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小説と同じように一気に読めてしまった魅力的な戯曲。だからこそ「やっぱり舞台で見てみたい!」と思わされます。ところで物語のキーマンであるヴァル、全く悪意はないものの、ことごとく間が悪い! もしこのタイミングでレイディの前に現れなければ、彼女は近いうちに未亡人になって苦しみから開放され、お店もまぁまぁ上手く回るようになり、いつか素敵な男性と再婚できたかもしれない。もっといえばもう少し後にヴァルが現れていれば、未亡人のレイディとなんの障害もなく恋愛できて結ばれていたかも・・・ってそれじゃぁ話にならないんですけどね。しかし三浦春馬さんの演じるヴァル、見てみたかったなぁ。本当に大きな才能を失いました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2021年07月11日
清少納言『枕草子』
2021年07月04日
サン=テグジュペリ『星の王子さま』
2021年06月27日
『金子光晴』
2021年06月20日
トーベ・ヤンソン『ムーミン谷の夏まつり』

アーカイブ
スゥイティー・パイ/ファッツ・ウォーラー
ヴァルのギターにサインがあるミュージシャン。舞台がレイディの菓子店なのでこの曲をえらびました。
天国の草(ブルーマウンテンバラッド集より)/クリス・バーグソン・バンド
ヴァルのテーマといえる、この戯曲の中に何度も出てくる曲。「はたして、レイディとヴァルはいっしょに天国の草を踏むことができたのでしょうか?」と小川さん。
 
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