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シンプルで地味なタイトル、というのが私の第一印象でしたが、「隣=近い」「嫁=手の届かない存在」というのを端的に表している実に秀逸な題名なんですね。純粋でけなげなふたりの恋は結局悲しい結末に・・・とブルーな気持ちで読み終えましたが、いや待てよ、よく考えたらふたりともフリーになったわけで、結末近くに結ばれそうな「匂わせ」も書いてあるではないの!と突然気付き大はしゃぎしてしまいました。「しかし、不倫の恋で、噂に翻弄される田舎が舞台で、連れて逃げて欲しくて・・・と(先週読んだ)『地獄のオルフェウス』と非常に似ているのに、この爽やかさの差はなんなのでしょう」と小川さん。言われてみれば確かに似ていて、全く違う!
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2021年07月18日
テネシー・ウィリアムズ『地獄のオルフェウス』
2021年07月11日
清少納言『枕草子』
2021年07月04日
サン=テグジュペリ『星の王子さま』
2021年06月27日
『金子光晴』

アーカイブ
田舎の生活/スピッツ
農家の生活の大変さと同時に、楽しみや、自然の中で生きる喜びもたくさん書かれていました。
マザーズ・ラヴ/ウィリアム・ブラザーズ
「隣の嫁」の中で印象的な登場人物、お母さんにちなんで選びました。母はいつも優しく、また省作も母を敬い、悲しませたくないと思っています。この小説の女性たちはしっかり者で生き生きとしています。
 
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