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呼ばれていったらお化け屋敷のような家、幽霊みたいな兄妹登場、妹いつのまにか死亡、納棺を手伝わされる、夜中になんか変な音聞こえる、妹ゾンビになって再登場、生き埋めにした兄に襲いかかる、ぎゃーっとなって逃げ出す、屋敷ごと沼に沈む…と、展開を簡潔に述べるとドタバタホラーコメディにしか思えない話なのですが、小川さんの「マデラインは実は最初から死んでいたのかも…」という言葉を聞いてやはりゾッとしました。しかしゴシックという建築様式から文学が生まれるなんて興味深いですよね。小川さんもしばしば建築の写真集や美しい廃墟の写真をみて作品のインスピレーションを得るのだとか。ポーと小川洋子の意外な共通点を発見!
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2020年09月27日
いわむらかずお『14ひきのひっこし』
2020年09月20日
横溝正史『八つ墓村』
2020年09月13日
山田詠美『ぼくは勉強ができない』
2020年09月06日
干刈あがた『ウホッホ探険隊』

アーカイブ
パヴァ―ナ/つのだたかし(リュート)
「彼の心は張り詰めたリュートのようだ」というド・ベランジェの詩が物語が始まる前に掲載されています。パヴァーヌ(ナ)は、16世紀のヨーロッパで流行した舞踏音楽です。
『アッシャー家の崩壊』より第一場、マデライン嬢/
リン・リン・ファン(ソプラノ)、ゲッティンゲン交響楽団、マティアス・ミューラー(指揮) ドビュッシー作曲

小説中に出てくるロデリックの詩「魔の宮殿」をもとにした曲。妹のマデライン嬢(姫)がオペラの最初のシーンでうたいます。このオペラを、ドビュッシーは病と闘いながら完成を目指しました。
エドガー・アラン・ポー/ルー・リード
ルー・リードは、エドガー・アラン・ポーを主題にした舞台作品を作っています。アルバム『レイヴン(大鴉)』から。♪エドガー・アラン・ポーの物語、近所の男の子の話とはちょっと違う。彼は恐怖の物語を語り、君の心を惑わす。アッシャーについて語る、心で家を焼いた人、かわいい妹への愛について♪
 
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