
佐野洋子
『100万回生きたねこ』


2008年2月17日
武田百合子
『富士日記』


2008年2月10日
ロアルド・ダール
『チョコレート工場の秘密』


2008年2月3日
清少納言
『枕草子』


アーカイブ

愛するものへ / 加古隆
「ながい旅」を原作とする小泉尭史監督の映画『明日への遺言』オリジナルサウンドトラックより。

ベートベン;ピアノソナタ「月光」 / ピアノ:フリードリッヒ・グルダ
映画の中で、岡田中将が最後に刑場に向かうシーンで月が印象的でしたので。

ねがい / 森山良子
映画「明日への遺言」の主題歌。森山良子さん初の映画のための書き下ろしで、主人公を見守った奥さんの目から詩を書いたそうです。

 
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