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古典の授業では著者名と冒頭の一文、そして「男性なのに女性が使う“かな”で書いた日記文学」ということを覚えた『土佐日記』。学生の頃はそれ以上興味を持ちませんでしたが、よくよく考えてみれば「女性のふりをしてblogで旅日記を公開」するようなもの。小川さんも力説していらっしゃいましたが、がんばって女性を装っても端々に“おやじギャグ”が出てしまっていたり、設定といい内容といいかなり滑稽な作品でした。また平安時代らしく和歌も沢山出てきますが、気の利いた和歌を作らないと周りに無視されたり、子供の頃から創作能力を試されたりと、「和歌ありき」の生活はかなり過酷そう。つくづく、平成の世に生きられて良かったです。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2013年12月29日
2013年を振り返って
『若き日の哀しみ』

2013年12月22日
ベバリイ・クリアリー
『がんばれヘンリーくん』

2013年12月15日
三島由紀夫
『潮騒』

2013年12月8日
山崎豊子
『花のれん』

アーカイブ
ティアーズ・イン・ヘブン/エリック・クラプトン
土佐日記の作者は亡くなった娘のことをいつも思い悲しんでいます。エリック・クラプトンも最愛の息子を失いこの曲を作りました。
ルナ/瀬木貴将
船旅では月や海の歌がたくさん生まれます。「照る月の流るる見れば天の川、出づる水門は海にざりけり」「都にて山の端に見し 月なれど 波より出でて波にこそ入れ」
フラワーズ/山崎まさよし
送別会や贈り物交換、喜んだり、迷惑顔だったり人間模様も面白い平安時代の旅日記。新しい旅立ちは、ちょっぴりさびしいといいながらも明るめな曲を新年に選びました。
 
今まで紹介した作品
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