2017/9/24
9月も間もなく終わりですね。
「私は常々“笑いはお祓い”と申し上げています。人生は、視点を変えたら可笑しい事だらけ。自分が転んだ事から、世の中の深刻な事まで、見ようによっては笑える事も結構多いのです」という江原さん。
今日は『笑えるメール』をご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇Dear Future Husband / メーガン・トレイナー
◇あゝ下北沢 / 江原啓之



「笑いは、マイナスを跳ね除ける。私は窓口業務をしています。先日、この地域では有名なクレーマーがやって来て、大声を出したり机をガンガン叩いたり。また始まりました。が、少し離れた場所で女子会を開いていた60歳代のおば様方の話が弾み、クレーマーに負けないくらいの大きな声で、笑い声の合唱が始まりました。しだいにおとなしくなっていくクレーマー。おば様方の笑い声が、勝利の雄叫びの様にホールに響き渡りました。笑いはマイナスを跳ね除けます!私も、おば様方を目指します」というメールをいただきました。

江原さん
「素晴らしい!“女子会”というのもいいですね。おば様方が“ワーハッハッハ”と笑っていたら、これから“井戸端会議”ではなく“女子会”だと頭の中で変換しよう。どいて欲しい時も“ちょっと女子会もう少し端でお願いします”と言ったら“やだー!女子会だってー!!”となって、きっとまたそこで笑いが起きますね(笑)」


「私の母はちょこちょこ言い間違えます。先日、母と会話をしていて“この世の終わりっていいよね?”と言われ“ん?”と思い、よくよく聞いてみると、この世の終末ではなく、バンドグループのSEKAI NO OWARIの事でした。意味は同じなんだろうけど『この世の終わり』の方が、悲壮感が凄いですよね…。また『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』を『ユナイテッド・ステイツ・ジャパン』と言ったり(我が国はいつから合衆国になったのでしょうか笑)、私の名前を姉や弟、ひどい時は飼っている猫と間違えます。昨年還暦を迎えた母ですが、老齢によるボケではなく、私の物心ついた頃からこんな感じです。かく言う私もこのDNAを受け継いでいるのかと思うと、時々、恐ろしくなります。江原さんは最近面白い“いいまつがい”に出会いましたか?」というメールをいただきました。

江原さん
「最近ではないのですが、ある知り合いのおばさんに“死んじゃったわよね。マイクロ・ジャクソン”と言われた時に“ん?マイクロ・ジャクソン?小さいジャクソン??”と思った。しかし最近、デーブ・スペクターさんが発音よく“Michael Jackson”と言っていたのを聞き、発音がいいとマイコーに聞こえるのだと分かり、逆におばさんは、耳がいいんだなと思いました(笑)」


「本当の私に気付いた日について聞いてください。私と主人は結婚して今年で23年になります。息子も独り立ちし、夫婦二人でこれからも仲良くやっていこうと話していると、なぜか介護の話になりました。私は主人に“オムツ替えは任せて!ちゃんと世話するから!”と力強く話していたのに、主人は“オムツ替えは嫌だなー”と苦笑い。そんな主人に腹が立ちましたが、本人には言いませんでした。それから何日かして、主人と二人で食品の買い物に出かけた時、彼の鼻から小さい鼻くそがピョコンと顔を出していました。彼に“ついてるよ”と話したら、両手がふさがっていた彼が“取って”と私に顔を近づけたのです。その時、私が即座に思ったのが“嫌だ”だったのです。そう思った自分に驚きましたが、すぐに鼻くそをとりました。こんな小さな鼻くそでも嫌だと思うなら、いつか来るかもしれないオムツ替えはハードルが高そうだな、これから修行が必要だなと、再認識した日でした。どんな修行が必要なのか私にも分かりませんが(笑)、これからは、その時が来たらニコニコしながらお尻が拭けるように、もっと主人に感謝と愛情を持って頑張っていきます」というメールをいただきました。

江原さん
「旦那さんが“嫌だな”と言うのも“照れ”ではないか。鼻くそをとるのを“嫌だ”と思うのは、嬉しい事ではないし、正直ですね。私も先日、60代の親しい男性の方と仕事をしていた時、鼻毛が気になった。割れた筆先くらい出ていた。顔をガン見できないし、どうしていいかと苦しくて苦しくて…顔を見て話ができなかった。言いにくいですよね(笑)」


「今年は江原さんのスピリチュアリスト30年との事で、長きに渡り、大我のお勤めをしてくださり、ありがとうございます。番組でもお祝いの企画をしていただけたらいいなぁと思い、メールさせていただきました。例えば、江原さんの著書の“ことたま”から心に響いたフレーズ“例えば、大我と小我”募って“ことたまベスト10!”ですとか、質問コーナーでメールを募り、好きな食べ物や映画、音楽など、江原さんのプライベートをお聞きしたり、リスナーから見た江原さんの好きなところを募って、親睦を深められたらいいなと思います。番組の名場面も聞きたいです。今まで江原さんにいただいたパワーをリスナーみんなで江原さんにプレゼントできたら…などと思っています」というメールをいただきました。

江原さん
「なんという有難い!優しいお心遣いでございます。お言葉に甘えまして【江原啓之スピリチュアリスト30周年特別企画!】という事で、みなさんから色々とメールをいただけると嬉しいです。“江原さんの好きなところ”という事は“嫌いなところ”なんていうのも入ってきたりして…。受け止めます!“ことたま総選挙”なんていうのもいいですね。好きな食べ物は、私は“食のイエス・キリスト”ですから、なんでも大体、好きです(笑)。死ぬ前に食べるとしたら、ネギトロ手巻き。それは決定しています!」


●9月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
9月生まれのみなさんは、感謝を知る人です。
世の中に感謝のお裾分けしてください。

※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●10月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
10月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言

「傲慢な人は、自身の無知さに気づいていない人です」
「人生は躓きの連続です。しかし、そこから成長するのです」

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2017/9/17
世の中には何でもマイナスに捉えるネガティブさんと、どんな時にも前向きなポジティブさんがいますね。
「私は、面倒くさい人は幸せになれないと思う。物事はシンプルに考える事が大事。ネガティブやポジティブというよりも、シンプルに考えて、するべき事をやる。これだけでいいと思うんです。頭が動いて口が動いている人というのは、行動しない。考えている時間がもったいない。“今日は家事が面倒くさくって、お天気もこうだし、ああだし…”と考えている間に、何かやった方がいい。私は面倒くさい人、苦手なのです」という江原さん。
今日は対照的な『ネガティブさんとポジティブさん』のメールをご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇Take It Easy / イーグルス
◇楽園 / 江原啓之



「私の母はとても心配性です。何かしようとすると、だいたい第一声にネガティブな事を言い、大きな一歩を“ずり足”に変えてしまうようなところがあります。悪い事を頭に巡らせて思い悩んだり、予定と違う事が起こると、些細な事でも必要以上に驚き、落ち着いて対応できません。車を運転中に曲がる所を一本間違えただけでワアワア言います。母はもうすぐ70歳ですが、今までも今もずっとこんな感じです。母の母親も、ものすごく心配性でした。小・中学の孫もいますし、母自身の為にもポジティブに考えた方がいいんじゃないかと、常々思います。心配性になるには理由があるのでしょうか。心配性をポジティブに変える事は可能でしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「お母さんとお祖母さんの心配性は元々なのかもしれないが、年代というのもあるのかもしれない。また、こういう家系は、言葉の変換作業が必要。お年寄りは座ったり立ったりするのに“どっこいしょ”“あぁ、やれやれ”などと言う。それと同じように思ったらいい。また、自分自身に自信がないという事が分かっているお母さんなのでしょう。道を一本間違えた時にワアワア言うのは“それで事故でも起こったらどうするの!大変じゃない”と、想定外に対応できないから。想定内の中に生きているというだけの事。この年代の方をポジティブに変えようとしても無理。あるとすれば“どっこいしょ”“ハイ〜ハイ!”という合いの手が必要だという事。ポジティブ合いの手。マザー・テレサの言葉じゃないけれど“相手を変えようとしてはいけません。自分が変わるのです”。そして車の中で常に『Take It Easy』を流す。それで対処できます。大丈夫です」


「半年程前に社内で異動となり、これまで30年以上やってきた業務から離れ、まったく新しい仕事に取り組むようになりました。60歳の定年退職まであと数年というところまで迫り、今回の異動となりました。分かり易く言えば、元居た部署からの戦力外通告。または左遷ですが、しかし前向きに捉えれば、新たなキャリアを積んで60歳以降も働く事のできるチャンスを頂いたのかもしれません。今は、この異動を前向きに捉えて、60歳以降のキャリアも視野に入れて、新たに資格取得にも挑戦するつもりです。定年退職が見えてくるとつい、守りの姿勢に入りがちですが、人生はまだまだ長い!攻めの姿勢で取り組んでいきたいと思います」というメールをいただきました。

江原さん
「ポジティブで良い事ですね。もうひとつプラスしたらいいなと思うのは、長く働いて、急にこの年代になって新しい事に取り組むというのは、普通は大変な事だと思うし、すごくご立派な事だとも思う。けれど、お分かりだとは思いますが“人は、仕事をする為に生まれていたのではなく、生きる為に仕事をしている”のです。いずれ仕事を離れる時代もやってくる。そうなった時の為にも、自分の楽しみや、自分自身“何をしたら充実するのか”を、同時に視界を広げていっていただけたらいいなと思うのです。この世代の方は、仕事に専念していってしまうから、仕事が終わったら何をしていっていいのか分からなくなってしまう事もある。これを機に、仕事の新たな挑戦及び、人生の地図をよくご覧になられたらいかがかなと思います」


「僕は今、大学生です。僕は弱い人間です。そしてプライドが高いです。大学2年で、周りのみんなは彼女とかサークルとかで楽しそうにやっている一方、僕は友達もあまりいなく、彼女なんていません。そういう楽しそうな人たちを見て、正直、羨ましいと思ってしまいます。その一方、僕は1人で音楽活動をしていて、将来はプロになりたいという夢があります。なので、そういう楽しそうな人たちを見ると、1人で“将来見とけ”“ビックになって見返してやる”と思ってしまいます。しかし実際問題、音楽活動もなかなかうまくいかず、正直うまくもないし、弱い人間ですから、家に帰って涙を流す日々が続いています。アルバイトもしているのですが、毎日アルバイトに行く事も、正直、周りの人とうまくいかなくて苦痛です。しかし、お金も全然なく、生活も大変なのでバイトはしなくてはいけません。こんな事、普通の人にはないんですよね。僕は弱くて周りの当たり前ができないのです。何を解決したいとかではなく、こんな弱くて周りとうまくやっていけないような僕は、これから夜、辛く過ごさない為に、どんな気持ちを持って生きればいいのでしょうか。そして、休暇中に地元に帰るのですが、地元の友達ももう相手にしてくれないと思って、とても辛いです」というメールをいただきました。

江原さん
「暗いですね。スーパーネガティブ。面倒くさいタイプ。感情はいらない。理性です。あなたは、自己憐憫の塊。“可哀想だねぇ。大丈夫大丈夫。よしよし”と言ってもらっても変わらない。そんな言葉は、何の役にも立たない。それよりも、分析していく事が大事。まず、弱いからプライドが高いんです。強い人間は、裸で十分だと思っているから、最初からプライドなんて持っていない。友達も彼女も作ればいい。羨ましいと思っているんだったら行動!何が足りないか。行動です。将来プロになりたいという夢があるのは素晴らしいが“将来見とけ”という気持ちのある人は音楽をやってはいけない。音楽というのは、人に対して“幸せ”を与えていくのに“将来見とけ”というケチくさい心の音楽を聴かされると、ものすごく“おとたま”も“ことたま”も良くない。誰もその音楽にはノッテこない。世の中で音楽をやっている人たちはポジティブ。ポジティブじゃない人は、いずれ朽ちる。“みんなの幸せ祈っているぜ!”という人にならなければダメ。うまくないのであれば、うまくなるように頑張る。グジュグジュ言っている前に練習!家に帰って涙を流すという感性は、作詞をするには向いている。けれど、こういう形で表してはいけない。音楽の中で表してくださいね。アルバイトでうまくいかないのも、うまくいくようにする!何が原因でうまくいかないのか。自分が暗くてダメなのか。みんなと合わせられないのか。みんなと合わせられなくても、すべて共感しなくても“そうだね”と上に立つ。それが本当のプライド。“みんなが幸せで良かった良かった”という、それくらい太っ腹な気持ちになれないものだろうか。お金がないのも、だからアルバイトしているのでしょう。頑張れ!みんなも同じ事をやっている。みんなも同じように苦労している。どんぐりの背比べ。私が細かく言ってあげたから、そこで自分自身で築き上げる。グジュグジュ言っていないでまず行動です!若いし、まだまだ未来がある。情報過多がいけないのかな。ある程度“若さは、バカさ”。それが素敵なんです」


「辛い経験、苦しみ、悩みなどは、魂が成長する為の学びとおっしゃいますが、私はその様な経験は特になく、家族、友人、職場にも恵まれ30年間ずっと悩みもなく幸せです!まったく学び知らずで、私の魂は成長できていないんじゃないかと思ってしまいます(笑)。江原さん的には“学べないので、幸せじゃない”?ですよね?学びだからといって、辛い経験を呼び込みたい訳ではないですが、私の魂ぃー…と思ってしまいます。人生の学び。“自分がなぜ生まれてきたのかを知りたければ、親を見れば分かる”と教えていただきましたが、鈍感過ぎるのか、さっぱり分かりません。私の魂は成長できているのでしょうか。教えてくださーい。江原さん」というメールをいただきました。

江原さん
「心配しなくて大丈夫!これからいくらでもいっぱい色んな事が待っています。そこから学んでいくのです。何もない人生の人はいない。安心してください。人は必要以上に幸せな事も不幸な事も怒らない。私はあなたを見れば大体、親が分かります(笑)」


●江原啓之 今夜の格言

「ネガティブは依存心の怠惰な感情です」
「ポジティブとは、理性的に自身の至らなさを理解することです」

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2017/9/10
心配事がある時、夜、眠れなくなったり、一日中その事が頭の片隅に引っかかっていたりする事ってありますよね。
「誰にでも心配事はある。道に迷ったら、絶対に突き進んではいけない。立ち止まり、分かるところまで戻る。けれど多くの人は、戻るのが面倒くさいから先に進もうとして、余計に時間がかかってしまいがち。実際に道に迷った時と一緒。分かるところまで戻って、もう一度、地図を見る事です」という江原さん。
今日は『困った出来事に遭遇した時、どう対処すれば良いのか』をテーマにお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇I knew you were trouble / テイラー・スウィフト
◇みちひらき / 江原啓之



「多額の借金に悩んでいます。新卒で入社してもう30年同じ会社に勤めていますが、収入が20年同じです。安い給与がまったく上がる事もなく、長い一人暮らし。中古マンションのローンの支払いもあるのに、生活補填が積み重なり、年収を大きく上回る借入額になってしまいました。安い給料は返済で消え、更に借り入れて自転車操業で苦しく、よく眠れない日々です。禁止されている副業でなんとか乗り切っていけるものでしょうか。お金の事ばかり考えてしまい、楽しいと思う事がなく、仕事中もため息をついてしまいます。なぜこんな自分になってしまったのか、悔いてばかりです。前向きに考え行動すれば、お金は回ってくるものなのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「確かに気の毒ですね。けれど愚痴っても始まらない。お金があればイコール幸せという事でもないが、なくても生きていけない。大事な事は出来る限り切り詰める事。こんな事言ってはいけないかもしれないが、ちょっとでもアルバイト出来たら一番良いのだけれどね。そこはあなたにお任せします。けれど、こういう時は永遠に長くは続かない。会社をちゃんと勤め上げれば、年金や退職金もあるし、ローンもある意味で貯金だと思えばいい。買った物だから、売る事も出来る。逆にこういった事がなければパーッと使っていたかもしれない。私はお金の貯め方のポイントは“借金だと思う事”だと思っている。私も“これは借金だと思って”と、コツコツ貯めていた。また“負”は、励みになる事もある。“負”を思っていると、すごく大変な人生のように思えるが“負”があるから頑張れるという事もあると思うのです」


「アルバイトをしている店先で、子猫が車にはねられました。駆け寄るとまだピクピク動いています。市役所に急いで電話すると事務的に“病院にかかるなら、あなたの実費です。死んでいるなら回収車を向かわせます”との事。そうこうしているうちに、子猫の息が絶え、僕の腕の中で死んでしまいました。“死んでしまったようです…”と告げ、回収車を待つ間、子猫を綺麗な段ボール箱に入れ、僕のハンカチをかけてあげました。回収車が来たのですが…普通のゴミ回収車。子猫を段ボールごとポーンとゴミの中に投げ入れてしまったんです。野良猫が死ぬとゴミ扱いになると知らなかった。こんな事なら自分で埋めてあげれば良かったと、すごく後悔しました。帰宅し、母に言うと“出来るだけの事はやったんじゃないかな。子猫ちゃん、最期に君に抱かれて、人に優しくされて嬉しかったと思うよ。埋めるといっても、他所様の土地に勝手に埋めたらダメだからね。こういう場合は、役所の判断に従うのが適切だったと思うよ”と言われて少しだけ気が楽になりましたが、江原さんなら、こういう場面に立ち会った時にどうなさいますか?そして、子猫の魂は僕がした一部始終を見て、どう思っているのかな…。本当に救われたのかな?ご意見を聞かせてください」というメールをいただきました。

江原さん
「お母さんの言う通りではないでしょうか。最期に腕に抱かれて死ぬ事ができて、子猫はとっても感謝していると思うし、こんなに嬉しい事はないと思う。この世の法律では、動物は“物”として扱われる。動物をはねても“器物破損”。仕事で回収しに来た人も、やむを得ぬところもある。私がそういう場面に立ち会ったならば、火葬に出してあげて、動物の集団墓地に預けたりする事もあるかもしれない。けれど22歳のあなたが咄嗟にした行動とすれば、決して間違いではなかったと思います。心配しないでくださいね」


「息子は現在、県内有数の進学校で大学受験に向け、日々、頑張っています。しかし最近成績が振るわず、今後どうするかを話し合いました。具体的には携帯を親が管理する等です。携帯で動画ばかり見て勉強が手につかないので。その話し合いの後、息子が去り際に“オレ、人を殺したいと思うんだけど、どうしたらいい?”と。思ってもみなかった言葉に私は呆然としました。今まで息子は誰か傷つけたり、いじめたりした事がありません。むしろいじめられる事が多く、心配してきました。毎日よくしゃべり、朗らかで優しい子だと思っていたのに…。この発言は、私を困らせようと言った事なのか。勉強によるストレスからの一過性の事なのか。最悪、犯罪者のような欲求に自分自身困惑した上でのSOSなのか。“どうして殺したいのか?死体が見たいのか?誰か憎い人がいるのか?”と追及してみても“分からない。ただ殺したい。僕は人の気持ちが分からないから”と言うばかり。夫に相談すると“カラオケか何かでストレス発散をさせてやろう。きっと勉強のストレスがたまっているのだから、お前はもう何も言うな”と。本当にこのまま様子を見ていていいのでしょうか。カウンセリングなど行かせた方がいいのでは?もし人様にご迷惑をかける事になったら…と、非常に恐ろしく思います。私はただ見守るしかないのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「非常に深刻な話ですね。けれど、仕方がないなと思うのです。自分の心が殺されているから、人を殺したくなるんです。ダメだなと思うのは、県内有数の進学校に行っていて、大学受験に向かって頑張っている。けれど、成績が振るわない。それは、息子さんが本当に望んでいないから。それなのに父親の“カラオケが何かでストレスを発散させてやろう”という言葉。そういう問題だろうか。また“そう言ったとしても、どうせストレスだから、大学受験するのは当然”という、受験する事は変わらないという事。進学校に入学するという事は、元々勉強の出来るお子さんなのでしょう。けれど、勉強が出来たとしても、それが本人にとって向かないのだったら仕方がない。罪を犯し、ストレスを表した時に気付くよりも、なぜ今のうちから考えないのか。確かに世の中の様々な考え方の中に“優秀な学校に行けば未来が安泰だ”というのもある。けれど、私はそんな事では人生は絶対に変わらないと思う。私がしてきたカウンセリングの中で、一流大学を出て心を病んでおかしくなった人や、人生が狂った人をたくさん見てきた。それよりも“人間力”。何回も学校に行ったり、落ちたりしながら生き抜いている人は強い。お母さんが言っているようにカウンセリングに行くのもいいし、根本的に“道はひとつではない”という事を、父・母・子ども、皆で話し合い、共有する事だと思うのです。くさい臭いは、元から断たなければダメ。今、上っ面の所だけ何とかしようとしてもダメ。私は“カラオケを歌えばストレスが発散できる”と言う人、嫌いです。人の心をバカにし過ぎている。この言葉だけで、このお父さんの姿勢が見えてしまう。また“お前はもう何も言うな”というところに、良い様に妄想していたいという現実逃避も見える。失礼ながら、子どもを愛していないのと一緒。お母さんは、こうやって番組にメールを送ってくれた。息子を愛しているし、味方なんです。お母さん、ちゃんとカウンセリングに行った方がいいと思います。携帯を管理してみても無理。それは、いつも檻に入れているのと一緒。力づくではどうにもならない。本当に息子さんがしたい事は何なのか。どういう人生を歩みたいのか。親なら本当の息子さんの幸せを望むべきではないかなと思うのです。“殺す”という言葉も“殺す”という言葉だけに反応するのではなく“自分の心が殺されている”というSOSだから、発しているうちはまだ見込みがあるんです。今、本当に親の愛が試されているようなもの。本当に親が子どもを愛するという事は、成果主義ではないと思う。本当にその子が思う人生をスクスクと責任主体で生きていってくれたら、もうそれで良し。こうでなければいけない。ああでなければいけないという事ではない。人はいくら親子であっても、自分自身の事しか責任は負えない。自分の人生。それを、育むという事ではないかなと思うのです」


●江原啓之 今夜の格言

「すべてに意味があるのです。その先にあるのは成長です」
「次には強くなる。それが乗り越えた証です」

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2017/9/3
9月に入り、急に秋めいてきましたね。
「人には様々なクセや性質がありますよね。私はイラチかな(笑)。すぐにやらなければ気が済まない。後に回す人が許せないし、後に回してうまくいった例を見た事がない。その場でやれる事はやってしまう。それが時間を有効に使える事だと思うんです」という江原さん。
今日は『クセ』をテーマにお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇The Fox / イルヴィス
◇誰かのために / 江原啓之



「私はよくイライラします。例えば夏の満員電車内で、ずっと立っていてようやく目の前の席が空いたので、その人が降りやすいように、少しどいた隙に違う人が座ったり。混み合う駅構内で踏まれて靴が脱げたのに、謝りもしないで“ここにいるお前が悪い”というような態度で通り過ぎるオジサンがいたり。エレベーターでボタンを押しても、会釈もなしに降りていく人がいたり。その人たちの気持ちも分かりますが、直後はやはりイライラしてしまいます。前からイライラしやすい体質だと思うのですが、江原さんはこのくらいではイライラしないのでしょうか?」というメールをいただきました。

江原さん
「イライラします(笑)。心の中で“そういうヤツは、大体幸せになれないんだよ”などと、悪しき言霊で祓ってみたりします。けれど“心が気の毒だな。幸せな人は意地悪しない”と思う事が大事ですね」


「私は昔からヤキモチ妬きが強くて、昔は異性にだけでなく、同性の仲のいい友達にまでヤキモチを妬いていました。今は昔ほどではないのですが、ヤキモチ妬きは直っていません。いつか結婚して子どもができた時、旦那と子どもの関係にヤキモチを妬きそうで不安です。たった一人の兄が結婚する時、ヤキモチ妬くか不安です。依存は良くないし、自分が疲れるだけなのに…。ヤキモチ妬きって直りますか?」というメールをいただきました。

江原さん
「自分が幸せならヤキモチを妬かない。まだ、あなたがどこかで実っていないのでしょうね。“自分の事を分かって、私を見て”という感じが強いと、ヤキモチを妬いてしまう。解決は簡単。『幸せになりなさい』。幸せを見つける。愛する人を作る。愛する人ができてヤキモチを妬くのは小我の愛。今のうちに変えておかないと、自分が子どもを持ったりして、巣立ったりすると大変ですよ」


「私はいつも余計な一言を言ってしまい、言ったすぐ後に周りの反応で“また言っちゃった”と気付くのですが、言ってしまった以上、訂正もできず、人を傷つけてしまっています。決して悪気はないんです。考えながら話すよう気を付けようとしているんですが、なかなか直りません。これって直るものなのでしょうか。今すぐにでも直したいです」というメールをいただきました。

江原さん
「切実ですね。私も余計な事をいつも言ってしまう。余計な一言を言ってしまうんだけど、自分の心の中で“だって、本当の事なんだもん”という免罪符がどこかにあると思う。そうすると直らない。“本当の事は言ってはいけない”と自分で反省をし、戒めないと、つい出てしまう。“あ!言っちゃった!ごめんなさい。傷つけちゃった!!…でも、本当の事だもん”というのが一番いけない。あなたを慰める訳ではないが、世の中には、そんな事に気付かずに、ずっと言い続ける人もいる。全然悪気がなく、ドギツイ事を平気で言う人。そっちの方が、質が悪いと思う。気付くだけ、あなたは優しい。本当の事はあまり言わないように、オブラートに包んで言ってくださいね(笑)。本当の事を言わなければいけない時は、たまにしかないのです」


「私はとてもせっかちで、昔から人に“慌てる事”をよく指摘されます。その度に反省し、その時は落ち着いて行動するのですが、すぐ忘れ、また同じような行動をとるという繰り返しの毎日を送っています。ついこないだの出来事です。買い物を主人として、店内の通路で道に迷ったところ、後ろから歩いてきていた妊婦さんにまったく気付かず、思い切り身体と持っていたバックが妊婦さんの身体にぶつかってしまいました。妊婦さんはお腹をさすっており、私自身、妊婦さんにぶつかり申し訳ない気持ちでいっぱいになり、会釈する事が精一杯でその場を立ち去りました。その後、妊婦さんの事が心配で仕方ない気持ちになっていますが、見ず知らずの他人なので、とにかく無事に元気な赤ちゃんを産んでくれる事を願う事しかできません。もう二度と同じ事を繰り返さないよう、今回の事は忘れる事なく、落ち着いて行動していきたいです」というメールをいただきました。

江原さん
「気を付けてくださいね。妊婦さんにぶつかって、会釈だけはまずい。そこで“ごめんなさい。お身体、大丈夫ですか?”と気遣わないといけないな。車でぶつかって行ってしまうのと一緒になってしまう。テレビなどでの色んな人たちの出来事も、その人だけの問題ではなく、自分の学びにつなげなければいけない。相手の事を思わなければいけないかなと思うのです。慌てるから謝る事も忘れちゃうのかな。パニックになってしまったのでしょうね。“せっかち”と“パニック”は違うのです」


「私は舞台やコンサート、演奏会、美術館、映画館などで涙が溢れてしまいます。特に始まった瞬間に涙がボロボロ出て、作品どころじゃなくなってしまうくらい、自然と涙が出てきます。そんな時は口の中を思い切り噛み“泣かないぞ”と気合を入れるのですが、始まるとどうしても涙が出ます。子どもの頃からで大人になっても直りません。感動する前に感動してしまうのです。江原さん、美輪さんのコンサートなんて会場に入った瞬間に“これから同じ空気を吸える”と思うだけで気持ちが高ぶり、涙が溢れます。先日、友人と美術館へ行き、絵を見て圧倒され感激していると“絵を見て泣く人なんて初めて見た”と言われてしまいました。私はおかしいのでしょうか。何か原因があるのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「感受性が豊かなんですね。私は絵を見て泣けなくて、美術を諦めました。私の友達はみんな作品を見て涙していた。私は“こういう構図で、上手く描いているな”と、理屈で考えてしまっていた。また、何事も泣くまではいかないけれど、始まる前が一番感動する。気分が高揚してくる。あなたも、おかしくないけれど、ちょっと奇異に思われてしまうかもしれませんね。気にしない方が返ってならないかもしれないですよ。でも、素敵だと思います」


●江原啓之 今夜の格言

「クセはたましいのサインです。嫌うより分析です」
「何事も元を絶たねば、変わりません」

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