2015/11/29
今年もあと一ヶ月余り。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
「人生では、人とたくさんの出会いがあり、別れがあります。詩的に言えば“生きるという事は、出会い、そして別れる事”。多くの場合、出会うよりも別れる方が難しい。別れ方で、人の価値が分かる。別れを考える時というのは、色々な事が学べる。自分自身も見えるし、人生も見える」という江原さん。
今日は『別れ』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Hello Goodbye / ザ・ビートルズ
◇わかれのうた / 中島みゆき



「私には、夫と5歳になる子どもがいます。結婚当初より、旦那の家族にわだかまりがあり、旦那への愛情が少し薄れていました。そんな中、職場で妻子ある人を好きになり、不倫関係に。彼の方が盛り上がり、絶対に一緒になろうと言ってくれましたが、私は時間をかけて冷静に考えようと言いました。3ヶ月間そんな関係が続きましたが、彼は家族にバレるといけないと言い始め、別人のように冷たくなりました。私も頭ではこの人は本当の相手ではないと分かっていながら、優しかった彼が冷たくなり、落ち込んでいました。こんな辛い関係はもうやめようと、自分から別れを切りだし、彼もこれからは同僚として仲良くしようと言ってくれました。が、離れると言った数日後に、彼から会いたいと言われて1度関係を持ってしまいました。その後も彼は、一緒にはなれないけど、好きだし、また会おうと言ってきます。旦那の方が人間性も相性も良く、可愛い子どもとも離れられないし、家族を悲しませたくないので、離婚はしません。償う気持ちも込めて、今まで以上に旦那を愛さなければいけない。でも、優しかった彼と愛し合ったあの頃に戻りたいと思ってしまう弱い自分もいます。こんな私を厳しいお言葉で戒めていただけないでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「実は、こういう方は多いらしい。今の現代人は、覚悟が弱いのだと思う。恋愛結婚をし、子どもを持ってとなると、心が半分妻ではいても、どこかで半分が子ども。そこのバランスが悪いのだと思う。ダブル不倫。理性的に考えれば、誰もが分かる事。一時なんて、楽しいに決まっている。恋愛だとすごく楽しくて、結婚したら、そうではなくなったなんていう事は、当たり前。始終一緒なのですから。良いも悪いも見なければいけない。いい思い出を断ち切れない弱い自分もいるのは、当然。この方とも、ずっと一緒に暮らしたら、破綻するのです。“家族のわだかまりがあって、愛情が薄れた”というのは言い分け。要は、淋しいのでしょうね。あなたのお子さんの顔を見つめられますか。子どもを育てようという気持ちがあったら、役に徹しなければいけない。もう一度初心に帰って、お子さんを育て上げる。それは、責任であり、義務。人間は弱いから、気持ちは分かりますが、それを果たしてから、考えるべきだと思います」



「今のマンションには、独身の時から8年ズルズルと住んでいます。来月末に更新なのと、上の子どもが小学校へ上がるのを機に、今の手狭な家を出たいと思っています。ですが、主人とは価値観が合わず、新居を探すにも折り合いがつきません。主人は今よりも安い所で、寝られればいいという考え。私は、今より少し高くても、機能的で快適な生活を送れるところに住みたいと考えています。我が家の事かは分かりませんが、騒音注意のチラシも管理会社から来ていました。子供に静かにしなさいと怒ってばかりで、神経を使う生活にも疲れました。収納も少なく物で溢れています。居心地が悪く、無気力になります。もちろん、この先の子どもの事や、お金の事もあるので、どこを我慢するのか迷いがあります。主人は頑固なので、私の意見を聞き入れてくれません。このまま生活しづらいところで生きていくぐらいならと、離婚も考えています」というメールをいただきました。

江原さん
「あなたの気持ちもよく分かる。もっと快適な場所をというのも分かります。ただ、いくつか、突っ込ませてください。狭いから物が溢れているというのは、言い分けではないか。ミニマムに暮らそうと思えば、断捨離。家の片づけは、心の表れ。家が散らかっているのは、心が散らかっています。だから、別れたくなってしまうくらい、イライラもしてしまうのでしょう。もうひとつ、お子さんに注意をするのも分かりますが、私は、それも教育だと思う。子どもは、注意をされて育つもの。その事を理解した上で、必要以上に感情的にならない事が大事。人から苦情がきたとしたら“申し訳ありません”と、子どもと頭を下げる。これも勉強。お子さんの為。ご主人の考えに、すべて賛同する訳ではありません。けれど、ミニマムに暮らすというのは、今しかできない。立派な部屋に住んで、それぞれが部屋を持ったら、家族がバラバラになったというのもよく聞く。日本古来の川の字で寝る幸せというのもある。引越しするかどうかの分岐点は、私は、子どもだと思います。子どもさんが“自分の部屋が欲しい”“机を置いて、勉強がしたいよ”というような事を言い出す時。その時こそが、確かな時。その時に、家族の在り方に見合った場所を探すべきだと思いますが、いかがでしょうか」



「結婚3年半目。私の夫は海外(ベトナム)で仕事をしており、先週2か月ぶりに返ってきた矢先、離婚を告げられました。理由は、私との相性の不一致と、全く違う仕事をしたいからとの事。突然の事でとても驚きました、私は、簡単に決められないからゆっくり考えようと二人で決めましたが、それからも夫は私を避けるようにしており、何か隠しているとしか思えません。あちらで好きな人ができてしまったのではないか、私を嫌いになってしまったのではないかと、あれこれ悪い方へ考えてしまいます。私はもちろん、何があろうと起ころうと、夫と別れたくはありませんし、愛しています。年の差婚です。これまで色々な壁を二人で乗り越えてきました。簡単に壊れるような柔な関係を築いてきたわけではないのです。ですが、夫は話し合おうともせず、少しでも話そうとするものなら、今は話したくない。もう少し時間が欲しいと言うだけです。夫に合わせ別れてあげた方がいいのか、この先解決できるのか、本当に不安です」というメールをいただきました。

江原さん
「これは、厳しいな。可哀想ですね。“別れ方で、人の価値がわかります”と、冒頭に言いましたが、この夫の在り方、好きではないな。しかし“何があろうと起ころうと、夫と別れたくはありませんし、愛しています”というのも、どうなのだろうか。こういう状況の中で、夫の人格を疑問に思わないのだろうか。人間というのは、思い出の中で生きるものだと思う。誰でも、良い時というのはある。別れる時、最後の時は一番嫌。しかし、良い時があったのも真実。いつまでも継続する事が大事ではなく、その思い出を大切に温めて生きるべきだと思うのです。あなたが決める事だけれど、この状況がずっと続くのであれば、その良い時を胸に、新たな人生を送る事もひとつあるのではないかとも思います。ご主人に“このままずっと変わらないの?”と訊いてみるのもいい。“結婚した事は良かったの?”と訊いて“良かった”と言ってくれたならば、それでいい。良い時があった。そして本当に愛してくれていたというのがあったならば、それを胸に生きていけます。としたら、美しいのではないでしょうか」




●11月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
11月生まれのみなさんは、真の温かさを知っている人です。
それがあなたの宝です。
※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●12月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
12月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

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●江原啓之 今夜の格言

「別れ方で人の価値がわかります」
「あなたの人生の軌跡を汚さないでください」


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