2016/9/25
涼しい日が続くようになりましたね。
8月21日の放送で、若い女性のリスナーの方から『女性の社会進出について』のメールをいただきました。この問題について、みなさまからたくさんの賛否のメールが届いています。
今日は『主婦と仕事』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇I've Never Been To Me / シャーリーン
◇みちひらき / 江原啓之



「番組で紹介された“女性の社会進出と専業主婦のあり方”についてのご質問。専業主婦に対し、否定的な昨今の社会風潮に疑問を呈していた点に、とても共感しました。同時に、人生には色々な事が起こりうるので、仕事を持ち続けた方が良いという江原さんのご指摘も納得しました。ですが、報道で、専業主婦と女性の社会進出が、二項対立として論じられている点に問題を感じます。私の母は専業主婦です。母は共働きの家庭に生まれ、淋しい思いをしたので、自分は家庭に入り、家を守ろうと専業主婦を選んだそうです。父も母が専業主婦である事に賛成で、お互い支え合っております。でも、母が専業主婦である事に対し、親戚や母の両親が批判的な態度をとり“働きなさい”という言葉を一方的にぶつけていました。私は、家庭を切り盛りする事も立派な仕事ではと、腹立たしく思っていました。母の事を心配して投げかけた言葉かもしれません。ですが、専業主婦としての役目をしっかりと果たしている母に、父と私は感謝しております。日本で専業主婦として生きている人の中には、母と同じような状況に立たされている人もいるでしょう。そうした方々に私は頑張っていただきたいと思っております。社会でお金を稼ぐことも仕事ですが、家庭を守る事も立派な仕事だと思うからです」というメールをいただきました。

江原さん
「なるほど。けれど、専業主婦をあなたはどこかで差別しているのではないか。私は、専業主婦はひとつの仕事だと思っています。専業主婦は仕事ではないという考えではない。専業主婦というのも立派なお仕事。しかし、それには条件がある。あなたのお宅の様に、ご主人が私設秘書としてお願いしているのと同じ立場で思っているかどうか。ただ安易に何の取り決めもなく主婦になる事に、反対しているだけなのです。何の取り決めもなくするから“誰が食わしていると思っているんだ”という言葉が出る。専業主婦は、夫の甲斐性の元、依頼された私設秘書。それだけの資格と権利があるという条件の元でなった場合は、その言葉が出るはずがない。甘ったれた男がただ“俺の為に家庭に入ってくれ”という戯言に耳を貸してはいけない。しっかり定義や取り決めをした上で、家庭に入りなさい。あなたに言いたいのは“親戚が一方的にぶつけてきました”というが、それを否定しないお父さんに問題があるという事。“余計な事を言うな。私が頼んでいるんだ。うちはこういうやり方なんだ”と言えばいい。それには責任が伴う。もし夫が先だった時にも、ちゃんと食べていける算段を付けている事を甲斐性という。そうでなければ、あなたの言っている事は理想論になってしまう。私の父は早く亡くなり、母はそこから働き始めたので、それは大変な事だった。カウンセリングしている中でも、そういった方をたくさん見ている。夫婦が添い遂げるのは、当たり前の事ではありません。人生は、何が起きてもおかしくないんです。備えを常に。その上で、厳しく律する事をちゃんと伝える事が“愛”だと思っている。夢や理想だけを言って、それはそれで素晴らしいというような事は“愛”ではない。常に覚悟。それには、理性的にしっかりと取り決めて、自律する事が、専業主婦をするにも、社会に進出するにも、共稼ぎで何かするにも、全部必要な事なのです」


「以前の放送で、専業主婦になりといという大学生の投稿がありましたが、個人的にはあまり賛成はできません。専業主婦を否定するつもりはありませんが、なぜ女性が仕事を持つ事が必要なのかについて、江原さんが言われている通りだと思います。先日、小池知事が誕生した時“女性に知事は務まらない”として、危害を加えようとした事件がありました。でも考えてみてください。今まで失脚してきたのは男性。男性を育てたのは、母である女性です。TVやラジオや雑誌などで、よく子どもの事で相談している親御さんを見たり聞いたりしますが、残念ながら父親の男性ではなく、母である女性がほとんどです。専業主婦はどうしても視野が狭くなりがちです。また、パートで働いている人とフルタイムで働いている人では、社会に対する見方が違う事を度々感じる事があります。両立が大変なのはすごく分かります。でも、可能な限りフルタイムで働く事を続けて欲しいと思います。社会の現時点が分かります。子どもが社会に関わり始め、悩み始めた時、よき先輩として説得力のある示しができる事だと思います。これからは母性が必要であり、女性が世の中を変えていかなくてはいけないと実感しています」というメールをいただきました。

江原さん
「私はこれに対し、何ひとつコメントはございません。仰る通りです。ちょっと付け加えると、もちろん全部ではなく、時々ですが、社会性がないなという方がいる。一番嫌いな言葉は“私は専業主婦だから”。逃げ言葉に使っている。自分で自分を卑下している。それはそれで立派な職業ですから、胸を張って言うべきだと思う。それに対し、相応しいだけの知識や、社会に対しても理解がないといけないと思うんです」


「私は54歳。単身赴任中の夫と他県に住む高3の息子がいます。主人とは息子の育て方の方針が違い、それが積もり積もって、ゆくゆくは離婚したいと考え、4年程前からパートをしています。そんな事を考えているからか、仕事は何をやってもうまくいきません。今の職場に勤めだして半年。40歳、30歳の女性と一緒なのですが、話す事は仕事関係のみで、挨拶もろくにしてくれません。私はというと、こんなこともできないの?と、自分で思うくらい間違ってばかり。どんどん職場に居づらくなってきています。少しも仕事で役に立てない私は浮いた存在です。もっと仕事ができるようになりたい。少しは楽しくおしゃべりしたいと思うのですが、それは無理なのでしょうか。江原さん、私はこのままこの職場に勤めてよいのでしょうか。どうしていけばよいのでしょうか。主人と仲良くした方がよいのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「自律できていないですね。そういう事を言う人が“子どもの育て方の方針”というのは正しいのだろうか。甘くないだろうか。“仲良くした方がよいのでしょうか”と言うくらいなら、最初から仲良くした方がいい。勝手なワガママを言い合っているのではなく、寄り添う。何が正しくて間違っているのか。それは、子どもがメイン。方針ではない。子どもという素材を見て料理をする。親の一方的な考え方を押し付けられても、子どもが迷惑。仕事でこういうふうに思うという事は、そこで謙虚にならないとね。自律なく安易に主婦をしていたから、こうなったのです。自分の足元を見つめて謙虚に自律をする。今からひとつずつ築き上げていく。千里の道も一歩から。そしたらちゃんと自律できるようになる。そうすると、家庭も円満だし、子どもも嬉しいとなるのです」



●9月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
9月生まれのみなさんは、悲しみを喜びに変える力の持ち主です。
すべての悲しみを喜びに変えてください。
※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●10月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
10月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

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●江原啓之 今夜の格言

「先見の明は、想像力の賜物です」
「生き方には、哲学が必要です」

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