高校生の頃大好きだった山田詠美さんの作品。高校時代は遥か遠くになってしまいましたが、近くにいそうなんだけれど絶対にいない、でもいたら友達になりたくなるような秀美くんに40代ながらやはり憧れてしまいました。う〜ん、これが山田さんの言う、私の「けっして進歩しないところ」なのでしょうか。秀美くん以外も魅力的な登場人物だらけでしたが、小川さんも見過ごせなかったパーフェクト美少女の山野舞子さんは特に◎。秀美に告白した瞬間にひどい言葉でフラれて…からのキレっぷりは、文学史に残る名場面。遠山の金さんの桜吹雪、水戸黄門の葵の御紋もびっくり、秀美くんも「まいりました」しか言葉がなかったでしょうね。ただかわいいだけじゃない気骨のある美女。アイドルなど目指したら絶対成功しそうです。
（アシスタント:藤丸由華／藤丸のブログはこちら!）
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