2012/5/27
今回は家族に関わる悩みや質問を多くいただきました。
今夜の放送は家族について江原さんにお話しいただきました。

「先日、母が亡くなりました。私は相手を思う気持ちにかけ、母に介護が必要となったときにイラついたり大声を出したり、きつく言ってしまいましたが、母は許してくれました。今は元気なときの母を思い出すようにしています」というお便りをいただきました。

「親御さんが歳老いたり、病気になったり、そんなときに優しくしてあげられないという人もいっぱいいると思います。それは裏を返すと、すごく素晴らしいことで、それだけ立派なお父さんやお母さんだったということ。要するに、自分にとって超えられない存在が弱くなったことは受け入れられないから。しかし、受け入れなければいけないし、それはある意味、儀礼のようなこと。親を超えてはじめて対等の人間になれるような気がする。私も15歳のときに親を亡くしましたが、階段で病気の母をおぶって家に戻るときに母の軽さを感じて受け入れられることができた。辛いけれど、接しないとわからないもの。逃げてしまうと超えられない。そのことを忘れないで生きていって欲しいと思います」と江原さんは語ってくれました。



今夜お届けしたナンバー
◇ Teach your children / クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(CSN&Y)
◇ 心はひとつ / 江原啓之


●あなたが感動した言葉―――

美しい唇であるためには 美しい言葉を使いなさい by オードリー・ヘップバーン
番組ではみなさんが感銘を受けた言葉を紹介していきます。

「おかあさまはおとなでオオキイけれど、おかあさまのこころは、ちいさい。
 だって、おかあさまはいいました。
 ちいさいわたしで、いっぱいだって。
 わたしは子どもでちいさいけれっど、ちいさいわたしのこころは、大きい。
 だって、大きいおかあさまで、まだいっべきにならないで、
 いろんなことを思うから」

(カズさんがお母さんと慕ってくれる子どもに感謝した金子みすずさんの『こころ』の詩)

「一、乳児はしっかり肌を離すな。
 一、幼児は肌を離せ手を離すな。
 一、少年は手を離せ目を離すな。
 一、青年は目を離せ心を離すな」

(ポジティブさんが感動したアメリカンインディアン子育ての四訓)


●いま江原に聞きたいこと―――

「父は、私が小さい頃から家族を怒鳴ってきました。家族として恥ずかしいと思うこともする父に、嫌悪感や憎しみを感じ、父に対してきつい言葉を使ってしまいます。でも、父も高齢になりいつかお別れをすることを思うと、今の気持ちのままでは一生後悔してしまうと思います。どうしたらよいのでしょうか」
というメールをいただきました。

江原さん
「お父さんにも絶対にいいところはあるはず。あなたはお父さんを愛している。必ずお父さんからも愛をもらっているはず。あなたもお父さんを超えてしまうということが大事だと思う。もっともっと細かく分析していたら必ず乗り越えられると思います」

◇「いま江原にききたいこと」を募集しています。
最近悩んでいること迷っていて相談したいこと。
また、江原さんについての質問などなんでも結構です。
どんどん江原さんに聞いてしまいましょう!
たくさんのメールお待ちしています。


●5月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――

5月生まれの方は、節目や儀礼を重んじる方です。
どうぞ今日を境に、日本の美を求めてください。きっと大きな気付きがあると思います。

たくさんのメールいただきました!
すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

◇“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
お誕生日の方に“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。

6月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
6月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなどひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。


●江原啓之 今夜の格言

「家族は魂の学校です」

「教育とは教え育てることではなく、教えを育むことなのです」


●番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ 6月お誕生日の方
◇ よくよく聴くと深い歌
メッセージの応募はこちらから

2012/5/20
先日、佐渡島で野生のトキのヒナが36年ぶりに誕生しました。

1960年5月、トキが国際保護鳥に指定されました。
「トキもそうですが不思議なもので、人間が滅ぼしたものをこうやって今大切にしている。象やゴリラなどの野生動物も、絶滅するのではないかと言われている。また、木々も伐採され過ぎて、温暖化の問題や、山が崩れ地形の問題にもなっている。先日、NHKで“犬神”についての特集をしていた。“犬神”というのはニホンオオカミのこと。日本では地域によって“犬神信仰”というものがあって、ある山では神主さんが毎月お米を、手を触れないように研いで御飯を炊き、それを背負って山の祠に行く。そこはカメラが絶対に入ってはいけない場所。神主さんが祝詞をあげ、下りてくる。それは300年続いている儀式だそうですが、毎月交換に行くと、不思議なことに桶の中の御飯がきれいになくなっていて、そこには歯形がついているんだとか。日本の信仰というのは“畏れ多く畏きもの(おそれおおくかしこきもの)”という定義があり、風・太陽・海など畏れ多いと思うものはすべて神様になる。“エナジー信仰”と私は言うのですが、その番組でも“目に見えないものは敬わなければいけない。人間は自然の前では弱くて、自然を怒らせたら人間は生きていけない。だから自然に対して怒らないようにと祈るんです”と言っていた。今、この考えが必要なのではないか。もう一度、人間も自然の動物の一種として、自然界と共に生きていくということを考えたらよいのではないかと思うんです」と江原さん語ってくれました。



今夜お届けしたナンバー
◇ Black Bird / ビートルズ
◇ 月の伝言 / 江原啓之


●あなたが感動した言葉―――

美しい唇であるためには 美しい言葉を使いなさい by オードリー・ヘップバーン
番組ではみなさんが感銘を受けた言葉を紹介していきます。

「誰の人生にも、あるとき 内なる炎が
 消えることがある
 そして、それが別の人間との出会いによって燃え上がる
 私たちはみな、精神をよみがえらせてくれる
 そうして人々に感謝すべきである」

(いしわたりひろおさんが感動したシュヴァイツァーの言葉)

「暗く長い
 土の中の時代があった
 いのちがけで
 芽生えた時もあった
 しかし草は
 そういった昔を
 ひとことも語らず
 もっとも美しい
 今だけを見せている」

(チャイティーさんが感動した、星野富弘さんの詩集
『あなたの手のひら』の中の『美しい今』アリストロメリアの花に寄せた詩)


●いま江原に聞きたいこと―――

「現代の野菜不足などの食習慣の中で、青汁などをいただくことは身体自体が喜んでいると感じるのですが、狭い生育環境の中で不自然に大量な餌を与えられている養殖魚に対して購買意欲がなかなかわきません」
というメールをいただきました。

江原さん
「私もなるべくならば、自然に生きていきたいと思う。説教かましく聞こえたらすごく嫌で、私自身も自己反省として思うのは、人間というのは不都合なことから目を背けます。わかっているのにやめられないというのがあると思う。経済を優先すると何かが崩れていく。私たちは生き方が自然ではないですよね。土も見えないコンクリートで囲まれた中で生活をし、虫もあまり見かけない。虫が生きられないところに、人間は生きられるのだろうかと思う。そして、昔はなかったような病気が増えてきてしまったりするのではないかと思う。これは誰を責めるということではまったくなくて、地球全体の責任の上で根幹から考え直さなければいけないのではないか。魚も多くの人のために命を分けようと思えば、養殖ということもあると思うし、養殖が必ずしも絶対ストレスとも限らないかもしれない。“動物も皆、命を捧げることを喜びとしている”とある人が言っていた。花も自分のために咲かずに、みんなのために咲く。動物も命を捧げて献身がある。なんで人間だけないのか。恩返しが足りない。バランスが崩れているように思います。文明の利器と同じで、進化・進歩というものも有難いと思うものもある。しかし、どこかで自然に生きるというバランスも大事。自然と調和してどうやって私たちは生きるべきなのかというのはみんなの課題でもある。みんなで一緒に考えましょう」

◇「いま江原にききたいこと」を募集しています。
最近悩んでいること迷っていて相談したいこと。
また、江原さんについての質問などなんでも結構です。
どんどん江原さんに聞いてしまいましょう!
たくさんのメールお待ちしています。

5月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
5月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなどひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。


●江原啓之 今夜の格言

「あなたは命を大切にしていますか?」

「私たちは生かされているのです」


●番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ 5月お誕生日の方
◇ よくよく聴くと深い歌
メッセージの応募はこちらから
2012/5/13
だんだん暑くなり、半袖の人も増えてきましたね。
そんな中、五月病の人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今日は、そんな五月病の方に向けて、江原さんからメッセージをいただきました。

「なぜ、五月病というものがあるのか。分析をすると、過剰に夢や理想を抱き、最初から期待をし過ぎると、今度は現実をみてしまう。そして現実を知ることで落ち込んでしまうこともあるからだと思う。多くの人はよく思われたいと思ってしまうもの。特に、学生から新社会人になって一番違うこと。それは、学生の時代は常に“試験と結果”などの節目があるが、社会人になったら永遠に結果は出ないということ。一年の中で一喜一憂し、だんだん自分の評価がわからなくなるかもしれない。しかし、評価は自分自身でしなくてはならない。これも、大人になり、社会人になるということ。学生時代の見てわかる点数とは違う。社会は経済活動をする場所。上司は学校の先生ではないので、理不尽だと思ってはいけない。『先生はわかってくれない』というのは甘えであり、“依存心”。学生気分で評価されたい、良く思われたい、誤解を受けてへこむということは、まずそこに依存心がないか。甘えがないかということを知らなければならないのです。
五月病で苦しんでいるみなさん、どうぞ乗り越えてください」

と江原さんは語ってくれました。



今夜お届けしたナンバー
◇ 19回目の神経衰弱 / ザ・ローリング・ストーンズ
◇ さくら咲く / 江原啓之
◇ Born this way / レディー・ガガ


●あなたが感動した言葉―――

美しい唇であるためには 美しい言葉を使いなさい by オードリー・ヘップバーン
番組ではみなさんが感銘を受けた言葉を紹介していきます。

「すべてのものが、あなたのために用意されている。
 あなたの道は、前方にまっすぐ伸びている。
 ときどき見えないこともあるが、それでも道はそこにある。
 道がどこへ続いているのか、あなたは知らない。
 けれども、その道をたどっていかなければならない。
 それは、あなたを創造した神への道であり、
 あなたの前に伸びているのは、その道だけなのだ。
 さあ、あなたの道を行け」


レオン・シェナンドア首長(オノンダーガ族)
(ふわりんこさんが自分の適性や真意を内観することができた、ネイティブアメリカンの首長の言葉)


●いま江原に聞きたいこと―――

「職を失って二年が過ぎました。一生懸命に働くことはよいことだと信じていた私にはかなりショックな出来事で、突然どん底に突き落とされたようで、人が信じられなくなってしまいました。そして、人と会うのが億劫になり、人と会話することや、ネットワークを創ることは、つくづく難しいことだと思いました。友人ネットワーク創りの会話の仕方のアドバイスをお願いします」
というメールをいただきました。

江原さん
「厳しいことをまず申し上げなくてはなりません。人の気持ちを信じられなくなってしまうということは、裏を返せば“依存心”。人を信じられないのは、信じたいの裏返し。大事なのは常に腹六分であり、“自律心”“孤高”であること。“孤高”という言葉を聞いて淋しく感じる人は“依存心”が強い人です。それはとても自律した姿だと思える人は正しい人。会話を楽しむということは、都度のキャッチボールをすればいい。様々な人がいるので、不本意な言葉や、傷つく言葉にも出会うかもしれないが、それは自分自身で取捨選択。人のせいにしてはいけない。また、天職と適職は違う。二年もあったら、アルバイトでもしたらいいと思う。働くということは経済活動。これという職にまだ就けないのであれば、その間に少しでも経済活動できるはずですよね。アルバイトなんて、と思ってしまうと、アルバイトの人を侮辱することになってしまう。働いている人はみんな立派だと思います」

◇「いま江原にききたいこと」を募集しています。
最近悩んでいること迷っていて相談したいこと。
また、江原さんについての質問などなんでも結構です。
どんどん江原さんに聞いてしまいましょう!
たくさんのメールお待ちしています。


●よくよく聴くと深い歌―――

『Born this way』
みかりんさんからのリクエスト〜
単にポジティブなだけの歌ではなく、スピリチュアルな意味を感じ、この歌を聴いて、レディー・ガガが世界中で人気がある理由がわかった気がしました。

江原さん
「レディー・ガガさん自体が色々な葛藤を持って今まで生きてきたということも聞いておりますから、そうなのかもしれませんね」

5月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
5月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。


●江原啓之 今夜の格言

「人生の評価は自分自身ですることなのです」

「自分自身の幸せに責任を持っていますか」


●番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ 5月お誕生日の方
◇ よくよく聴くと深い歌
メッセージの応募はこちらから
2012/5/6
スピリチュアルタイム、全国21公演が無事に終了いたしました。
今夜はスピリチュアルタイムの公演の裏話など、江原さんにお話を伺いました。

スピリチュアルタイムは、一部では、江原さんがみなさんに伝えたいメッセージをお話し、二部では、スピリチュアルタイムでしか行っていない公開カウンセリングという二部構成になっています。

公開カウンセリングとは、事前に会場にいらっしゃるみなさんから相談内容を書いてもらい、その中から抽選でひかせていただいた内容に江原さんがお答えするというものです。これは、当たった人だけが嬉しく解決されるということだけでなく、人生の悩みとはみなさんに共通するものなので、そこから学ばせていただき、全員で勉強をしましょうという内容です。

江原さんはスピリチュアル公演の想いを次のように伝えてくれました。
「今回特に強く感動したのは大阪の公演でのこと。それは公開カウンセリングではない一部のときに、最初自分で何が起きたのか分からないことが起こった。オーラを占領してきた人がいたんです。亡くなってらっしゃるお母さんと息子さん。実は息子さんが自殺なさって、その後を追ってお母さんも自殺なさっていて『主人が会場に来ていて、死のうとしています』と伝えてきた。そして『許してください』と言っている。そこで『息子さんとお母さんを続けてなくされた方いらっしゃいますか』と尋ねたところ、一番前の席にご本人がいらっしゃった。そして『あなた追って行こうとしていませんでしたか』とさらに尋ねたところ、首を縦に振られたです。親子は責任を感じている。息子さんは思春期の中、ボタンの掛け違いもあり命を絶ち、お母さんは母の気持ちとして息子と一緒にいってあげなくちゃという思いで後を追ってしまった。降霊といって、自分が話しているんだけれど、感情はその方たちの感情が入り込んできて、涙が溢れてきてしまい、一部の公演から大変なことになってしまった。
公開カウンセリングは当たり前ですが毎回違う。私もそれを伝えながら学ばせていただいています。私たちが運命の扉を開けるには、現実を受け入れるところから始めなければいけない。受け入れないと未来が作れない。宿命と運命は違う。宿命は素材で、運命は料理。人の運命は決まっていない。だから素材を拒絶してはいけない。人と比べてはいけない。自分自身を理解して初めて料理ができるのです。また、アンコールのときにいつも“ラピスの丘で”と“想い出というなの妖精”、そしてスピリチュアル公演で必ず最後に歌うことにしている“鈴の音”を歌っています。スピリチュアル公演では、美術があって、衣装を着ていて、なぜそんな演出をするのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、擬似的でも魂の故郷に帰郷するというコンセプトを作りたかったから。現実からちょっと離れて、そこに来たら泣いても笑っても怒ってもいいんだよという環境を作り、最後に“鈴の音”で現世に帰って頑張ってねという意味を込めて送り返す。アンコールの歌は自分自身を見つめて浄化させるという思いがあるからなんです」


そして全国21公演が大盛況のうちに幕を閉じました。
みなさんありがとうございました。



今夜お届けしたナンバー
◇ Tears in Heaven / エリック・クラプトン
◇ 想い出という名の妖精 / 江原啓之


●あなたが感動した言葉―――

美しい唇であるためには 美しい言葉を使いなさい byオードリー・ヘップバーン
番組ではみなさんが感銘を受けた言葉を紹介していきます。

「ぱさぱさに乾いてゆく心を
 ひとのせいにはするな
 みずから水やりを怠っておいて

 気難しくなってきたのを
 友人のせいにはするな
 しなやかさを失ったのはどちらなのか

 苛立つのを謹慎のせいにはするな
 なにもかも下手だったのはわたくし

 初心消えかかるのを
 暮らしのせいにはするな
 そもそもが ひよわな志にすぎなかった

 駄目なことの一切を
 時代のせいにはするな
 わずかに光る尊厳の放棄

 自分の感受性くらい
 自分で守れ
 ばかものよ」


『自分の感受性くらい』 茨木のり子
(SUNさんが“自律”を真剣に考えた茨木のり子さんの詩)
 
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5月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
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出来る限りご紹介させていただきます。


●江原啓之 今夜の格言

「よりよい人生にするために、現実から逃げてはいけません」

「人生を受け入れればこそ、運命の扉は開かれるのです」


●番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ 5月お誕生日の方
◇ よくよく聴くと深い歌
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