2017/5/21
新入社員の方や新しい職場に赴任された方も、慣れてきた頃ではないでしょうか。
「居酒屋に行くと、職場の人間関係の愚痴など多く聞くという話も聞きます。悪しき言霊はもちろんいけませんが、言う事で整理できるという事もある。けれど、誰に言うかが問題。話を聞き流してくれる相手であれば、トゲトゲしい言葉使って毒を吐いた後に“言い過ぎたな。自分だって悪いし”と、軌道修正できる。愚痴も、反省がそこに付いてくればいいのです」という江原さん。
今日は「職場の人間関係」をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Bad Day / ダニエル・パウター
◇みちひらき / 江原啓之



「昨年の12月頃から、職場の30歳の男性のAさんとLINEをしています。仕事で連絡先を交換する事になり、LINE交換後、毎日のように職場の愚痴ばかりのメールが来てうんざりしています。私はなるべく当たり障りなく返しています。Aさん自体は悪い人ではなく、お菓子や手作りの料理のお裾分けをしてくれる時があるのですが、貰う度に恩着せがましい言い方や、失礼な言動、愚痴に付き合わされてストレスになっています。このままAさんとLINEをし続ける日々を考えると辛いです」というメールをいただきました。

江原さん
「やらかしてから“どうしたらいいでしょうか”というのがダメ。ベタベタLINEをする事自体、基本的に反対。対処は簡単。“壊れちゃった”と言えばいい。時々、人の断捨離も大事。嘘も方便。そうすれば角が立たないのです」


「『おと語り』での江原さんの有難いお言葉に、生きる力をいただいている53歳未亡人です。女一人で2人の子を育ててきました。あと2年で下の子が卒業というところまできました。私はホテルの調理補助をしていますが江原さんに相談です。同僚で65歳になる離婚してひとり暮らしのおばさんがいます。近くに息子さんがいるようなのですが援助がないようで、週二回の休みにもダブルワークしています。それは規則的にはいいのですが、大変な仕事、重いもの、すべてこちらにふってきます。“何事も修行”との言葉を支えにやってきましたが、益々ひどく“私は年なんだから”とか“私は休みがないんだ”とか。どうか心が穏やかに仕事に行けるお言葉をいただけたら幸いです」というメールをいただきました。

江原さん
「簡単です。自分も腰を痛めたなどと、ケガをした事にすればいい。相手に有無を言わせないようにするには、ケガをしていなくても骨盤矯正ベルトなどをする。骨盤矯正ベルトをすると姿勢も良くなるし、筋力を補助するから、すごく楽でいい。そういうのをして“ちょっとごめんなさい。腰を痛めちゃって…なるべくは頑張りますけど…何回かにいっぺんは…”と言ってみる。あとひとつの対処法は、自分の中で利点を見つける事。“筋力を高める為に必要だ。エクササイズだと思おう”など。やってあげていると思うと不満が溜まるが、エクササイズだと思うと率先してやる事ができる。角度を変えると、まったく視点が変わって楽になる。実直も善し悪しなのです」


「私は愚痴を言うのが下手です。特に人間関係の愚痴を私が言うと、ただの悪口のようになります。それもかなり毒とトゲがあるやつです。自分でも性格が悪いと感じるので、愚痴を言わないようにしています。でもどうしても我慢できない程、大きいストレスがあると吐き出せず、でも自分で消化もできず、パンクしてしまいます。時々、笑い話のように愚痴を吐ける人がいますが、本当にうらやましいです。最近、私は言葉がきついんだ。愚痴が上手な人の言葉を真似して話せばいいんだと思って聞いています。愚痴を上手に言えるようになるか、まったく言わなくても良くなるか。根本的な性格の悪さを直すにはどうしたらいいでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「性格悪い人は愚痴をこぼし、性格の良い人は愚痴をこぼさない。愚痴には毒やトゲはあるもの。“本当に自分って性格が悪い”と感じないと変わらない。でも思っている事は本心。ただ、言う相手を間違えてしまうと、取り返しのつかない事になる。私もラジオやテレビでも毒吐いています(笑)。けれど、自分自身が間違っている事も多々あって、そうすると“間違っているよ”と、返ってくる。それに対し、落ち込むのではなく感謝をする事が大切なのです」


「転職の多い主人の事で悩んでいます。辞める理由の一番の原因は人間関係。仕事を山のように押し付け、理不尽なやり方をしてくる人がいると耐えられない様子。そういう事があると主人はすぐに次の仕事を探す為に辞めてしまいます。辛い気持ちは分かりますが、長続きして欲しいので、私が止めると主人は“なんで分かってくれないの?”と言います。主人は将来、独立して飲食店を出したがっていました。“今まではやりたくない仕事を家族の為にしてきたけど、今度こそ将来の為にも念願の飲食の仕事をしたいんだ!”と言ってきたので、今度こそは本気だな!と、私も納得。転職に賛成し、現在、主人は蕎麦屋の仕事に就いています。そこで働いて1ヶ月。それなのに…いつもの“辞めてもいい?”という言葉が。飲食の世界の厳しさを知ったのでしょう。でも将来お店をやりたいという夢もあるので、今のところは頑張っていますが、転職をして、彼に合った仕事や良い人間関係に恵まれる事はあるのでしょうか。人間関係は大変な中、信頼を築いていくものだと思います。主人の職場でそれを築くのは無理な事なのでしょうか。こんなにしょっちゅう仕事を辞めていては、何をやっても同じだと思ってしまいます」というメールをいただきました。

江原さん
「奥さん、優しいですね。すごく旦那さんの事を愛しているのでしょう。でも、旦那さんには響いていないのでしょうね。“親バカ”という言葉はあるけれど“妻バカ”。奥さんがそれでいいならばいい。“良くない”と言いながら“そんな主人が好き”という人もいる。そうでないのであれば、一切聞いてあげない方がいい。無視をする。こういう旦那さんは、懲りないと無理。そんな都合のいい仕事はない。旦那さんはお子ちゃまで、想像力がないのかもしれない。想像力があると、感謝の気持ちをちゃんと持てるのです」


●江原啓之 今夜の格言

「人はみな、理解してほしいのです」
「愚痴を言えるうちは、幸せなのです」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ リクエスト
◇ 5月・6月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
メッセージの応募はこちらから