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小学校6年生の頃ハマって読みまくっていた赤川次郎作品。学校でも読んでいたら「殺人や大人の恋愛が出てきますから、あまり読ませないほうが…」と先生から親に連絡がいき、当時大変素直だった私は「そんな悪い本なの?!」と怖くなって読むことを封印。今回実に35年ぶりに手にとったのでした。しかし17歳のアンバランスな乙女心を、30代男性の赤川次郎さんがどうしてあんなに的確にみずみずしく描くことができたのでしょう。小川さんもその点に驚嘆し、また罪を犯してしまった瞳のその後を心配して、「罪を償ったあとこの経験を生かして、情熱あふれる炎の芸術家にでもなっていてほしい!」とおっしゃっていました。私はろくでなし梶川(たぶんしぶとく生きている)の転落人生を見届けたかったです。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2020年02月23日
アネット・チゾン『おばけのバーバパパ』
2020年02月16日
山本周五郎『赤ひげ診療譚』
2020年02月09日
林芙美子『放浪記』第二週
2020年02月02日
林芙美子『放浪記』第一週

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早春物語/原田知世
この小説を原作にした1985年の映画『早春物語』の主題歌です。主演の原田知世さんの歌。改めていいですね。映画の相手役は、林隆三さん。設定も少し違います。
モーツァルト作曲 ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調/堀米ゆずこ(ヴァイオリン)、カメラータ・ザルツブルグ室内管弦楽団
赤川さんはクラシック音楽ファン。ヴァイオリニストの堀米ゆず子さんが学生オーケストラのメンバーだったときの演奏会で涙したことがあるそうです。「早春物語」も、モーツァルトが似合うような軽やかな展開でした。
THE NAME OF THE GAME/ABBA
「最初は、恋のゲームを楽しんでいるつもりの瞳でしたが、やがて引き返せない落とし穴に落ちていきます」と小川さん。
 
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