#KTCHAN 高3でHIPHOP界の重鎮と対決!?「床が揺れる感覚がありました」
2025.08.22
こっちのけんとがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「G-SHOCK presents THE MOMENT」(毎週金曜17:00~17:25)。さまざまなゲストをお迎えし、生まれてからこれまでの時間のなかで、人の心に刻まれている「人生が変わった瞬間(THE MOMENT)」を探ります。
8月15日(金)と22日(金)の放送では、ラッパー/アーティストの#KTCHAN(ケイティーちゃん)がゲストに登場。ここでは、22日の放送の模様をお届けします。HIPHOP界のレジェンドとのバトルを振り返り、新曲「our emotions」に込めた思いなどについて語ってくれました。

2004年生まれ、神奈川県横浜市出身の#KTCHAN。2022年、「高校生RAP選手権」でフリースタイルRAPデビュー。一気に注目を集め、2023年には「Yahoo!検索大賞2023」ネクストブレイク部門に選出。2024年には「戦極MCBATTLE」女性初のBEST4進出。自身初のワンマンライブを20歳の誕生日に開催。2025年1月には、シングル「距離ガール」でメジャーデビュー。4月には初の東名阪ツアー「#KTCHAN LIVEHOUSE TOUR ”ワンチャン”」を完遂。現在注目の次世代アーティストです。
◆名前が変わっていった経緯を説明
こっちのけんと:#KTCHANは初期から名前がだいぶ変化してますよね?
#KTCHAN:そうですね。地味に変わり続けています(笑)。
こっちのけんと:最初は「KT」、そのあとにハッシュタグがついて「#KTちゃん」で、最終的に全部ローマ字で「#KTCHAN」になったんですよね。これはどういう変化だったんですか?
#KTCHAN:もともと下の名前が「KT」みたいな感じだったんです。名前をどうしようかって考えたときに、ラッパーだしアーティストとしての名前でKTにしようと思ったんですね。だけど、戦っていくなかで「TKda黒ぶち(ティーケーダ・クロブチ)」さんというラッパーの方がいて、名前が紛らわしいじゃないですか。
こっちのけんと:たしかに!
#KTCHAN:で、一度MCBATTLEで戦ったことがあったんですけど、そのときに「負けたほうが名前を変えませんか?」と自分から言ったんですよ。
こっちのけんと:え~(笑)!
#KTCHAN:そうしたら負けちゃって(笑)。それでじゃあ、名前変えるかってなって、ハッシュタグをつけて、ひらがなの「ちゃん」を足して「#KTちゃん」になったんです。そこからメジャーデビューのタイミングで、今のアルファベット表記「#KTCHAN」にしました。
こっちのけんと:よりアーティストとして戦っていくぞ、みたいな決意が名前の変化に込められてるんですね。
#KTCHAN:そうですね。
こっちのけんと:すごいですね。僕も自分に変な名前をつけちゃったなって、ほぼ毎日思うんですよ。
#KTCHAN:来年とか「どっちのけんと」とかになったりしないですか(笑)?
こっちのけんと:全然ありえる気がします(笑)。
◆レジェンドとのバトルで変化したことは?
こっちのけんと:この時間はゲストの方の人生が変わった瞬間、モーメントを探っていく番組です。#KTCHANの3つ目のモーメントは?
#KTCHAN:「2023年 レジェンドとの対決」です!
こっちのけんと:レジェンドというのは?
#KTCHAN:HIPHOP界の重鎮である、漢 a.k.a. GAMI(カンエーケーエーガミ)さんです! 高校3年の卒業間近の時期に、東京・両国国技館でのバトルでした。ステージに立ったとき、歓声の規模が今までの1,000人、3,000人規模から倍以上になって、床が揺れる感覚がありました。
こっちのけんと:そういう大きなステージ特有のものってありますよね。しかも、油断してるときに名前を呼ばれると「俺はなんてとこに来たんだ」って、しびれます。ラップバトルって特に、自分が指差した瞬間に地面が揺れるじゃないですか。気持ちよさは半端ないんだろうなって思いますね。
#KTCHAN:1万人に対してのエネルギーを1人で返すんだって感じますよね。そのときは、自分は今MCバトルでここに立ってるけど、アーティストとして表現したいことを、ここでできたら本当に素敵だし幸せだなって思ったんです。だから次は、アーティストとしてこのステージに立って、過去を超えてやるんだっていうのが今の目標ですね。
こっちのけんと:次は自分の作品でファンを集めて、もう一度あの場所に立つのが夢なんだ。うわあ、泣きそう(笑)。ところで漢さんとは今では仲がいいとお聞きしたんですけど、本当ですか?
#KTCHAN:はい。本当にかわいくて(笑)! 神戸のサーキットイベントで、私のライブの最中に客席のうしろから、のしのしって現れてびっくりしました。その日の夜に一緒にご飯に行って、隣に座ったんですけど、お肌がチュルチュルで。思わず「チュルチュルですね」って言ったら、ニヤニヤ嬉しそうにしていました(笑)。
こっちのけんと:かわいいなあ(笑)。いいコミュニケーションしていますね。でも、当時は怖かったですよね?
#KTCHAN:最初の挨拶から「仲良くなりたい」って思っていたんですよね。あと、ステージに立ったら言葉以上の何かでつながれるんですよ。自分の本気度と相手の本気度が全部むき出しになっている状態なので、喧嘩するほど仲がいい、みたいな感覚ですね。
こっちのけんと:なるほど。今となっては料理番組に出ている姿とかを見ると、かわいらしさはわかるんです。だけどもし、自分が高校生でバトルに出て、漢さんが出てきたら泣いちゃう気がします(笑)。それに立ち向かって楽しまれているのはすごいと思います。実際にバトルをしてみて、思いの変化はありましたか?
#KTCHAN:今まで見たなかで一番大きな景色だったので、そこからどのステージに立っても「自分は両国に立ったんだ」って気持ちでパフォーマンスできるようになりました。
こっちのけんと:責任感というか、プライドのハードルが1つ上がった感じですね。
◆すべての感情が“自分らしさ”を構築する
こっちのけんと:続いて、人生4つ目のモーメントは?
#KTCHAN:「2025年8月6日に新曲『our emotions』をリリース」です!
こっちのけんと:どんな曲になっていますか?
#KTCHAN:私たちって日常生活のなかでいい感情もあれば、ちょっと嫌な感情になるときもあるじゃないですか。でも、全部の感情って人間だからこそ味わえるものだと思っていて。だから「すべての感情を感じ尽くして強く生きていこうぜ」というメッセージを込めて作りました。
こっちのけんと:(実際に曲を聴いて)かっけぇ! まず、歌がめちゃくちゃうまいことにびっくりしています!
#KTCHAN:とんでもないです!
こっちのけんと:トラックのAメロの左右から流れるフルートみたいな音や、途中の夢のなかでしか鳴らないようなシンセの「パーン」って音に自然と目をつぶっちゃって。歌詞を想像しながら聴けるのがすごくよかったです。そして、「emotions」と複数形になっているのもこだわりが?
#KTCHAN:はい。嬉しいとか楽しいだけじゃなくて、怒ったり憎んだり投げ出したくなったり、全部の感情をひっくるめて「私」なんだよねって思っていて。今日の私はめちゃくちゃアゲだけど、次の日はサゲみたいなことってありますよね?
こっちのけんと:めちゃくちゃあります(笑)。
#KTCHAN:そんな自分に驚かされるというか、私って誰なんだろうって思っちゃうときがあるんですよ。どんな感情も私だよねって思いたくて作りました。
こっちのけんと:あと、「my」じゃなく「our」なのもいいんですよね。俺らを包んでくれる。
#KTCHAN:1人じゃないよ!
こっちのけんと:聴いてくれる人のために、一対一以上の方に曲を届けているのが本当に最高です。僕もいい音楽を作ろうって思いました。
#KTCHAN:ちなみに、HIPHOPはやらないんですか?
こっちのけんと:尊敬しすぎて近づきたくないんです(笑)。
#KTCHAN:え~! なんで!?
こっちのけんと:すごく尊敬したいからこそ初心者でいたいというか。自分はビーチで見てるタイプで、みんなが気持ちよく泳いでいる海には入らない(笑)。
#KTCHAN:へぇ~! “そっちのけんと”なんですね(笑)。
こっちのけんと:そうなんですよ(笑)。そんなことを考えずに立ち向かっていける#KTCHANやHIPHOPのみなさんが眩しくて仕方ないです。
<番組概要>
番組名:G-SHOCK presents THE MOMENT
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
パーソナリティ:こっちのけんと
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moment/
番組公式X:@TFM_THEMOMENT
8月15日(金)と22日(金)の放送では、ラッパー/アーティストの#KTCHAN(ケイティーちゃん)がゲストに登場。ここでは、22日の放送の模様をお届けします。HIPHOP界のレジェンドとのバトルを振り返り、新曲「our emotions」に込めた思いなどについて語ってくれました。

こっちのけんと、#KTCHAN
2004年生まれ、神奈川県横浜市出身の#KTCHAN。2022年、「高校生RAP選手権」でフリースタイルRAPデビュー。一気に注目を集め、2023年には「Yahoo!検索大賞2023」ネクストブレイク部門に選出。2024年には「戦極MCBATTLE」女性初のBEST4進出。自身初のワンマンライブを20歳の誕生日に開催。2025年1月には、シングル「距離ガール」でメジャーデビュー。4月には初の東名阪ツアー「#KTCHAN LIVEHOUSE TOUR ”ワンチャン”」を完遂。現在注目の次世代アーティストです。
◆名前が変わっていった経緯を説明
こっちのけんと:#KTCHANは初期から名前がだいぶ変化してますよね?
#KTCHAN:そうですね。地味に変わり続けています(笑)。
こっちのけんと:最初は「KT」、そのあとにハッシュタグがついて「#KTちゃん」で、最終的に全部ローマ字で「#KTCHAN」になったんですよね。これはどういう変化だったんですか?
#KTCHAN:もともと下の名前が「KT」みたいな感じだったんです。名前をどうしようかって考えたときに、ラッパーだしアーティストとしての名前でKTにしようと思ったんですね。だけど、戦っていくなかで「TKda黒ぶち(ティーケーダ・クロブチ)」さんというラッパーの方がいて、名前が紛らわしいじゃないですか。
こっちのけんと:たしかに!
#KTCHAN:で、一度MCBATTLEで戦ったことがあったんですけど、そのときに「負けたほうが名前を変えませんか?」と自分から言ったんですよ。
こっちのけんと:え~(笑)!
#KTCHAN:そうしたら負けちゃって(笑)。それでじゃあ、名前変えるかってなって、ハッシュタグをつけて、ひらがなの「ちゃん」を足して「#KTちゃん」になったんです。そこからメジャーデビューのタイミングで、今のアルファベット表記「#KTCHAN」にしました。
こっちのけんと:よりアーティストとして戦っていくぞ、みたいな決意が名前の変化に込められてるんですね。
#KTCHAN:そうですね。
こっちのけんと:すごいですね。僕も自分に変な名前をつけちゃったなって、ほぼ毎日思うんですよ。
#KTCHAN:来年とか「どっちのけんと」とかになったりしないですか(笑)?
こっちのけんと:全然ありえる気がします(笑)。
◆レジェンドとのバトルで変化したことは?
こっちのけんと:この時間はゲストの方の人生が変わった瞬間、モーメントを探っていく番組です。#KTCHANの3つ目のモーメントは?
#KTCHAN:「2023年 レジェンドとの対決」です!
こっちのけんと:レジェンドというのは?
#KTCHAN:HIPHOP界の重鎮である、漢 a.k.a. GAMI(カンエーケーエーガミ)さんです! 高校3年の卒業間近の時期に、東京・両国国技館でのバトルでした。ステージに立ったとき、歓声の規模が今までの1,000人、3,000人規模から倍以上になって、床が揺れる感覚がありました。
こっちのけんと:そういう大きなステージ特有のものってありますよね。しかも、油断してるときに名前を呼ばれると「俺はなんてとこに来たんだ」って、しびれます。ラップバトルって特に、自分が指差した瞬間に地面が揺れるじゃないですか。気持ちよさは半端ないんだろうなって思いますね。
#KTCHAN:1万人に対してのエネルギーを1人で返すんだって感じますよね。そのときは、自分は今MCバトルでここに立ってるけど、アーティストとして表現したいことを、ここでできたら本当に素敵だし幸せだなって思ったんです。だから次は、アーティストとしてこのステージに立って、過去を超えてやるんだっていうのが今の目標ですね。
こっちのけんと:次は自分の作品でファンを集めて、もう一度あの場所に立つのが夢なんだ。うわあ、泣きそう(笑)。ところで漢さんとは今では仲がいいとお聞きしたんですけど、本当ですか?
#KTCHAN:はい。本当にかわいくて(笑)! 神戸のサーキットイベントで、私のライブの最中に客席のうしろから、のしのしって現れてびっくりしました。その日の夜に一緒にご飯に行って、隣に座ったんですけど、お肌がチュルチュルで。思わず「チュルチュルですね」って言ったら、ニヤニヤ嬉しそうにしていました(笑)。
こっちのけんと:かわいいなあ(笑)。いいコミュニケーションしていますね。でも、当時は怖かったですよね?
#KTCHAN:最初の挨拶から「仲良くなりたい」って思っていたんですよね。あと、ステージに立ったら言葉以上の何かでつながれるんですよ。自分の本気度と相手の本気度が全部むき出しになっている状態なので、喧嘩するほど仲がいい、みたいな感覚ですね。
こっちのけんと:なるほど。今となっては料理番組に出ている姿とかを見ると、かわいらしさはわかるんです。だけどもし、自分が高校生でバトルに出て、漢さんが出てきたら泣いちゃう気がします(笑)。それに立ち向かって楽しまれているのはすごいと思います。実際にバトルをしてみて、思いの変化はありましたか?
#KTCHAN:今まで見たなかで一番大きな景色だったので、そこからどのステージに立っても「自分は両国に立ったんだ」って気持ちでパフォーマンスできるようになりました。
こっちのけんと:責任感というか、プライドのハードルが1つ上がった感じですね。
◆すべての感情が“自分らしさ”を構築する
こっちのけんと:続いて、人生4つ目のモーメントは?
#KTCHAN:「2025年8月6日に新曲『our emotions』をリリース」です!
こっちのけんと:どんな曲になっていますか?
#KTCHAN:私たちって日常生活のなかでいい感情もあれば、ちょっと嫌な感情になるときもあるじゃないですか。でも、全部の感情って人間だからこそ味わえるものだと思っていて。だから「すべての感情を感じ尽くして強く生きていこうぜ」というメッセージを込めて作りました。
こっちのけんと:(実際に曲を聴いて)かっけぇ! まず、歌がめちゃくちゃうまいことにびっくりしています!
#KTCHAN:とんでもないです!
こっちのけんと:トラックのAメロの左右から流れるフルートみたいな音や、途中の夢のなかでしか鳴らないようなシンセの「パーン」って音に自然と目をつぶっちゃって。歌詞を想像しながら聴けるのがすごくよかったです。そして、「emotions」と複数形になっているのもこだわりが?
#KTCHAN:はい。嬉しいとか楽しいだけじゃなくて、怒ったり憎んだり投げ出したくなったり、全部の感情をひっくるめて「私」なんだよねって思っていて。今日の私はめちゃくちゃアゲだけど、次の日はサゲみたいなことってありますよね?
こっちのけんと:めちゃくちゃあります(笑)。
#KTCHAN:そんな自分に驚かされるというか、私って誰なんだろうって思っちゃうときがあるんですよ。どんな感情も私だよねって思いたくて作りました。
こっちのけんと:あと、「my」じゃなく「our」なのもいいんですよね。俺らを包んでくれる。
#KTCHAN:1人じゃないよ!
こっちのけんと:聴いてくれる人のために、一対一以上の方に曲を届けているのが本当に最高です。僕もいい音楽を作ろうって思いました。
#KTCHAN:ちなみに、HIPHOPはやらないんですか?
こっちのけんと:尊敬しすぎて近づきたくないんです(笑)。
#KTCHAN:え~! なんで!?
こっちのけんと:すごく尊敬したいからこそ初心者でいたいというか。自分はビーチで見てるタイプで、みんなが気持ちよく泳いでいる海には入らない(笑)。
#KTCHAN:へぇ~! “そっちのけんと”なんですね(笑)。
こっちのけんと:そうなんですよ(笑)。そんなことを考えずに立ち向かっていける#KTCHANやHIPHOPのみなさんが眩しくて仕方ないです。
<番組概要>
番組名:G-SHOCK presents THE MOMENT
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
パーソナリティ:こっちのけんと
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moment/
番組公式X:@TFM_THEMOMENT
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