meiyo「『すごい天才が現れた!』って思いました」ボカロP時代の米津玄師に衝撃を受ける
2025.05.09
アーティストの「こっちのけんと」がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「G-SHOCK presents THE MOMENT」(毎週金曜17:00~17:25)。さまざまなゲストをお迎えし、生まれてからこれまでの時間のなかで、人の心に刻まれている「人生が変わった瞬間」=“MOMENT(モーメント)”を探ります。
5月9日(金)、16日(金)の放送では、シンガーソングライター・meiyo(メイヨー)さんがゲストに登場。この記事では9日の放送の模様をお届けします。ロックバンド時代のエピソードや、学生時代に聴いていた音楽について語ってくれました。

meiyoさんはロックバンドのドラマーとして音楽活動をスタート。2015年より「ワタナベタカシ」名義でソロ活動を開始、2018年に「meiyo」に改名。2021年夏、楽曲「なにやってもうまくいかない」をTikTokに投稿したところバズを巻き起こし、ユニバーサルミュージックよりメジャーデビュー。2022年はTikTokで30億再生を記録したasmi「PAKU」、NHK総合「Venue101」にて結成されたかまいたち・濱家隆一さんと生田絵梨花さんのユニット・ハマいくの「ビートDEトーヒ」など提供曲が次々とヒット。中毒性や哀愁のあるポップなメロディと、今の時代を生きる人たちの心情を汲み取った歌を届け続けています。
◆実は“メル友”な2人
こっちのけんと:meiyoさんをお迎えしております。よろしくお願いします。ついに!
meiyo:はじめましてですね。
こっちのけんと:はじめましての感じがしないんですよね、ずっと。
meiyo:それはやっぱり“メル友”だからですかね(笑)?
こっちのけんと:そうなんですよ! 去年あたりにいきなりDMをいただきまして。
meiyo:そうです。「めちゃくちゃ曲がいいです」と(笑)。
こっちのけんと:信じられないくらいのラブレターをいただきました。(2022年にリリースした僕のセカンドシングル)「死ぬな!」で衝撃を受けたと言ってくださって。「はいよろこんで」(2024年)を褒めてくださっただけでなく、昔の「ビバ・イナイイナイバァ」(2023年)とか「Tiny」(2022年)も聴いていることが伝わる文章でした。そのメッセージに僕も同じテンションで返しましたね。ずっと会いたくて、DMの最後が「メガネ屋さん行きましょう」で止まってるんですよ。
meiyo:行きましょう!
こっちのけんと:じゃあ、いつか一緒に変なメガネを買いに行ければと思います(笑)。
この番組では、ゲストの方の人生が変わった瞬間、モーメントを伺っていきます。meiyoさんの1つ目のモーメントは?
meiyo:「2008年 ドラムを叩き始めた」! 実は僕、ドラマーなんです。
こっちのけんと:そうなんですか!? 音楽の入り口がドラム?
meiyo:もともと、弾けないギターとかはやっていたんですけどね。人前でちゃんと演奏し始めたのはドラムが初めてです。
こっちのけんと:高校3年生のときに軽音部に入られたそうですけども、最初はどんな曲を?
meiyo:そのとき「凛として時雨」がすごく流行っていて。(同バンドのドラマー)ピエール中野さんがドラムを叩いて教えてくれる動画があったんです。
こっちのけんと:そうなんですか!
meiyo:「こうやるんだ!」と、見よう見まねで叩き始めました。
こっちのけんと:見ながら叩けるもんなんですか(笑)?
meiyo:叩けません(笑)。
こっちのけんと:meiyoさんのイメージと、当時のドラムとかロックバンドの感じが全然違うから、そのあとの人生に何が起きたのかめちゃくちゃワクワクしています。ちなみにバンド名は?
meiyo:「シガテラ」という、変拍子を多用するテクニカルなロックバンドでした。
こっちのけんと:他にはどんな曲を?
meiyo:だんだんオリジナル曲も作るようになって。シガテラのときは、基本的にオリジナルでしたね。そのときから曲作りはやっていて、ボーカルに歌ってもらいました。
こっちのけんと:じゃあ仮歌とかで自分も歌ってた?
meiyo:そうですね。でも、自信はなかったです。自分の声が一番ダメだと思っていました(笑)。
こっちのけんと:嘘だ(笑)!
meiyo:ほんとほんと(笑)。
こっちのけんと:meiyoさんってすごく不思議な人で。歌声と喋り声のギャップがすごいんですよね。
meiyo:あ~、そうかも(笑)?
こっちのけんと:こんないい声で喋るんだって思いました。男前な感じです。
meiyo:けっこう低いですよね。
こっちのけんと:ちなみに当時はどういう曲を作ってたんですか?
meiyo:バンドに向けて自分が初めて作ったのは、「無力」っていう曲でした(笑)。
こっちのけんと:今のmeiyoさんをちょっと感じるなあ(笑)。小さい頃から影響されていたものはありますか?
meiyo:叩くリズムゲームをずっとやっていましたね。あれをずっとやっていたからドラムもとっつきやすかったです。
こっちのけんと:そこからなんだ。今もリズムって重要視しています?
meiyo:そうですね。今はドラムを叩いて歌うことが少なくなったんですけど、リズム、特にベースとドラムはすごく意識しています。
こっちのけんと:2008年、高校3年の頃って他にどんな曲を聴いてましたか?
meiyo:THE BACK HORNの「フロイデ」ですね。『パルス』っていうアルバムが出た頃で、そこからコピーもしていましたね。
こっちのけんと:めっちゃコアだなあ。
meiyo:そのあとぐらいからボカロも流行りだしたんですよね。そのなかでも聴いていたのは、同い年のハチ(米津玄師)です。
こっちのけんと:同い年だと食らっちゃいますよねえ。
meiyo:そうなんですよ。「すごい天才が現れた!」って思いました。ボカロのCDが買える即売会に行ったりもしていました(笑)。
こっちのけんと:めっちゃ好きだったんですね! 僕がボカロにハマったきっかけは、当時付き合っていた彼女がすごくボカロ好きで、そこから入ったんです。ただ、その頃には成熟していたというか、完成した界隈っていう感じがありました。meiyoさんは、そこからどっぷりボカロにハマったんですね。
meiyo:そうですね。当時はめっちゃマイナーなボカロ曲とかも聴いてました。
こっちのけんと:そういう学生生活を過ごされていたんですね。続いて、人生2つ目のモーメントは?
meiyo:「2015年 ワタナベタカシとして歌い始めた」! ドラムを叩き始めてから7年ぐらい経って、ようやく歌い始めました。
こっちのけんと:ワタナベタカシとして歌い始めたということは、本名で?
meiyo:そうです。
こっちのけんと:それって、プロとしての活動が始まった感じですか?
meiyo:そうですね。当時、やっていたバンド「シガテラ」が解散しちゃって。バンド界隈にしか仲間がいなかったので、音楽をやめちゃったらまずいなって思ったんです。音楽を続けるにはどうしたらいいんだってことで、歌うこととドラムと作曲を掛け合わせてドラムボーカルという形にしました。
こっちのけんと:なるほど。ドラムボーカルって人間技じゃないと思っているんですけど、どうなっているんですか?
meiyo:一つひとつしっかりやればできる感じです(笑)。僕はもう脱力しながらドラムを叩いて、ボーカルは本気で力を入れて歌っていました。
こっちのけんと:ドラムボーカル時代のステージは1人ですか?
meiyo:友達にサポートメンバーとして入ってもらって、自分は真ん中でドラムボーカルをやっていました。
こっちのけんと:そのときのバンドのセットってドラムが一番前に来るんですか?
meiyo:前のときもありましたけど、いろいろ試行錯誤していましたね。
こっちのけんと:洋楽は聴いていました?
meiyo:洋楽はそんなに聴いていなかったんですけど、「ジェリーフィッシュ」というバンドだけは唯一聴いていました。
こっちのけんと:聞き覚えがあります!
meiyo:「Joining a Fan Club」という曲がすごく好きで、それが入ったアルバムをずっと聴いていました。実は、ジェリーフィッシュもドラムボーカルなんですよ。
こっちのけんと:やっぱりドラムボーカルの曲を聴くんですね。
<番組概要>
番組名:G-SHOCK presents THE MOMENT
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
パーソナリティ:こっちのけんと
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moment/
番組公式X:@TFM_THEMOMENT
5月9日(金)、16日(金)の放送では、シンガーソングライター・meiyo(メイヨー)さんがゲストに登場。この記事では9日の放送の模様をお届けします。ロックバンド時代のエピソードや、学生時代に聴いていた音楽について語ってくれました。

こっちのけんと、meiyoさん
meiyoさんはロックバンドのドラマーとして音楽活動をスタート。2015年より「ワタナベタカシ」名義でソロ活動を開始、2018年に「meiyo」に改名。2021年夏、楽曲「なにやってもうまくいかない」をTikTokに投稿したところバズを巻き起こし、ユニバーサルミュージックよりメジャーデビュー。2022年はTikTokで30億再生を記録したasmi「PAKU」、NHK総合「Venue101」にて結成されたかまいたち・濱家隆一さんと生田絵梨花さんのユニット・ハマいくの「ビートDEトーヒ」など提供曲が次々とヒット。中毒性や哀愁のあるポップなメロディと、今の時代を生きる人たちの心情を汲み取った歌を届け続けています。
◆実は“メル友”な2人
こっちのけんと:meiyoさんをお迎えしております。よろしくお願いします。ついに!
meiyo:はじめましてですね。
こっちのけんと:はじめましての感じがしないんですよね、ずっと。
meiyo:それはやっぱり“メル友”だからですかね(笑)?
こっちのけんと:そうなんですよ! 去年あたりにいきなりDMをいただきまして。
meiyo:そうです。「めちゃくちゃ曲がいいです」と(笑)。
こっちのけんと:信じられないくらいのラブレターをいただきました。(2022年にリリースした僕のセカンドシングル)「死ぬな!」で衝撃を受けたと言ってくださって。「はいよろこんで」(2024年)を褒めてくださっただけでなく、昔の「ビバ・イナイイナイバァ」(2023年)とか「Tiny」(2022年)も聴いていることが伝わる文章でした。そのメッセージに僕も同じテンションで返しましたね。ずっと会いたくて、DMの最後が「メガネ屋さん行きましょう」で止まってるんですよ。
meiyo:行きましょう!
こっちのけんと:じゃあ、いつか一緒に変なメガネを買いに行ければと思います(笑)。
この番組では、ゲストの方の人生が変わった瞬間、モーメントを伺っていきます。meiyoさんの1つ目のモーメントは?
meiyo:「2008年 ドラムを叩き始めた」! 実は僕、ドラマーなんです。
こっちのけんと:そうなんですか!? 音楽の入り口がドラム?
meiyo:もともと、弾けないギターとかはやっていたんですけどね。人前でちゃんと演奏し始めたのはドラムが初めてです。
こっちのけんと:高校3年生のときに軽音部に入られたそうですけども、最初はどんな曲を?
meiyo:そのとき「凛として時雨」がすごく流行っていて。(同バンドのドラマー)ピエール中野さんがドラムを叩いて教えてくれる動画があったんです。
こっちのけんと:そうなんですか!
meiyo:「こうやるんだ!」と、見よう見まねで叩き始めました。
こっちのけんと:見ながら叩けるもんなんですか(笑)?
meiyo:叩けません(笑)。
こっちのけんと:meiyoさんのイメージと、当時のドラムとかロックバンドの感じが全然違うから、そのあとの人生に何が起きたのかめちゃくちゃワクワクしています。ちなみにバンド名は?
meiyo:「シガテラ」という、変拍子を多用するテクニカルなロックバンドでした。
こっちのけんと:他にはどんな曲を?
meiyo:だんだんオリジナル曲も作るようになって。シガテラのときは、基本的にオリジナルでしたね。そのときから曲作りはやっていて、ボーカルに歌ってもらいました。
こっちのけんと:じゃあ仮歌とかで自分も歌ってた?
meiyo:そうですね。でも、自信はなかったです。自分の声が一番ダメだと思っていました(笑)。
こっちのけんと:嘘だ(笑)!
meiyo:ほんとほんと(笑)。
こっちのけんと:meiyoさんってすごく不思議な人で。歌声と喋り声のギャップがすごいんですよね。
meiyo:あ~、そうかも(笑)?
こっちのけんと:こんないい声で喋るんだって思いました。男前な感じです。
meiyo:けっこう低いですよね。
こっちのけんと:ちなみに当時はどういう曲を作ってたんですか?
meiyo:バンドに向けて自分が初めて作ったのは、「無力」っていう曲でした(笑)。
こっちのけんと:今のmeiyoさんをちょっと感じるなあ(笑)。小さい頃から影響されていたものはありますか?
meiyo:叩くリズムゲームをずっとやっていましたね。あれをずっとやっていたからドラムもとっつきやすかったです。
こっちのけんと:そこからなんだ。今もリズムって重要視しています?
meiyo:そうですね。今はドラムを叩いて歌うことが少なくなったんですけど、リズム、特にベースとドラムはすごく意識しています。
こっちのけんと:2008年、高校3年の頃って他にどんな曲を聴いてましたか?
meiyo:THE BACK HORNの「フロイデ」ですね。『パルス』っていうアルバムが出た頃で、そこからコピーもしていましたね。
こっちのけんと:めっちゃコアだなあ。
meiyo:そのあとぐらいからボカロも流行りだしたんですよね。そのなかでも聴いていたのは、同い年のハチ(米津玄師)です。
こっちのけんと:同い年だと食らっちゃいますよねえ。
meiyo:そうなんですよ。「すごい天才が現れた!」って思いました。ボカロのCDが買える即売会に行ったりもしていました(笑)。
こっちのけんと:めっちゃ好きだったんですね! 僕がボカロにハマったきっかけは、当時付き合っていた彼女がすごくボカロ好きで、そこから入ったんです。ただ、その頃には成熟していたというか、完成した界隈っていう感じがありました。meiyoさんは、そこからどっぷりボカロにハマったんですね。
meiyo:そうですね。当時はめっちゃマイナーなボカロ曲とかも聴いてました。
こっちのけんと:そういう学生生活を過ごされていたんですね。続いて、人生2つ目のモーメントは?
meiyo:「2015年 ワタナベタカシとして歌い始めた」! ドラムを叩き始めてから7年ぐらい経って、ようやく歌い始めました。
こっちのけんと:ワタナベタカシとして歌い始めたということは、本名で?
meiyo:そうです。
こっちのけんと:それって、プロとしての活動が始まった感じですか?
meiyo:そうですね。当時、やっていたバンド「シガテラ」が解散しちゃって。バンド界隈にしか仲間がいなかったので、音楽をやめちゃったらまずいなって思ったんです。音楽を続けるにはどうしたらいいんだってことで、歌うこととドラムと作曲を掛け合わせてドラムボーカルという形にしました。
こっちのけんと:なるほど。ドラムボーカルって人間技じゃないと思っているんですけど、どうなっているんですか?
meiyo:一つひとつしっかりやればできる感じです(笑)。僕はもう脱力しながらドラムを叩いて、ボーカルは本気で力を入れて歌っていました。
こっちのけんと:ドラムボーカル時代のステージは1人ですか?
meiyo:友達にサポートメンバーとして入ってもらって、自分は真ん中でドラムボーカルをやっていました。
こっちのけんと:そのときのバンドのセットってドラムが一番前に来るんですか?
meiyo:前のときもありましたけど、いろいろ試行錯誤していましたね。
こっちのけんと:洋楽は聴いていました?
meiyo:洋楽はそんなに聴いていなかったんですけど、「ジェリーフィッシュ」というバンドだけは唯一聴いていました。
こっちのけんと:聞き覚えがあります!
meiyo:「Joining a Fan Club」という曲がすごく好きで、それが入ったアルバムをずっと聴いていました。実は、ジェリーフィッシュもドラムボーカルなんですよ。
こっちのけんと:やっぱりドラムボーカルの曲を聴くんですね。
<番組概要>
番組名:G-SHOCK presents THE MOMENT
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
パーソナリティ:こっちのけんと
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moment/
番組公式X:@TFM_THEMOMENT
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