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「ビギナーズラックかもしれないんですけど、一発目でバズりました」ギタリスト・ソエジマトシキ 人生が大きく変わった転機を振り返る

2025.06.27
アーティストの「こっちのけんと」がパーソナリティをつとめるTOKYO FM のラジオ番組「G-SHOCK presents THE MOMENT」(毎週金曜17:00~17:25)。さまざまなゲストをお迎えし、生まれてからこれまでの時間のなかで、人の心に刻まれている「人生が変わった瞬間」=“MOMENT(モーメント) ”を探ります。

6月20日(金)、27日(金)の放送では、ギタリスト・ソエジマトシキさんがゲストに登場。ここでは、27日の放送の模様をお届けします。世界中から反響があったYouTubeのセッション動画などについて語ってくれました。

ソエジマトシキさん、こっちのけんと



佐賀県出身のソエジマさん。2021年からアーティストとしての活動を本格的にスタート。“ネオ・ソウル・ギタリスト"として活動を続けるなか、ソングライティングとギターの演奏が印象的なインストサウンドを中心に作品を発表。登録者数30万を超えるYouTubeでギター教則動画を発信しながら、国内最大級のオンラインギタースクール「Soul Guitar Lab」を主宰するなど、演奏スキルを惜しみなくギター愛好家に伝えています。

そんなソエジマトシキさんですが今年4月、世界的ギタリストのエリック・クラプトンが来日公演で日本を訪れたときに「今、日本人で注目しているギタリスト」としてソエジマさんの名前を挙げ、一躍話題になりました。

◆YouTube動画がギター教室の集客につながった

こっちのけんと:先週の放送を終えて、どうでしたか?

ソエジマ:赤裸々に話しました(笑)。

こっちのけんと:努力していた時代の話だとか、奥さんのお話もされていましたね。いろいろ話してくださってありがとうございます!

ソエジマ:(ネットゲームの)「メイプルストーリー」の話もしましたね(笑)。

こっちのけんと:たしかに(笑)! 今回は引き続き、ソエジマさんの人生が変わった瞬間、モーメントを伺います。ソエジマさんのその後の人生、3つ目のモーメントは?

ソエジマ:「2018年頃 YouTubeを始めた」です! 始めたのは2018年末頃ですね。

こっちのけんと:何かきっかけがあったんですか?

ソエジマ:当時、東京・池袋でギター教室をやっていたんです。そこへの集客の一環として、YouTubeでギターレッスンの動画を配信し始めました。

こっちのけんと:なるほど、PRとして始めたんですね。

ソエジマ:そうなんです。それ以前はブログを書いたり、他の手段で情報発信していたんですが、最終的にYouTubeにたどり着いたのが2018年でした。

こっちのけんと:ちなみに1本目の動画って、どんな内容だったんですか?

ソエジマ:たしか「セッション中にアドリブで詰まってしまう人は、こういうことを意識するといいよ」というような内容だったと思います。中級者向けのアドバイスですね。

こっちのけんと:すごいなあ。ごまかすって言葉は違うけど、うまく持っていく方法って大切ですよね。僕もたしかギターを始めたとき、YouTubeの動画を観ながら練習していましたね。やっぱり集客につながりましたか?

ソエジマ:最初は全然再生回数が伸びなかったんですけど、集客にはなっていたんですよね。

こっちのけんと:動画がある意味名刺代わりになりますもんね。

ソエジマ:そうなんですよ。池袋でセッションバーを間借りしてやっていたギター教室は、おかげさまで盛況になりました。

こっちのけんと:僕もYouTubeをやっているんですけど、YouTubeでよく見ている人だと「初めまして」って感じがしなくて、話しやすい部分がありますよね。
ちなみに、僕のイメージなんですけど、人に教えることで自分の理解も深まるっていう感覚があるんですね。僕、受験勉強のときはベランダの窓ガラスに映った自分に教える感じで勉強をしていました。

ソエジマ:すごい!

こっちのけんと:ソエジマは人に教えていたら、ご自身のギター技術もけっこう変わっていきましたか?

ソエジマ:めっちゃありますし、自分が一番やっている練習法がある種それだと思います。今もレッスンをやっているんですけど、生徒さんの演奏を見て、「なんでここでつまずくんだろう」と考えます。そのうえで、「こういうアドバイスはどうかな」と試していますね。

こっちのけんと:難しそうだなあ。それこそ勉強だったら模範解答があるけど、ギターや音楽は正解がないぶん、教えるのも難しそうですね。

ソエジマ:そうですね。音楽なので、最終的には本人が自分でやっていくしかないんですよね。ただ、たとえば「Fコードが押さえられない」といった技術的な課題には明確な原因があるので(指導できる)。

こっちのけんと:僕も習おうかな(笑)。でも、何から習えばいいんだろう。

ソエジマ:まずは基礎的なところ、フォームを教えることが大半ですね。中級者だろうが上級者だろうが、最終的にはフォームを教えています。ギターの抱え方、どうやってホールドするかがすべてにつながるんですよね。

こっちのけんと:たしかに。僕、バドミントン部だったんですけど、最初にフォームばっかり練習してました。でもギターって、あまりそこを気にしていなかったかもしれないです。

ソエジマ:そうなんですよ。意外と見落とされがちなんですが、大切です。

こっちのけんと:たしかに歌っているときのフォームもあるなあ。そこから教えてもらえるのはめっちゃ嬉しいですね!

◆セッション動画が世界中で大反響!

こっちのけんと:続けて、ソエジマさんのその後の人生、4つ目のモーメントは?

ソエジマ:「2022年頃 YouTubeにあげたライブ動画が世界中でバズった」です!

こっちのけんと:改めて動画の説明をいただけますか?

ソエジマ:セッションをずっとやっていた頃にずっと弾いていた「Feel Like Makin' Love」(マリーナ・ショウの楽曲)のカバー動画でして、当時からセッションしている仲間と収録したライブ映像ですね。その動画を世界中の方に観ていただけました。


こっちのけんと:500万以上の再生回数なんですね、すごい! 反響はいかがでしたか?

ソエジマ:海外からのコメントがすごくあるんですけども、インストだからこそ言葉の壁を越えられたのかなと思っています。

こっちのけんと:たしかに!

ソエジマ:このとき僕は静岡に移住していまして、コロナ禍の少し前からYouTubeをやっていたので、けっこう前からオンライン化していたんですよね。世界のいろんなアーティストを見ていくなかで、FKJがいたんですけども、それにけっこう憧れていて。「僕もこういうことがやってみたい!」と思って、奥さんの実家がある静岡に移りました。そこでライブ動画をあげてみようということで(発信しました)。ビギナーズラックかもしれないんですけど、一発目でバズりました。

こっちのけんと:そうなんですか!? 環境から繰り出されるパンチもあったんですね。

ソエジマ:ライブ動画を撮ったのは神奈川の素晴らしいMusic hall「neonera」なんですけど、自分のそのときの心情が出ていたのかもしれないです。YouTubeではずっとギターレッスンばかり発信していたんですけど、もともとは自分の音楽をやりたかったっていう思いもありました。

こっちのけんと:なるほど!

ソエジマ:カバー動画を出したあと、自分のオリジナルでもわりと再生回数があって、そこから海外のリスナーを中心に増えていきました。実は、今でも7~8割は海外リスナーなんですよ。

こっちのけんと:そうなんですか!? SNSって海外との直通便って感じがありますよね。僕も「はいよろこんで」という曲を出させてもらったときに、海外の方からのコメントが一気に増えていきました。まさかYouTubeを通して海外の方に自分の音楽が届くとは思っていませんでしたね。

ソエジマ:僕、世界で活躍するためにはアメリカに留学しないといけないのかなって思っていたんですよ(笑)。

こっちのけんと:めっちゃわかります!

ソエジマ:その方法も正しいと思うんですけど、自分はそういうタイプではなくて(笑)。そんな僕でも海外の方に直接音楽を届けられるので、“直通便”とは、まさにその通りですね。

こっちのけんと:しかも音楽って言語があまり関係ないというか、もちろん日本語の歌詞を歌っているんですけども、それでも伝わっている部分があります。ギターだとそもそも言語もないし、それで広まっていくのは羨ましいなあ。ちなみに英語はお話しできますか?

ソエジマ:下手なりに、って感じですね!

こっちのけんと:じゃあ、コメントもわりと理解できます?

ソエジマ:そういうのを今勉強中って感じです(笑)。

こっちのけんと:どんどん成長しているので素晴らしいです! ちなみに、自分のカバーを聴き返したりってします?

ソエジマ:しますね。自分の聴きたいものを作っています。

こっちのけんと:めっちゃわかる、それ(笑)!

ソエジマ:海外の最前線で活躍するミュージシャンって、けっこう映像にこだわっていて。リビングのディスプレイに表示させてリラックスできる映像をけっこう作っているんですよ。そういうのを自分でもやりたいなと思って音楽を作っていますね。

こっちのけんと:自分のリラックスできる映像と音楽を作っているんですね。

<番組概要>
番組名:G-SHOCK presents THE MOMENT
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
パーソナリティ:こっちのけんと
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moment/
番組公式X:@TFM_THEMOMENT

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