2017/11/26
急に寒くなってきましたね。
みなさま、風邪など引かれていませんか?
「食べ物もそうですが、人間関係でも“好き・嫌い”ってありますよね。人間関係においての“嫌い”という感情は何なのでしょうか。気にならない人もいるのに、なぜ“嫌い”という感情があるのかというと、自分の中のトラウマがあるのかもしれませんね。みなさん、理性的に分析するのが難しいようです。また、今の時代、腹を括って生きるということができないようで、表と裏とがある。表ではSNSなどあるが、虚構ですよね。本当の自分というのが、見えなくなっている時代なのではないかなと思うのです」という江原さん。
今日は「嫌い」をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇I Don't Like it, I Love it / フロー・ライダー
◇光の輪舞曲 / 江原啓之



「娘のことで相談です。以前、猫を飼っていましたが亡くなり、また飼いたくて7月から子猫2匹を飼っています。前の猫は、娘が生まれる前から飼っていたので、娘も可愛がっていました。しかし、娘のクッションに猫ちゃんが便をつけたことをきっかけに、少しずつ猫を嫌いだと言うようになりました。今回も“猫は嫌い”と反対していましたが、家族3人は飼いたいので飼うことになりました。その後、夕食時に、何が原因なのか分からないのですが、ちょっと娘のことをパパが怒ったら、言い返さず、泣きながらご飯を食べ、その後、部屋に閉じこもり、大泣きして以来、話をしてくれなくなりました。娘に話を聞いても“ママとは話したくない。ママの作った物は食べたくない。猫を何とかしてよ。猫の毛がついて嫌だ。どっか行ってよ”などという言葉。自分が、猫を嫌いと知っていながら、猫を飼ってしまったことで、自分の居場所がなくなってしまって、部屋に閉じこもっているのかなと思います。娘のことを思うと、猫を飼わなかった方が良かったとは思います。しかし、飼ってしまい、今更、子猫を誰かに…ということはできません。母として何ということをしたのだろうと後悔しています。娘の気持ちに耳を傾けて、心に留めてあげられず、娘の嫌なことをしてしまったことに、心が痛みます。私は何をするべきなのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「そのことに何も触れず、普通通りに“ご飯よ〜”“○○よ〜”と言うのがいい。絶対にやってはいけないこと。それは“ごめんね。ごめんね”と言ったり、“お姉ちゃんが嫌うでしょ”と、娘が来ると猫を遠ざけたりすること。本当に猫だけが嫌いだとは思えない。ひとつには、猫が来ることで、自分に向いていた愛情が猫に向いたということもあるかもしれない。その淋しさや、ヤキモチみたいなものもある。そこで、そういう態度をとられると、猫に対する憎悪が募るもの。放っておいて、普通にしておけば、いつの間にやら猫と遊んでいたりする。今更、人間の勝手で猫をどうこうはできない。“ごめんね”も、猫を飼ってごめんねの“ごめんね”ではなく“ママが、気が利かなくてごめんね〜”“はい、ゴハンゴハン”と、明るく言ってみる。きょうだいでも、新しく赤ちゃんが来たりすると、赤ちゃん返りしてしまったりすることもある。今回は、猫がその役割になってしまっている部分もあると思うんです。“私のおもちゃを使っている”などと、領域争いが起こる。それが成長につながっていくのです。ここは、過敏に反応してはいけない。“ゴハンよ〜”などと声をかける明るさが大事なのです」


「私はシングルマザーで、自分の店を持ち、美容師をしています。お客さんと色々な会話をするのも仕事のうちですので、求められれば、基本的には楽しくお話しています。ですが1人だけ、毎月来るお客さんで、嫌な人がいます。悪意があるようには感じませんが、その方の考えや、話す内容があまりにも多くの人を見下す内容で、私自身もバカにされている気持ちになり、会った後は3日くらい、黒い気持ちが渦巻きます。友達なら距離を置いたり、会わなければいいのですが、お客さんなので、こちらから離れることも出来ません。もう何年もです。なるべく物事をポジティブに捉えるよう、努力しているつもりですが、その方が帰った後、毎回、ムカムカしてしまう。しばらくその方の不快な話が頭から離れず、頭をぐるぐる支配されてしまう、月に3日程続く、このシステムをなんとかしたいです。この人との関わりをどう捉え、どう接するのが正しいのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「まずひとつ言えることは、自分の中にある“嫌い”があるから。人は誰しも、嫌われるようなことを話すのは嫌なもの。清らかな自分でいたいから、良い人仮面を被る人が多い。けれど、そう言うということは、辛く、淋しい人。幸せな人は、意地悪をしない。コンプレックスを持っていない人は、人を見下さないんです。非常に寛容。あなたも“見下されているような気がしている”ということは、お客様商売をしているから、どこかで“私、見下されている”という感情があるのではないか。そこを映し出しているだけなんです。差別する人は、自分も差別する。自分が寛大で、自分で自分を差別しないでいたら、気にならない。また、もうひとつ言えることは、お客様商売に感情を入れるのはおかしいということ。お客様に食べさせていただいているんです。右から左に受け流すことが大事。もし本当に嫌であれば、お商売だからといって、すべてに頭を下げればいいということでもない。腹を括ればいい。“ごめんなさい、あなたを、もうみられません”と、言えばいい。それを言うこともできない。“お客様としては欲しい。だけど、それは嫌…”というあなたも、おかしいんじゃないかな。理性的に分析すれば、分かることかもしれませんね。頑張ってくださいね」


●11月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
11月生まれのみなさんは、暖かき木の葉のベッドのよう。
温かい心と和合が大好きです。
みなさんを温めて、自身も温まってください。
※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●12月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
11月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言

「嫌いという感情に映される想いは、自分にある嫌いなのです」
「愛の反対は無関心といいます。嫌いも好きのうちなのです」

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2017/11/19
親子の関係のご相談、たくさんいただいています。
「中でも、母・息子の関係は特別。お母さんは、息子の恋人になってしまうようですね。今日の特集、本当は私も嫌なんです。人の家の事は言えないので、私もあまり答えられない(笑)。そこは置いておいて、正論だけでまいりたいと思います(笑)」
今日は『母親にとっての息子』をテーマに番組をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Mother / ジョン・レノン
◇モズのために / 江原啓之



「息子が家出しました。家出したのは次男20歳です。彼女の家に行くと言って、そのまま帰ってきません。家出2日目に長男に電話で、彼女にフラれたことや、仕事の悩みなど語って“もう死にたい”と、電話を切ったそうです。それからまったく連絡がつきません。息子の友達に事情を説明し連絡を入れてもらうと、友達には返信がきます。死んでいなかったと安堵したのですが、家出して4日目。私たちの連絡にはまったく反応せず、友達にもどこにいるのかも教えてくれないそうです。仕事も無断欠勤中で、本当に頭が痛いです。私の育て方が悪かったと、考えれば考えるほど、母親の責任だと痛感しています。泣いても泣いても、涙が出ます。息子には、一日も早く家に帰って来て欲しいです。ただ、帰ってきた時、どのように接すればいいですか?いつもの私なら、叱ってしまいます。それがダメなのでしょうか。どうしたら、わだかまりのない親子になれますか?」というメールをいただきました。

江原さん
「切実ですね。20歳の息子さん。法律上は大人。年齢は関係あると思うので、大人として、成人男性として考えなくてはならない。私事で恐縮ですが、子育ては“腹括り”かなと思うんです。どうにでもなんなさいと覚悟をする。20歳にもなっていたら、今更、手は付けられない。高校生などとは事情が違う。“どうぞ転びなさい”という腹括りが必要。無断欠勤をしている会社に対してなどと、色々あると思うけれど、無責任というのではなく、敢えて息子に委ねる。自己責任。自分で責任を取らせる事が大切。けれど、最後の最後には、その責任は親の方にくると思うので、親がしなければならなくなってくるとは思う。けれど“腹括り”が大事。そして“今は、道程である”という事。結論ではない。その躓き転ぶ事は、明日の為。明日の本人の姿は分からない。もっと大人になって“あの頃は…”と、笑い話になる事はよくある。まだまだ道は長い。どんな時でも子育て中は“道程だ。道程だ”と考える事が必要。帰ってきた時のお母さんの対応は、叱ってもいいと思います。メソッドや形というのは、絶対に良くないと思うんです。お母さん、泣いても何してもいいです。息子の事をどれだけ心配していたのかという事を、全部吐き出して、ぶつけた方がいい。その時は、聞く耳は絶対に持たない。けれど、普通に育ててきた子どもであれば、子どもの中で必ずどこかにそれが宿って“申し訳ないな”“親を泣かせたな”と思うもの。“今”と、インスタントに陥るのではなく“宿す”ということを大事にされたらいいのではないかなと思います」


「私は3人の子どもの母親です。中学3年生の真ん中の息子のことで悩んでいます。息子は、昨年の11月から不登校になり、現在もずっと休んでいます。休み始めた理由は、特に誰かからいじめられたわけでもなく、ただ、クラスの雰囲気でいたたまれないことがあったようです。今年の4月にクラスが変わり、私もずっと家にいる息子に、学校に行かなくても、せめて誰かと関わりを持っていて欲しいと、強引に部屋に入り“ずっと家に居るのはやめて、学校に行かないにしても、夕方登校やフリースクール、何でもいいから、とにかく一緒に動こうよ”と言ったのですが“のうのうと生きてきたヤツに、何も言われたくない”と、泣くばかり…。それっきり、息子は私を避け、無視するようになりました。ご飯も、私が仕事や買い物で出かけている時に食べて、姿を見せません。私以外の家族とは話もするのですが、肝心な話になると、自分の部屋に入ってしまうようです。こんな状態が、かれこれもう半年になります。行政の相談窓口や、スクールカウンセラーの先生たちには“今は、本人が出てくるまで見守って。見守ることが一番いいと思って”と、言われています。今は、息子に部屋の外から“あいさつ”などの、声だけかけている状態です。こんな状態で本当にいいのか。私は本当にこのままでいいのか。どうしたら良いのか分からなくなっています」というメールをいただきました。

江原さん
「成長の過程、道程だと思います。お母さん以外の人とは話をする。ということは、それまでお母さんは、過干渉だったのではないかな。本人の気持ちを考えず、理想ばかりを言ってしまったのかもしれませんね。これを一つのきっかけに、自分以外の家族に委ねてみたらいかがでしょうか。私も、学校に行かないのは結構だけれど、何もしないでいるのはいけないと思う。フリースクールに行ったり、自分で勉強するなどして、充実した時間を過ごす。一番いけないのは、不規則にダラダラいること。今は、母親ではない家族の人が担当する時期なのだと思うのも大事。母親を越える時期が必要だと思うんです。“男になってもらおう”という気持ちで見守られたらいかがでしょうか」


「中学3年生の息子が、なかなか受験勉強に集中できません。塾に入れましたが、成績が伸びない。偏差値36です。運動ばかりで勉強嫌いを放っておいた私も悪いですが、只今、反抗期で、毎日、私も息子を褒めることができず“勉強しなさい!”と、怒鳴ってしまいます。塾には行きますが、行っているだけかなぁと、心配しています。父親は息子と全然会話をしません。私は反抗期の息子と、どう関わったら、息子の良さ、やる気を引き出せる、良い母になれるでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「この家は幸せですね(笑)。反抗期は成長の証だから、おめでたいこと。あなた自身、書いていることが矛盾していること、分かっていないのかな。“息子の良さ、やる気を引き出せる”と書いているけれど、運動ばかりやっていたくらい運動が好き。受験勉強など、色々とあるでしょうが、息子さんに最も合っていて、本人が行きたいところが見つかったら、頑張るだろうし、やる気も出る。それに勉強がすべてではない。エリートを目指すのであれば、それはそれでいいこと。けれど、それが本人が好きではないのであれば仕方がない。どんな道でも立派。だから、あまりグダグダ言うのもいかがなものか。“あなたの人生ですからね”と、お母さんも腹を括る事。会話しない父親はいけませんね。あなたに任せっきりなのでしょうね。あなたは母親・父親役、両方やっていたのでしょう。お母さんも、息子より先に旦那に“いい加減にせいよ”と、言うべきではないでしょうか(笑)」


「中学2年の息子の相談です。春から不登校の状態で、勉強もまったくせず、ゲーム、YouTubeの毎日です。本を読んだりすると“放っておけ”と書いてあるし、あまり色々言わないように気を付けて過ごしていました。でもある時、昼過ぎまで寝ている息子にイライラし“どれだけ心配していると思っているの?”“なんで学校へ行かないのよ?”“勉強はどうするつもり?”と、吐き出してしまいました。すると息子は“お母さんが以前、好きなことだけやればいいって言ったから、その時その時に、やりたいって思ったことをやっているだけ。勉強なんてやっても意味がない。人間の存在する意味なんて、全部、後付けで無意味だ。自分の存在意義もない”と、独自の理論を私にぶつけてきて、とても頑なです。私は“ゲームは、本当にやりたいことなのか?今は、色んな経験をして、その中から、本当にやりたいことをみつける時期なんじゃないの?”と、投げかけましたが、響いていない感じです。もう、いつまでこのトンネルにいなくちゃいけないのか。まさにお先真っ暗。我慢も限界です。“そんなの放っておいて、気長に見守って”と、言われるのを覚悟でメッセージしました。が!が!そこをなんとか分かりやすくアドバイスをいただきたいです」というメールをいただきました。

江原さん
「私から言わせれば、あなたも息子さんと一緒。あなたが息子さんに思っていることを、私はあなたに思ってしまうな。放っておけとは言わないけれど、この葛藤が大事なんです。ここでもうひとつ大事なのは、お母さんも頭を使うこと。お母さんの問題点は、哲学がないということ。意外と息子の方が考えているんです。あなたが“人間が存在する意味”について答えなくてはいけない。母親というのはそういうことを言われると“減らず口ばかりきいて!”“生粋なことばかり言って!”と感情論になる。“そもそも人間の存在する意味とは何なのか”ということについて問答する。忘れてはいけないこと。それは、みなさん“自分が子育てしている”と思っている。子どもは親育てもしてくれているんです。こういうことでもなければ、親は、のうのうと生きてしまう。“生きるとは何か”ということを親も考える。与えるばかりだと思う心が傲慢。結構、子どもにも学ばせていただいていますよ。私も親ですから、みなさん、励まし合いましょう!」


●江原啓之 今夜の格言

「お母さん、息子は恋人ではなく、一人の個性であることを忘れないでください」
「理解できないと苦しむのも、幸せなのかもしれません」

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2017/11/12
木々も色付き、秋の深まりを感じますね。
「今年も“いじめ”に関する事件を目にしたり、耳にしたりする機会が多かったように思います。“いじめ”だけではなく、高速道路で起きた事件もあり、この世の人たちはどうなってしまっているのだろうと思う。学校側が生徒をいじめて、相談をしてもとりあってもらえず、自殺に追い込まれたという事もあった。暴言のようですが、危険運転も飲酒運転と同じで、同乗者にも罰則が必要だと思う。止めなかったという事は、共犯だという事。学校での教諭からのいじめ問題があったら、同校の職員皆にペナルティを課したらどうだろうか。そうでなければ“自分は関わりたくない”と、見て見ぬ振りをする先生もいると思うんです。そういう事のないように、全体責任。今こそ連帯責任が必要。今、世界的に“連帯責任”がなくなっている気がする。みんな“個人”。みんな“個”“個”“個”。アメリカン・ファーストも都民ファーストも、変換すれば“自分さえ良ければいい”というように聞こえてしまう。自己中心的ではなく、地球ファーストにならなければいけませんね」という江原さん。
今日は『いじめ』をテーマに番組をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Keep Holding On / アヴリル・ラヴィーン
◇誰かのために / 江原啓之



「“いじめ問題”について、対策をお願いしたいです。小学1年生の息子は、入学してから近所の同級生2人が中心になって、意地悪や仲間外れをされていました。近所なので、下校も離れるには離れられなく、距離を置いても、片方が落ち着いても、片方が辞めないので困っています。学校側も注意はしてもその場だけ。解決には至らず、息子も下校の時は、わざとゆっくり歩いて一人で帰るなど、子どもながら、言い返したり、自分で先生に相談したりと、色んな対策をしています。親から見て、息子は、とても頑張っているのに解決には至らず。上手くいかないものです。一人をよってたかっていじめるなんて、もう許せないです!息子が生き残るのは、同じように意地悪をするしかないのでしょうか。そんなの嫌です。一体どうしたらいのでしょうか。私も励みになり、頑張ろうという気持ちになれるので、息子にエールをお願いします」というメールをいただきました。

江原さん
「お気持ちは分かりますが、3つのワードを覚えて欲しいです。人がつまずく問題となるワード。一、自己憐憫。自分が可哀想だと、自分自身を憐れんでしまう事。二、責任転嫁。誰かのせい。“あいつが悪いから、私がこうなったんだ”という事。三、依存心。誰かに頼ろうという心。この3つの心があると、必ず人生つまずくんです。あなたも少し、自己憐憫がある。あなたのおっしゃる通りなのですが“息子が可哀想”という感情はいらない。“理性”。“学校は何もしてくれない”という責任転嫁。学校もするべき義務はある。けれど、そこも“理性”。依存心としては、ただただ待っていてはダメ。理性的に策を講じる。“同じように意地悪をするしかないのでしょうか”という考えはあまりにも短絡的で極端。理性的に、まず現行犯を見つけるべき。お母さんでも、お父さんでも、下校を尾行する。そして、その瞬間を狙う。例えが悪くて恐縮ですが、犬を躾ける時、おしっこをしたら、その場で言わないとダメ。そうすると、いけなんだという事が分かる。子どもさんを尾行して、その場で“NO!”と言わなければいけない。そういう事をしないと、子どもだから、相手の子も楽しんでいるだけだったり、自分のストレスを発散していたり、何がいけないのか分からなかったりする。“それ”がいけないんだという印象を叩きつけないと。感情に感情で返したら、結局、良い方向には向かない。理性的に対処し、依存心を持たず尾行をしたりまですれば、先生にも“なぜ先生は、そこで放置するのですか?こういう事をしていたんですよ”と言える。感情的になると“あそこのお母さんは、ヒステリックだから”と、感情論として片付けられてしまう。理性的に伝えていく事が大事なのです」


「中2の息子の事で悩んでいます。今年の4月に学校で暴力を振るわれ、母親の私も色々な機関に相談をしました。当初、息子は暴力があった事を認めていたのですが、時が経つにつれ“ふざけていた。暴力はなかった”と、証言が変化しました。すぐ側で見ていた友達も、暴力を振るった子も“暴力は振るっていない”と証言が一致し、悪ふざけで片付けられてしまいました。ただ、目撃者が多数おり、とても悪ふざけでは済まされない内容だったらしいのですが…。今現在、息子自身は元気に学校生活を送っていますが、母親の私は、いまだに納得する事ができません。こんな私にアドバイスお願いします」というメールをいただきました。

江原さん
「お母さんであるあなたは、いまだに納得できていない。そのままでいいのではないか。それ以上の事を望むのは、自分が動いたのに事態が思ったようにいかないという“自分の面子が潰された”という自己憐憫がないでしょうか。その証拠としてメールの中に“今現在、息子自身は元気に学校生活を送っている”と書いてある。お子さんは“何もなかった”と言っているのだから、泳がせるべき。冷静に成り行きを観察する。子どもには、子どもの社会がある。それを乗り越える力を持たないといけない。息子さんも、長きものに巻かれ“そこは、何とか”と片付けたのかもしれない。けれど、それをも放っておかないと。息子さんは、男の子。これから社会に出て、生きていかなければいけないんです。人間力をつけなければいけないのに、ずっとお母さんが過干渉になっていくのか?という事。元の鞘に収まったならば、放っておいた方がいい。お母さん自身“納得する事ができない”ままでいるのであれば、そのままでいい。“あそこの家のお母さんの目は怖いぞ”という抑止力にもなる。大切なのは“真・副・控”。優先順位。子どもが健やかな学校生活を送る事が“真”であるはず。自分の面子は二でいいし、真実を暴くのも“副”“控”でいいんです。ここはひとつ、見守るべきなのではないでしょうか」


「会社の一人の同僚に、私だけ毎日無視をされています。挨拶をしても返って来ない、返事もしない、大きな音をたてる、私の顔が見えない様に分かりやすく机にしきりを置いたり、役職のある人に、私の悪口を言ったり。特に悪い事をした記憶がないのですが…。おそらく私が目障りなんだと思います。けれど、そのような事をしてくるのはその人だけで、他の人とは仲が良い方なので、それだけでも有難いと思わないといけないのですが、その人が近くの席という事もあり、そういう態度がとても怖いです。気にしないようにしても、他の人には180度違って、すごく態度がいいので“なんで私だけ…”と思い、胃が痛くなり、心臓がバクバクして仕事中なのに涙が溢れてきます。先日は“私は、嫌いな人がいれば、存在がないものにしている。そうすれば、私みたいに話さなくても済むよー”と、私に聞こえるように大きな声で話していました。陰口と思われるのが嫌で、誰にも相談できません。妊活中で、このような状態は良くないと思い、仕事を辞めようか迷っています。私は本当に気が弱いので、内心、毎日バクバクしていますが、他の人に心配をかけないように、気にしていない振りをして、明るくしています。その人に無視、嫌がらせをされる事が気にならなくなる方法があれば教えてください」というメールをいただきました。

江原さん
「自己憐憫ですね。“気が弱い”という、ものの言い方。これは“依存心が強い”のです。“気が弱い”と言われても、強くなるしかない。自己憐憫で感情的になるのもよろしくない。所詮、大人社会はいじめ社会。だから、子どもの世界に“いじめ”があるのも当然。大人がこんな感じですから。あなたは妊活中で、幸せな立場でもある。辞めるかどうするかは、ご自身が決める事。ここで乗り越えないといけない。これから、お子さんを持っても、様々な事で悩むんです。常に理性で分析をする事。“涙が溢れてきちゃう”という感情はダメなのです。幸せな人は、意地悪をしない。何が問題なのかという事を考えて私たちは生きるべきなのではないでしょうか」


「ある日の晩ごはん中、我が家の子ども達がピーチクパーチクとおしゃべりをしているのを聞いておりましたら、なんと話題がオレオレ詐欺に!“なぁ、オレオレ詐欺って知ってるか?”“何それ!知らな〜い!”“お年寄りの家に電話かけて、オレオレって言って!で、子どもの振りして、お金ないって言って、おばあちゃん、だますねん!”“何それ!さいてー!”“でもさ、電話かけてオレオレなんて言うヤツおる?ダサくない?”“おらん、おらん!ダサイ、ダサイ!そんな大人にだけはなりたくない!”その一部始終の会話を、台所から“フムフムなるほど…”と聞いていた私だったのですが、その時、携帯が鳴りました。“もしもし?”“オレオレ。”旦那からでした!!!」というメールをいただきました。

江原さん
「最高!文章の達人ですね(笑)。これくらい明るく色んな事を吹き飛ばして欲しいですね」


●江原啓之 今夜の格言

「世界は広い。自分を活かす地を、あなたは見つけましたか?」
「人生に失敗はありません。自分を活かす地を見つけましょう」

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2017/11/5
11月になりましたね。
今年もあと2ヶ月足らず。みなさま、いかがお過ごしですか?
「受験生のみなさんは、そろそろ“焦り”なんかもあるのではないでしょうか。それにしても若い人からのメール、しっかりしていますね。『おと語り』のリスナーの若い人は、本当に頼もしくて、大人の方が恥ずかしくなってしまいますね」という江原さん。
今日は『若者特集』をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Good Time / アウルシティ&カーリー・レイ・ジェプセン
◇旅立ち / 江原啓之



「私は高校3年生です。私には気になる人がいます。私たちは受験生。私は指定校推薦という制度で、校内推薦に通りました。あとは面接を行い、合否を待ちます。そして彼は一般受験です。彼は高校2年生の頃、同じクラスで高2の2月くらいから、とても一生懸命に受験勉強を始めました。私はその時まで彼の存在を深く知らず、何もまったく意識していませんでした。しかし、その勉強を始めた時から、とても一生懸命な姿に惹かれていきました。そしてクラス替えが高3の春に行われ、隣のクラスになり、移動教室の時は、同じ教室で勉強しています。高校2年生の時の最後の方に少し話しただけで、それからはまったく話す事はないのです。江原さん、彼にアピールをするのは受験が終わってからの方がいいですよね。今から笑顔を振りまくのも良いでしょうか。それとも今は、自分を磨く時間に当てるべきでしょうか。彼を応援しています。どうかこの私に助言をお願い致します」というメールをいただきました。

江原さん
「自然体が一番。今は何もアピールをしない方がいい。なぜかというと、むやみに笑顔を振りまいても、今は立場が違う。彼は一般受験。あなたは合否を待つのみ。だから普通に“おはよう”“頑張ってる?”とか“体、気を付けて!”などと言う方がいい。あなたは素敵。そういう感性、大事だと思います。楽しんでくださいね」


「私は今、岐路にあたっての考え方を悩んでいます。私は将来、児童養護施設で働きたいと思っています。その為に、児童指導員、精神保健福祉士、社会福祉士、介護福祉士のいずれかを取得したいと思うのですが、それぞれ学部が違い、迷っていました。母に相談をすると“それは働きながら取得できるから、せっかく大学に行くのなら看護科に行き、保健師を取得するか、教員免許を取得した方が良い”と言われました。私が思う将来の岐路にあたって必要な考え方は、どれを取得しても、就職や仕事をしていくのに必要な事は“人間力”であると思いますので、自分が一番学びたいと思う学部(精神か児童)で選ぶのが良いのではないかと考えています。しかし、一方では、就職や働いていく中で、少しでも良い学校や免許を持っていた方がいいのでは?とも考えます。私の地域では、福祉大は私立で、さほど努力せず入れます。ぜひ、岐路にある時の考え方についてご教授ください」というメールをいただきました。

江原さん
「特に若い時、岐路に立った時の選択で大切なのは、一番高みを目指す事。選択肢の中で一番難しい事から順に下げていくのが良い。“難しい”の定義は何かというと“資格を取得するのが難しい”“人数が少ない”などの資格の貴重さなど。そうすると、お母様の考え方は正しいのではないか。例えば、看護大学に行って、看護師の免許を取るという事もあるだろうし、保健師の資格を取得するという事もあるし、教育免許を取るのもある。または、大学院に進んで、それぞれの福祉の方に向かっていくという道もある。その世界の事を、私も詳しく知っているわけではないので言えませんが、取れる資格などをよく見てみた方がいい。今から細かく決めるよりも、大きなところから、自分の適性を見つけていってみたらいかがでしょうか。資格さえ有してしまえば、あとは付随して細かく取れる資格もある。一番難しいところに行ってくださいね。医学部という手もあると思いますよ」


「私は今、学校でひとりぼっちです。もともと私は控えめな性格で、中学生になったばかりの時は、友達ができるか不安でした。でも、部活やクラスの人と話すようになって、友達が少しできました。クラスにも自分の居場所ができて、一緒に行動する友達ができて、私は安心していました。中2になって、1年生の時に仲が良かった子と同じクラスになれたので、私は今年もその子と一緒にいようと思いました。けれど、その子は、他の子と仲良くするようになり、私はひとりぼっちになりました。ひとりでいると周りから変な目で見られ、嫌われて陰口を言われる。だから私は、今まで誰かとくっついて過ごしてきました。ひとりでは、何もできないのだと実感しました。こんな自分が恥ずかしくなりました。だから私は、ひとりで怖がらず、行動できるようになりたいと思いました。これからもっと辛い事だって、味方がいなくなる時だってあると思います。そんな時に、ひとりで何もできないなんて情けないです。ポジティブに物事を考え、自分の力で前に進むにはどうしたらいいですか?教えてください」というメールをいただきました。

江原さん
「14歳、しっかりしていますね。この文章を読んで、あなたは大丈夫だと思う。あなたに申し上げたいのは2つの事。ひとつ“まず、自己暗示をやめなさい”。“ひとりぼっち…ひとりぼっち…”とずっと思うのは、自己洗脳。“ひとりぼっち=気の毒・可哀想な人”という捉え方も自己暗示。ひとりが楽しい人もいる。好きな人もいるのです。ひとりって、結構楽しい。自由がある。“ひとり=悪い事”という洗脳を、まずやめる事。そしてもうひとつ。“いけないのは依存心”。人に頼らないとやっていけないと思い込んでいる。友達が離れていくと言うけれど“依存心”があると、鬱陶しくなるから離れていくのです。“なになに?ハハハ!”とバカ話をして笑っている人は、あまり鬱陶しくない。“私はどの派でもなく、ひとりでもなく、常にみんなと交流しているの!”という寛大さがあるといいんだと思う。自分で自分を不幸に追い込んでいってしまっていると思うのです。けれど逆に“頼るのはいけない”という思い込みもいけない。思い詰めず、気楽にね。楽しい人には寄ってくる。その事を忘れないでくださいね」


「僕は大学生なので“将来何になるか”や“これから、どのように生きていくか”を考え始めました。ひとつは、普通にどこか企業に就職して、働いて生きていくという生き方です。ですが、ぼくには新たな夢・選択肢ができました。それは、江原さんのようにスピリチュアリストになって、世の為、人の為に生きていく生き方です。もちろんそれは簡単な事ではなく、ものすごい苦労と努力をしなければいけないと思います。そこで、どうしたら江原さんのように霊能力を磨く事ができ、そして、そのような哲学も身に着けられるのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「“霊能力を磨く”というけれど、私は磨くというよりもコントロールをしているだけ。元々あるんですね。それはお役目としてあるのだけであって、今、ないものを必死に磨くというのもちょっとおかしいと思う。スピリチュアリストとして生きるという事は、道端のゴミ拾いをして生きる事と同じ。同じ感覚でないとダメ。私は衆望を集めたいと思ってやってはいない。どこかに就職をして、スピリチュアリストとして哲学を持って、日々関わる方たちに寄り添っていけたらいいのではないか。世の中の様々な人の気持ちが分からなければ、頭だけで哲学を持っているだけではいけない。“経験と感動”と、私はよく言っているけれど、心が伴わないと思うんです。人にもまれて、人間関係で苦労したりして、理不尽な事に翻弄されたり。色んな事をしなければ分かりません。あなたの気持ちは嬉しいけれど、しっかりと両道で生きていって欲しいと私は願っています」


●江原啓之 今夜の格言

「人生の旅を余すことなく楽しんでください。その気持ちが大切です」
「勉強よりも大切なことは、勉強を通じて学ぶ、生きることの意味です」

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