2016/9/25
涼しい日が続くようになりましたね。
8月21日の放送で、若い女性のリスナーの方から『女性の社会進出について』のメールをいただきました。この問題について、みなさまからたくさんの賛否のメールが届いています。
今日は『主婦と仕事』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇I've Never Been To Me / シャーリーン
◇みちひらき / 江原啓之



「番組で紹介された“女性の社会進出と専業主婦のあり方”についてのご質問。専業主婦に対し、否定的な昨今の社会風潮に疑問を呈していた点に、とても共感しました。同時に、人生には色々な事が起こりうるので、仕事を持ち続けた方が良いという江原さんのご指摘も納得しました。ですが、報道で、専業主婦と女性の社会進出が、二項対立として論じられている点に問題を感じます。私の母は専業主婦です。母は共働きの家庭に生まれ、淋しい思いをしたので、自分は家庭に入り、家を守ろうと専業主婦を選んだそうです。父も母が専業主婦である事に賛成で、お互い支え合っております。でも、母が専業主婦である事に対し、親戚や母の両親が批判的な態度をとり“働きなさい”という言葉を一方的にぶつけていました。私は、家庭を切り盛りする事も立派な仕事ではと、腹立たしく思っていました。母の事を心配して投げかけた言葉かもしれません。ですが、専業主婦としての役目をしっかりと果たしている母に、父と私は感謝しております。日本で専業主婦として生きている人の中には、母と同じような状況に立たされている人もいるでしょう。そうした方々に私は頑張っていただきたいと思っております。社会でお金を稼ぐことも仕事ですが、家庭を守る事も立派な仕事だと思うからです」というメールをいただきました。

江原さん
「なるほど。けれど、専業主婦をあなたはどこかで差別しているのではないか。私は、専業主婦はひとつの仕事だと思っています。専業主婦は仕事ではないという考えではない。専業主婦というのも立派なお仕事。しかし、それには条件がある。あなたのお宅の様に、ご主人が私設秘書としてお願いしているのと同じ立場で思っているかどうか。ただ安易に何の取り決めもなく主婦になる事に、反対しているだけなのです。何の取り決めもなくするから“誰が食わしていると思っているんだ”という言葉が出る。専業主婦は、夫の甲斐性の元、依頼された私設秘書。それだけの資格と権利があるという条件の元でなった場合は、その言葉が出るはずがない。甘ったれた男がただ“俺の為に家庭に入ってくれ”という戯言に耳を貸してはいけない。しっかり定義や取り決めをした上で、家庭に入りなさい。あなたに言いたいのは“親戚が一方的にぶつけてきました”というが、それを否定しないお父さんに問題があるという事。“余計な事を言うな。私が頼んでいるんだ。うちはこういうやり方なんだ”と言えばいい。それには責任が伴う。もし夫が先だった時にも、ちゃんと食べていける算段を付けている事を甲斐性という。そうでなければ、あなたの言っている事は理想論になってしまう。私の父は早く亡くなり、母はそこから働き始めたので、それは大変な事だった。カウンセリングしている中でも、そういった方をたくさん見ている。夫婦が添い遂げるのは、当たり前の事ではありません。人生は、何が起きてもおかしくないんです。備えを常に。その上で、厳しく律する事をちゃんと伝える事が“愛”だと思っている。夢や理想だけを言って、それはそれで素晴らしいというような事は“愛”ではない。常に覚悟。それには、理性的にしっかりと取り決めて、自律する事が、専業主婦をするにも、社会に進出するにも、共稼ぎで何かするにも、全部必要な事なのです」


「以前の放送で、専業主婦になりといという大学生の投稿がありましたが、個人的にはあまり賛成はできません。専業主婦を否定するつもりはありませんが、なぜ女性が仕事を持つ事が必要なのかについて、江原さんが言われている通りだと思います。先日、小池知事が誕生した時“女性に知事は務まらない”として、危害を加えようとした事件がありました。でも考えてみてください。今まで失脚してきたのは男性。男性を育てたのは、母である女性です。TVやラジオや雑誌などで、よく子どもの事で相談している親御さんを見たり聞いたりしますが、残念ながら父親の男性ではなく、母である女性がほとんどです。専業主婦はどうしても視野が狭くなりがちです。また、パートで働いている人とフルタイムで働いている人では、社会に対する見方が違う事を度々感じる事があります。両立が大変なのはすごく分かります。でも、可能な限りフルタイムで働く事を続けて欲しいと思います。社会の現時点が分かります。子どもが社会に関わり始め、悩み始めた時、よき先輩として説得力のある示しができる事だと思います。これからは母性が必要であり、女性が世の中を変えていかなくてはいけないと実感しています」というメールをいただきました。

江原さん
「私はこれに対し、何ひとつコメントはございません。仰る通りです。ちょっと付け加えると、もちろん全部ではなく、時々ですが、社会性がないなという方がいる。一番嫌いな言葉は“私は専業主婦だから”。逃げ言葉に使っている。自分で自分を卑下している。それはそれで立派な職業ですから、胸を張って言うべきだと思う。それに対し、相応しいだけの知識や、社会に対しても理解がないといけないと思うんです」


「私は54歳。単身赴任中の夫と他県に住む高3の息子がいます。主人とは息子の育て方の方針が違い、それが積もり積もって、ゆくゆくは離婚したいと考え、4年程前からパートをしています。そんな事を考えているからか、仕事は何をやってもうまくいきません。今の職場に勤めだして半年。40歳、30歳の女性と一緒なのですが、話す事は仕事関係のみで、挨拶もろくにしてくれません。私はというと、こんなこともできないの?と、自分で思うくらい間違ってばかり。どんどん職場に居づらくなってきています。少しも仕事で役に立てない私は浮いた存在です。もっと仕事ができるようになりたい。少しは楽しくおしゃべりしたいと思うのですが、それは無理なのでしょうか。江原さん、私はこのままこの職場に勤めてよいのでしょうか。どうしていけばよいのでしょうか。主人と仲良くした方がよいのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「自律できていないですね。そういう事を言う人が“子どもの育て方の方針”というのは正しいのだろうか。甘くないだろうか。“仲良くした方がよいのでしょうか”と言うくらいなら、最初から仲良くした方がいい。勝手なワガママを言い合っているのではなく、寄り添う。何が正しくて間違っているのか。それは、子どもがメイン。方針ではない。子どもという素材を見て料理をする。親の一方的な考え方を押し付けられても、子どもが迷惑。仕事でこういうふうに思うという事は、そこで謙虚にならないとね。自律なく安易に主婦をしていたから、こうなったのです。自分の足元を見つめて謙虚に自律をする。今からひとつずつ築き上げていく。千里の道も一歩から。そしたらちゃんと自律できるようになる。そうすると、家庭も円満だし、子どもも嬉しいとなるのです」



●9月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
9月生まれのみなさんは、悲しみを喜びに変える力の持ち主です。
すべての悲しみを喜びに変えてください。
※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●10月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
10月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言

「先見の明は、想像力の賜物です」
「生き方には、哲学が必要です」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
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◇ 厄払いのお便り
◇ エンジェルさん目撃談
◇ 若者メールからのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ 10月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
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2016/9/18
日が少しずつ短くなってきましたね。
「番組には、お金についてのお便りもたくさんいただいています。お金は、難しいですね。最近思う事は、世の中全般が頭でっかちな気がする。ちょっと前の話ですが『24時間テレビ』に対し、Eテレが“感動ポルノ”と言うテーマで番組をしていた。“障がいを持つ方達の姿を見せる事によって、感動の押し売りをする”事を“感動ポルノ”としていて、“感動を売り物にするのは嫌だ”という意見も多い。そういう議論を重ねる事は、色んな意見があって良い事だと思う。何が正しくて間違いだという答えは一切ない。けれど、一番厄介だと思うのは、それに対して、ヤジを入れる人たち。そういう人に限って、寄付はしない人だと思う。社会貢献など考えずに、言うだけの人。机上の理論。頭でっかち。『バリバラ』の発言内容にも一理あると思うし、かと言って『24時間テレビ』が今までやってきた功績。ドクターカーでも、お風呂カーでも、実績がある。こういう番組がなかったら、お金は集まるだろうか。人間は、そんなに高尚ではないと思う。日本は、チャリティに対し85位と、関心度が低い国。『24時間テレビ』『バリバラ』『感動ポルノ』についてみなさんの御意見も聞きたいです。リスナーの方の中にも、障がいを持たれている方もいらっしゃると思います。障がいというのは、この社会の中で生きる事に対する障がいだけで、魂においては何の問題もなく、個性だと思っていますが、色んなご意見を伺いたいです。すごくいい学びのテーマになると思うんです。みなで考えて、成長したいなと思っています。
私が今回上演しているオペラも『お金』がテーマ。ダンテの『神曲・地獄篇 17編』からの題材。世の中、お金に関してもそうかもしれないが、グレーゾーンというのがあると思う。何でも白や黒ではなく、それをどう扱うか。今日の冒頭の言葉『お金は、人の心を知る道具です』。お金は、良いとか悪いとかではない。物だから。扱う人なんです」という江原さん。
今日は『お金』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Price Tag / ジェシーJ
◇ひとが生まれるとき / 江原啓之



「母の事で悩みがあります。母の居間でクレジットの支払用紙が出てきて見たところ、返す金額80万円でした。分割にしているのですが、購入している物を確認すると、着物や帯など。あまり着物は持っていないので、母は必要だと思って購入したんだと思います。しかし、その着物は実際に見たり着付けたりしていません。母は、私が小さい頃から返せると思って洋服や物を購入する癖があります。私が働き始めたのは16歳の時。母と一文無しから生活を始めて、私の給料は今でも家に全額納めている状態。必要な時、母から小遣いようにもらう日々。周りから、通帳は別にして必要な分を母に渡すやり方が良いと言われます。私が知らない間に、金額の大きい買い物をして、借金になっているのが本当に嫌です。母にその話をしましたが“あんたの年齢だったら、正社員でボーナス貰えてるはず!”と言われる始末。上手く就職できなかった自分。母も働いていますが、いつまでも稼げるわけではない。その事に気付いて、貯金を考えて欲しいし、買いたいなら貯金して購入して欲しいのです。そんな親の姿が嫌で、私はクレジットカードは作っていません。どうしたらこの悩みは改善できますか?朝から晩までバイトしてる日々。生活の為、ご飯食べる為と思って働いてますが、ふと涙こぼれました」というメールをいただきました。

江原さん
「切ないですね。子の心、親知らず。あなたの気持ちも分かる。けれど、これは“愛”の為。“動機”というのが一番大事。“愛”の為に、心を鬼にしなければいけない事というのがある。親孝行な気持ちは立派。けれど、お金を全額納めない方がいい。親に貯蓄しようではなく、自分が貯める。親は貯められない人。親もいつまでも働けるわけではない。“能ある鷹は爪隠す”みたいなもので、働いて稼いだお金があっても、なくなった。働けなくなったなどと、色んな理屈は言える。そして貯金を蓄えて、先々の事を見込んでやらないと。同じ目線に立ってはダメ。“親なのに、子なのに”って思うかもしれないが、事実だけを受け止めて、親を理解した上で行動をとるしかない。冷静になる。それは、冷たい事でもなんでもない。あなたは、偉い。頑張ってくださいね」


「先日、私の母が亡くなりました。約10年間の入院でした。私は、ほぼ毎日母に会いに行きました。どうしたら母が穏やかに、少しでも楽しく入院生活を送ってくれたらと必死でした。母は一人暮らしだったので、実家も毎週窓を開けに掃除をしたりしに行きました。当時、私は正社員で働いていたので、母の加入している保険、通帳の整理は本当に大変でした。母の年金、保険で下りたお金でなんとかお葬式も行えて、これからの法要、市役所への手続きと、バタバタしていると、私の弟夫婦が“通帳を見せろ!”と言ってきます。お葬式を進める中、簡単ですが、お金の事を説明しましたが、納得いかず“病院の請求書を見せろ!実家を早く売れ!お墓を処分しろ!仏壇の処分しろ!”と言ってきます。挙句の果てには、弟の嫁から“これからお付き合いはしません!”と言われ、母の半介護、実家の管理、お葬式で疲れているのに、精神的にも疲れました。この先、弟夫婦とどのようにしたらいいのでしょうか。弟は数年前の事故で、障がいを持っています」というメールをいただきました。

江原さん
「理性です。あなたも、古き日本の因習で、仲良く付き合わなければいけないと思っているのでしょうが、遠くの親戚、近くの他人。家族だからとかは、関係ない。あくまでも“人”。通帳も見せればいい。“処分しろ”と言われたら“余計なお世話だ”と言えばいい。“家も早く売れ”と言われたのであれば、売ったらいいのではないでしょうか。しっかり綺麗に分けて、兄弟はいないと思った方がいい。“精神的にも疲れました”というのは“感情”。そうでなければ、トラブルはいつまでも終わらない。冷たいと思われるかもしれないが、それが一番。“自律”が一番なのです」


「小学2年生と3年生の息子たちが、私や主人の財布からお金を盗んでいました。千円札を盗んでいたようで、問いただしてみても、なかなか本当の事を話しません。コンビニでお菓子やおもちゃを買っていたようで、おもちゃがかなり増えていた事を不思議に思い、問いただしたのが発端です。主人も私も無防備に財布を鞄に入れていたので、子どもの手が届いたんだと思います。子どもにお金を盗んだのかと問うと、2人とも“盗ってない。知らない”の一点張り。結局、もう盗らないと泣きながら言ったので話は終わったのですが、また最近、お金を盗ってお菓子を買った形跡が見られました。どのように子どもに注意すればよいでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「まず、注意をするのは親です。お金を盗らせた親が悪い。無防備にしていると認めているのに、それをまたやるからいけない。子ども達が触ったらすぐに分かるようにしておけばいい。親のだらしのなさで、子どもを“罪人”にしてはいけない。子どもは、甘い気持ちはいくらでもあるもの。その都度、叱るしかない。まずは、親が頭を使って、工夫をする事。それが一番。お金というのは、どれだけ大変なものか。お父さんがどれだけ働いてきて、どれだけ大変な思いをしているのか。そういう事を、家族で話し合う事が大事。お金という“額”ではなく、そこに見えない“価値”。これを伝えていない。多くの子育ての悩みで、こういう事はある。多くの人たちは、子どもを“罪人”にするんです。“自分をみなさい”という事が、大切なのではないでしょうか」


●江原啓之 今夜の格言

「お金は、人の心を知る道具です」
「お金に罪はありません。扱う人に罪があるのです」

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2016/9/11
少し、暑さも和らいできましたね。
8月に放送した『ダメンズ特集』に、たくさんの反響をいただきました。ありがとうございます。
今日は『ダメンズ特集』第二弾をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Jealous Guy / ブライアン・フェリー
◇仔犬のシロ / 江原啓之



「3歳の娘がいます。私は去年の12月に怪我をして入院しました。その2ヶ月前には旦那が手の指を折り入院しました。そして今、仕事復帰の前にヘルニアになり、安静の状態です。こんなに動けない状態は初めてで、私はどんな意味があるのか知りたくてメールしました。主人は、私が入院している間に、生命保険からのお金をギャンブルに数十万円も使い込んでいて、退院してガッカリしました。元々お金に余裕がなくて、少し豊かに暮らせると思っていたのに、お金の事で悩む日々に逆戻り。私も厄払いして欲しいです。家族はいますが、とても孤独を感じています。主人に執着し過ぎているのかと反省し『幸せに生きるひとりの法則』を読もうと思います」というメールをいただきました。

江原さん
「読むのが遅いです(笑)。早く読むべきです!“どんな意味があるのか知りたくて”とありますが、まず、相手を見直す事。あなた自身がもう少し“鬼嫁”にならなければいけません。昔から“オレがギャンブルに賭けて、倍にして返す”というのもよくある話。あなたがしっかりしなさいという意味の学びです」


「52歳の会社員です。癖について教えてください。夫は嘘をよくつき、お金を騙しとります。数年前、巨額な借金をして懲りたはずなのに、何度も借金を繰り返します。離婚を切り出しましたが、子どもの為に断念し“もう嘘はやめて父親らしく生きて欲しい”と、頼みました。私の夫に対する態度も悪かったのかと思い、今までの事を忘れ、夫を信じようとしているのですが、嘘つきや借金は治らない癖ですか?女の勘で、何かしでかしていそうだなと思う事もありますが、やんわりと問いただしても、いつも嘘をついて騙されている感じになります。小さな嘘はキリがなく、親戚や会社の人の親などの香典や主人の会社に支払わないとならないお金などです。家の中の金庫もこじ開けて、お金を持って行ったり、子どもの財布からも盗んでいました。先祖供養やお祓いなどしても、癖は治らないのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「まず、その考えが甘いです。先祖供養やお祓いをしても、癖は治りません。それよりも、こういう癖は治りません。この手のタイプは、親に原因がある。嘘をつかないと、生き抜いていけないという癖。ものすごく厳しいか、ものすごく変わった親御さんか。子どもの財布からも盗むなんて、あり得ない。ザ・セルフィッシュ。自分好きで、自分の事だけ。波長の法則、類は友を呼ぶ。優しいあなたと結婚した。そんな甘い状況ではない。家族の事でも、警察に突き出せと思う。これは、許してはダメ。かなり厳しくしましょうね」


「夫の事で相談です。結婚5年目。1歳の娘がいる3人家族です。いつも生活費を手渡しで貰っているのですが、ここ2ヶ月貰えていません。結婚当初は銀行のカードと通帳を渡され管理していたのですが、会社で必要だからという事で、いつの間にか手渡しという形になってしまいました。元々ルーズな性格の夫で、残高不足なのか、家賃など、引き落とし出来ない事がちょくちょくありました。少額ですが、最近、借金をしている事が分かりました。本人には確認していませんが、原因はパチンコの様です。仕事が忙し過ぎて、ストレス発散の為に行ってしまうのですかね。生活費を催促すると、パチンコで増やすのではないかと冷や冷やしています。どのように話を持っていくべきか教えてください。夫は同い年で、あまり強く言うとふて腐れるタイプ。私は言いたい事がなかなか言えないタイプです」というメールをいただきました。

江原さん
「ダメ!典型的。“私は言いたい事がなかなか言えないタイプ”というが、それでどうするのか。甘い。甘い人には甘い人。類は友を呼ぶ。子どももいて、いい加減にしろと思う。冗談じゃない。銀行のカード、旦那さんに渡しちゃダメ。そのうち、ギャンブルだけじゃ収まらなくなり、身勝手にやっちゃいますよ。これは、あなたがしっかりして牛耳らなくちゃダメ。子どもがいる。あなたたちだけなら勝手でいい。お子さんの為にもしっかりあなたが鬼にならなくちゃダメですよ。そこのところよろしくお願いします」


「私は初老の平凡なサラリーマンで、IT関係の仕事をしています。以前、奥さんにとって“息子は恋人”“娘は女中”というお話がありました。ならば私はずっと“奴隷”です。30年以上、趣味も我慢しながら、毎日の皿洗い洗濯物干しもこなし、毎月数万円の小遣いで、家族の為に働き続けてきました。毎晩食事は用意してくれますが、残り物をかき集めたような食事。数年前にリストラされた事、投資マンションで500万円損をした事で、何かあると“甲斐性なし、安月給、500万円返せ”という言葉を投げてきます。月給はすべて渡しています。私のいる場所は1個の机と、グランドピアノの脇の一畳ほどの寝場所だけ。子どもは自分の部屋を持っています。子どもも大きくなり、還暦も近くなって、家内と同じ家に居る意味がなくなってきました。解放されたい。仕事もやりますが、自分の趣味(絵)をやりながら暮らしたいという気持ちが強くなってきました。幸い親から引き継いだ財産が少しばかりあるので、自分1人は暮らせますし、定年後も働けそうなので、ある程度お金を渡す事はできますので、離婚しないまでも別居は可能です。世の中にはダメンズも多いのでしょうが、私の様な男もたくさんいるんじゃないでしょうか。こういう私にも何か、アドバイス、人生の指針をいただけるとありがたいです」というメールをいただきました。

江原さん
「切ないですね。あなたは何も悪くない。投資マンションの事も、みんなの為を思っての事であって“甲斐性なし、安月給、500万円返せ”は、ないよね。けれど、あなたも奥さんを選んでしまった。まだ奥さんが意地悪くないかなと思う事がひとつある。グランドピアノの下で寝ろとは言ってはいない。奥さんももしかしたら、あなたにもっとバシッと男としてやって欲しいという思いもあるんじゃないかな。でも、その時も過ぎたかもしれない。卒婚というのもありだよね。責任をちゃんと負っていれば、それもいいんじゃないかな。でも、このままでいくと“だったら、離婚してやるわ”と、親から引き継いだ財産も全部奪われる気もする。財産を全部奪われないよう、慰謝料だと言われないように、あなたも最低限の自分の計画を立て、ちゃんとやっておいた方がいいと思います」


●江原啓之 今夜の格言

「寂しさで求める愛は、翳りがあることを知りましょう」
「愛の絆には、愛されるよりも愛するパワーが必要なのです」

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◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ エンジェルさん目撃談
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2016/9/4
9月に入りました。
「秋は、秋刀魚や松茸など“美味しい食べ物”というご褒美もある季節。秋は恋の季節でもあるようで、たくさんのお便りが届いています」という江原さん。
今日は『恋愛特集』をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Close to you / カーペンターズ
◇みちひらき / 江原啓之



「僕は今、大学院生なのですが、大学に勤めている女性に“一目惚れ”をしてしまいました。その人の声を聞いた瞬間に心が揺れ、顔を見た時にはその人が輝いて見えました。アプローチのチャンスを窺っているのですが、一目惚れをした相手への良い“アプローチ方法”ではなく“一目惚れ”について、スピリチュアルの観点から、江原さんの御意見をお聞きしたいです。見ず知らずの人に恋に落ちてしまう、この不思議な現象は偶然なのでしょうか。それとも運命的・必然的な出会いなのでしょうか。必然的だとしたらそれには意味や学びがあるのでしょうか。僕は自分を信じ、運命を信じて、一目惚れした人にアプローチしていこうと思います。誰から何を言われても、自分を貫きます。当たって砕ける覚悟で頑張りますので、今回はアプローチに関するアドバイスは遠慮させていただきました」というメールをいただきました。

江原さん
「“アプローチに関するアドバイスは遠慮させていただきました”といちいち書くところに、強気なようだが、チキンな心が感じられる(笑)。若いんだから、当たって砕けろで、何度でも転べばいいのです。“一目惚れ”には意味がある。すべてを網羅して今言う事はできないが、例えばスピリチュアルな点からひとつ。前世や魂というところから惹かれる事がある。縁。けれど今生は今生だから、すべてが成就するとは限らない。運命とは築き上げるもの。素材と料理。また、そういった相手は、自分自身の魂を映す相手であるという事。気になるというのは、どこかそこに自分があったりするから。そのすべてが学びにつながる。現実的な部分で言うと、知らず知らずのうちに、自分の親を見ていたりする事もある。親を愛していたり、嫌いながらも実は本当は愛している人。“結局、お父さんみたいな人を選んでいる”というのもよくある話。色んな意味があるから“これ”というものがない。その人にとって“どれ”なのか。いけないのは、トラウマの映し出し。自分自身、こんなトラウマがあるからと、逆のものを見ていたり。または、自分を映し出し、すごく見栄っ張りで、愛情というよりも、学歴や美貌などの相手の表面的な部分ばかり追い、どこかで見返してやりたいとか、自分自身のプライドなどで選んでしまうのは、大体がダメ。物質的価値観が強すぎる。様々な理由があるのです。応援しています」


「2年半前に離婚しました。頑張っていかねばと模索している2年前『おと語り』と出会いました。望む自分はこんな風ではない!明るく素直になりたい!と思い、ラジオをヒントに様々な事にチャレンジしたり、仕事に力を入れたり。1年半前からは出会いを求めて行動するようになりました。しかし、街コンに行っても、紹介してもらっても、協会に登録してもなかなか縁はなく。バツイチの新たな出会いは大変だと実感。ですが、ついに先日、街コンで出会った方とトントン拍子にお付き合いを始める事ができました!とても優しくて素直な素敵な方です。生まれて初めて“愛おしい”“大事にしたい”気持ちになっています。恋に恋しているかもしれませんが、この出会いがあったのは江原さんのおかげです。“恋愛は感性の学び、結婚は忍耐の学び”“共に同じ方向を向いて社会に出ていける相手かどうか”の言葉を胸に、大事にこの縁をつなげていきたいと思っています」というメールをいただきました。

江原さん
「おめでとうございます!素敵ですね」


「最近、5年程お付き合いしてきた人と別れました。彼が妻子持ちの既婚者だったからです。今まで怪しい行動などはありましたが、その度にごまかされたり、一人暮らしであるような部屋まで見に行った事もあり、信じてきました。2年前に私が妊娠した時、私は結婚と出産が同時に来て嬉しい思いをしましたが、彼から“堕ろして欲しい”の一言。散々話し合いをした結果、彼の仕事の多忙を理由に堕ろしました。苦しかったけれど、仕事の忙しい彼を思い、責めませんでした。でもあれから2年。彼から以前同様“結婚したらこんな生活をしたい!こんな家に住みたいね!”の言葉は出るものの、結婚につながる行動をしてくれず、調べてもらい、既婚者である事が分かりました。付き合う前から結婚したい事も、子どもが欲しい事も相手に伝えていました。金銭的な被害はありませんが、心身共に疲れました。許せません!!今は弁護士さんにお願いして、賠償金を請求しています。お金では解決できませんが、彼に分からせる為にはこの方法しかないように思えました。仕事をすればまたお金は入りますが、私の5年の歳月は取り戻せません。“天罰”という言葉がありますが、彼にもそれがいつか下るでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「“天罰”言っている以上、まずはダメです。責任主体。お互い様。弁護士さんに頼んで賠償金を請求しているのは結構な事。理性。感情はいらない。相手が悪い。けれど、それに気付かないあなたも悪い。騙された人はなぜ“騙された”と、被害者ぶるのか。5年も付き合っていたら、共通の知人も出てきて、絶対に分かるはず。彼と一緒になりたいが為に、目をつぶって全許容していたのだと思う。『因果の法則』で、自ら撒いた種は、自ら刈り取る。“天罰”を自分が与えようなんて思う必要はない。天が与えてくれると思うのもおかしい。あなたにだって彼にだって、撒いた種は返ってくる。良き種は良いように返ってくる。ここであなたも敢えてこれ以上、人を恨んだりなど“悪しき種”を撒く必要がない。5年の歳月をバネにする。依存があったから騙されたんです。人生に無駄はない。いつからだって遅くはない。そういう事があって、真実の愛に出会う人もいる。弁護士さんに頼むのはいい事。感情を入れない事が、弁護士さんを通す事。理性的に、綺麗にする。相手にもご家族がいるので、制裁もあると思う。しかし、恨んだりして誰かのせいにしたり“天罰”というのは、心を汚してしまう。私の『みちひらき』という歌の中に『おめでとうっていおう!』「ありがとうっていおう!』という歌詞がある。それは自分の歩いてきた道を汚したくないから。このままの気持ちでいたら、あなたも自分の人生を汚してしまったような気持ちになってしまう。自分の道を綺麗にする為には“乗り越えた自分に、おめでとうと言おう。色んな事があったけれど、すべてに対してありがとうと言える自分でいよう。そういう環境に変えていこう”という事なのです」


「私は、いつも最低な男の人を好きになってしまう傾向がある事に気付きました。いつも夢見る少女になると、結局、体だけの女で終了になってしまいます。私には、これという武器もありません。ただゆっくりしているのが好きです。色々縛られたりする事は好きではありません。そういった事も原因のひとつではあるとは思います。友達の彼氏優先や、常に携帯いじりや、会わないからメールだけする男が欲しいや、皆、不倫や浮気しているなんていう話など、あきれてしまいます。私は、不倫などのない結婚をし、私と違い、頭が良く、頼れる可愛い、とてもとても自慢になる子どもを持ちたいです。あまり皆に安く見られたくありません。失敗ばかりで自信を持つ事のできないダサい私に、何かアドバイスお願いします」というメールをいただきました。

江原さん
「“私と違い、頭が良く、頼れる可愛い、とてもとても自慢になる子どもを持ちたいです”というのが、欲。気持ちは分かるけれど、自分にできない事を子どもに求めるのも可哀想。元気で育ってくれればそれで十分だと思うもの。最低な男の人を好きになってしまうというのは、どこかで自信のなさがハードルを下げているのだと思う。こんな人くらいが自分に合っているんだというのがいきすぎている。高嶺の花というのも問題だけれど、あまりに下げてしまうのもダメ。もっと気位を持って“私はもっと純粋な気持ちだから、純粋な相手が必要なんだ”と思うべき。幸せになれるよ。頑張ってね」


●江原啓之 今夜の格言

「寂しさがあるから、人恋しくなるものです」
「恋愛は自分の本質を知る絶好の機会です」

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