2017/9/3
9月に入り、急に秋めいてきましたね。
「人には様々なクセや性質がありますよね。私はイラチかな(笑)。すぐにやらなければ気が済まない。後に回す人が許せないし、後に回してうまくいった例を見た事がない。その場でやれる事はやってしまう。それが時間を有効に使える事だと思うんです」という江原さん。
今日は『クセ』をテーマにお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇The Fox / イルヴィス
◇誰かのために / 江原啓之



「私はよくイライラします。例えば夏の満員電車内で、ずっと立っていてようやく目の前の席が空いたので、その人が降りやすいように、少しどいた隙に違う人が座ったり。混み合う駅構内で踏まれて靴が脱げたのに、謝りもしないで“ここにいるお前が悪い”というような態度で通り過ぎるオジサンがいたり。エレベーターでボタンを押しても、会釈もなしに降りていく人がいたり。その人たちの気持ちも分かりますが、直後はやはりイライラしてしまいます。前からイライラしやすい体質だと思うのですが、江原さんはこのくらいではイライラしないのでしょうか?」というメールをいただきました。

江原さん
「イライラします(笑)。心の中で“そういうヤツは、大体幸せになれないんだよ”などと、悪しき言霊で祓ってみたりします。けれど“心が気の毒だな。幸せな人は意地悪しない”と思う事が大事ですね」


「私は昔からヤキモチ妬きが強くて、昔は異性にだけでなく、同性の仲のいい友達にまでヤキモチを妬いていました。今は昔ほどではないのですが、ヤキモチ妬きは直っていません。いつか結婚して子どもができた時、旦那と子どもの関係にヤキモチを妬きそうで不安です。たった一人の兄が結婚する時、ヤキモチ妬くか不安です。依存は良くないし、自分が疲れるだけなのに…。ヤキモチ妬きって直りますか?」というメールをいただきました。

江原さん
「自分が幸せならヤキモチを妬かない。まだ、あなたがどこかで実っていないのでしょうね。“自分の事を分かって、私を見て”という感じが強いと、ヤキモチを妬いてしまう。解決は簡単。『幸せになりなさい』。幸せを見つける。愛する人を作る。愛する人ができてヤキモチを妬くのは小我の愛。今のうちに変えておかないと、自分が子どもを持ったりして、巣立ったりすると大変ですよ」


「私はいつも余計な一言を言ってしまい、言ったすぐ後に周りの反応で“また言っちゃった”と気付くのですが、言ってしまった以上、訂正もできず、人を傷つけてしまっています。決して悪気はないんです。考えながら話すよう気を付けようとしているんですが、なかなか直りません。これって直るものなのでしょうか。今すぐにでも直したいです」というメールをいただきました。

江原さん
「切実ですね。私も余計な事をいつも言ってしまう。余計な一言を言ってしまうんだけど、自分の心の中で“だって、本当の事なんだもん”という免罪符がどこかにあると思う。そうすると直らない。“本当の事は言ってはいけない”と自分で反省をし、戒めないと、つい出てしまう。“あ!言っちゃった!ごめんなさい。傷つけちゃった!!…でも、本当の事だもん”というのが一番いけない。あなたを慰める訳ではないが、世の中には、そんな事に気付かずに、ずっと言い続ける人もいる。全然悪気がなく、ドギツイ事を平気で言う人。そっちの方が、質が悪いと思う。気付くだけ、あなたは優しい。本当の事はあまり言わないように、オブラートに包んで言ってくださいね(笑)。本当の事を言わなければいけない時は、たまにしかないのです」


「私はとてもせっかちで、昔から人に“慌てる事”をよく指摘されます。その度に反省し、その時は落ち着いて行動するのですが、すぐ忘れ、また同じような行動をとるという繰り返しの毎日を送っています。ついこないだの出来事です。買い物を主人として、店内の通路で道に迷ったところ、後ろから歩いてきていた妊婦さんにまったく気付かず、思い切り身体と持っていたバックが妊婦さんの身体にぶつかってしまいました。妊婦さんはお腹をさすっており、私自身、妊婦さんにぶつかり申し訳ない気持ちでいっぱいになり、会釈する事が精一杯でその場を立ち去りました。その後、妊婦さんの事が心配で仕方ない気持ちになっていますが、見ず知らずの他人なので、とにかく無事に元気な赤ちゃんを産んでくれる事を願う事しかできません。もう二度と同じ事を繰り返さないよう、今回の事は忘れる事なく、落ち着いて行動していきたいです」というメールをいただきました。

江原さん
「気を付けてくださいね。妊婦さんにぶつかって、会釈だけはまずい。そこで“ごめんなさい。お身体、大丈夫ですか?”と気遣わないといけないな。車でぶつかって行ってしまうのと一緒になってしまう。テレビなどでの色んな人たちの出来事も、その人だけの問題ではなく、自分の学びにつなげなければいけない。相手の事を思わなければいけないかなと思うのです。慌てるから謝る事も忘れちゃうのかな。パニックになってしまったのでしょうね。“せっかち”と“パニック”は違うのです」


「私は舞台やコンサート、演奏会、美術館、映画館などで涙が溢れてしまいます。特に始まった瞬間に涙がボロボロ出て、作品どころじゃなくなってしまうくらい、自然と涙が出てきます。そんな時は口の中を思い切り噛み“泣かないぞ”と気合を入れるのですが、始まるとどうしても涙が出ます。子どもの頃からで大人になっても直りません。感動する前に感動してしまうのです。江原さん、美輪さんのコンサートなんて会場に入った瞬間に“これから同じ空気を吸える”と思うだけで気持ちが高ぶり、涙が溢れます。先日、友人と美術館へ行き、絵を見て圧倒され感激していると“絵を見て泣く人なんて初めて見た”と言われてしまいました。私はおかしいのでしょうか。何か原因があるのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「感受性が豊かなんですね。私は絵を見て泣けなくて、美術を諦めました。私の友達はみんな作品を見て涙していた。私は“こういう構図で、上手く描いているな”と、理屈で考えてしまっていた。また、何事も泣くまではいかないけれど、始まる前が一番感動する。気分が高揚してくる。あなたも、おかしくないけれど、ちょっと奇異に思われてしまうかもしれませんね。気にしない方が返ってならないかもしれないですよ。でも、素敵だと思います」


●江原啓之 今夜の格言

「クセはたましいのサインです。嫌うより分析です」
「何事も元を絶たねば、変わりません」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
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