2017/4/30
4月も終わりですね。
「『おと語り』は、幅広い年齢の方が聴いてくださっていて、親子で聴いてくださっているという方もいて嬉しいです。若い方からのメールも増えていますが、若者からのメールは深くて勉強になるんです。若い方の方がシンプルで、そこに“真実”がある。素晴らしいと思います」という江原さん。
今日は『若者からのメール特集』をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Love Myself / ヘイリー・スタインフェルド
◇さくら咲く / 江原啓之



「私のお母さんとお父さんは、兄弟とあまり仲良くないそうです。この前おばあちゃん(お父さんのお母さん)が亡くなった時、お兄さんが勝手にすべて済ませてしまい、それに怒ったお父さんが、おばあちゃんに会いに行かないで“兄弟の縁を切る!もう散々だ!”と言っていました。私は前に江原さんのラジオで聴いた“家族は学校みたいなもので学びなんだって。パパの学びとして、お兄さんと話し合ってくれば?”と言ったのですが“あんな人と学びはない。縁を切った”と言うのです。お母さんもお母さんのお兄ちゃんと仲良くないみたいで“縁を切る”と口にします。そしたら、小学生の妹が聞いていて、この前“あの子嫌いだから縁を切ればいい”と言っていました。私は縁を切るなんて簡単に口にしてはいけない事だと思うし、類は友を呼ぶといいますが、自分自身にも何かできる事はないんじゃないかなって思います。でも私は娘だから、あまり意見が通りません。いくら嫌いな人でも“縁を切る”なんて、簡単に口にして良いのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「偉いですね。どっちが親だか子だか分からない。お父さんやお母さんの態度が妹さんにも影響してしまっている中、それを反面教師にしているあなたの偉さ。素晴らしさ。あなたの仰る通り。“縁を切る”なんて簡単に言ってはいけない。けれど、もうひとつ奥を見る練習をしましょう。本当に縁を切りたい人はいないんです。感情的にお父さんも怒っているようだけれど淋しいんです。悲しいの。また、そこにあるのは現実逃避。忘れたいんです。何で縁を切らなければいけないかというと、悲しい事をもう思い出したくないと、逃げてしまう心がそこにあるから。あなたも、もう一歩大人になって“辛いんだな。気の毒なんだな”と、ほとぼりが冷めた頃に言ってみる。悲しんで泣いている時には、何を言っても無駄なんです。ちょっと間を置いてあげるという優しさも大事。その気持ちを忘れないでくださいね。あなたがきっと、この家を、みんなを助けてあげるんです」


「僕の親は小学生の頃に離婚をし、母親は自殺未遂を何度も何度もします。そしてお酒を飲むと別人になり、暴言を吐きます。今は入院しています。父親は離婚をした後、すぐに子どもが生まれ、新しい家庭を持っています。その人とは浮気をしていたと、親から聞いています。僕も難病を持っていて、とても大変な思いをしてきました。複雑な家に生まれたのには意味があるのでしょうか。僕はこれから絶対に幸せになりたいです。そして、ずっとご飯を作ってくれている祖母には本当に感謝しています」というメールをいただきました。

江原さん
「お母さんは、お父さんに裏切られた事がショックだったんですね。依存心がそこにあったのかもしれませんね。あなたも若くして辛い思いをしたと思う。色々な経験をしている者でないと分からない事。“絶対に幸せになりたいです”と言うけれど、リスナーさんの中でも反対に思う方もいるかもしれないけれど、この“幸せ”は多分、成果主義だと思う。家庭を持つとか、働いてお金を持つというのも、いずれはちゃんと持てると思う。そういう意味での幸せにもあなたはなれると思うんです。けれど、違う意見を言わせてください。あなたは既に幸せ。なぜかというと“苦労なさっているから可哀想”では、私はないと思う。私も早くに親と死に別れたりしましたが、その事に対して“可哀想、気の毒”と言われるのはすごく心外だった。闇があるから光が分かる。光があるから闇が分かる。あなたは、お祖母さんに感謝し、細かくあなたなりに分析している。“幸せ”とは何かというと、真実を見極める目を持つ事。それを“自律”という。この視点があれば、これから先、何があっても乗り越えて行けるし、幸せを築く事ができると思うんです。逆に平々凡々と何もなく、その視点も持たずに育っていけば、どんなに幸せがあっても、不平不満しかないという人もいる。物質的な幸せがあっても“不幸としか思えない。生きていてもつまらない”という人もいる。あなたの場合、家庭を持つという事があったとしても“なんて幸せなんだ”と思うだろうし、子どもを持った時にも“なんて幸せなんだ”と思うと思う。それに、人生の闇を知っていると人に対して優しくなれる。それがない人は、思いやりがない。優しくない。だから、あなたは幸せなのです。あなたの事、私は忘れないので、何かの折にはまたメールしてきてくださいね。番組でも寄り添っていきたいと思います。電波を通しての家族もありますよ」


「幼稚園の頃から悩んでいる事があります。それは、性別関係なく、自分が苦手なタイプの人に物凄く好かれる事です。“できればこの人とは関わりたくないな”と思うような人にはなるべく近づかないようにと心がけているのに、いつの間にか好かれてしまいます。人に好かれるのは良い事だというのは分かってはいるのですが、それでも苦手な人とは話したりするだけでも気を遣ったり、言動に注意したりと精神的に疲れます。苦手な子と話している最中も、本当はもっと仲の良い子と話したいのに…と思ってしまう私は性格が悪いのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「まだ若さがありますね。苦手な人から好かれるというよりも“苦手”という関心を寄せてしまっているんです。それで引き寄せてしまう。例えが悪くて恐縮ですが、動物が苦手な人が“来たらヤダな。来たらヤダな”と、ジーッと見ていると、それもひとつの関心で“自分に関心があるのかな”と、犬が寄ってきてしまう。“愛の反対は無関心”。もしかしたらあなたは関心があるのかもしれない。一回りして好きで、それに気付いていないのかもしれない。無関心ではなく、自然になれれば変わっていくのではないでしょうか」


●4月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
4月生まれのみなさんは「歩む昼と想う夜」の両輪を持っています。
心切り替え上手になって、上手に生きぬいてください。
※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●5月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
5月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言

「問題を解く鍵はひとつ。シンプルに考えることです」
「現世の方便ほど、心を曇らす道はありません」

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