2017/7/30
寝苦しい夜が続きますね。
「少し前の話ですが、ある女性国会議員が、秘書にキレて暴言を浴びせたというニュースがあった。言葉に関しては私も下町出身なので、基本、言葉が悪い。言葉が返ってくる時は、二倍三倍に返ってきたりもした。それにしても、すぐにキレる人というのは確かにいますよね」という江原さん。
今日は『すぐにキレる人』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇I shot the sheriff / ボブ・マーリー
◇風 / 江原啓之



「私は、スーパーの日用品売り場で働いています。カートを押して売り場に行くと、年配の女性から声を掛けられました。“少々お待ちください”と言って、カートをレジ横まで置きに行ってから、そのお客様まで戻るのに10秒くらい。それなのに“自分の仕事を優先する(私を待たす)なんて、もういいわ!”と怒られてしまいました。えーーー!これくらいで怒るの?お客様(あんた)は神様なんか?と思ってしまいました。私、間違っていますか?納得出来なくて眠れません」というメールをいただきました。

江原さん
「言葉がキツイから分かりますけどね。2つの考えがあると思う。一つ目は、こういった事で怒る人というのは、普段、尊重されていないから。日常が現れてしまう。だから“気の毒だな”と思った方がいい。もう一つは、誰でもそうだが、自分自身は見えないもの。“ちょっとすいません”と声をかけられて“少々お待ちください”と言って10秒かもしれないが、カートを押して戻す方が優先事項なのかどうかという事。一言で済む事なのかもしれない。例えば“お醤油はどこですか?”と聞かれ“あちらですよ”という事であれば、カートを戻してから聞かなくてもその場で答えられるかもしれない。“これだけの事なのに”と相手は思ったのかもしれない。自分にとって良かれが、必ずしも相手にとっての良かれではない事もある。カートを戻すだけの事ならば、用件を聞いてしまった方が早い。時間がかかるような用件であれば“承知しました。少々お待ちください。今、用意をしてきます”と答えればいいと私は思うのです。夜も眠れなくなってしまうくらい怒るのもいかがなものか。『理解されるより、理解する事』という事で、すべてが学べるのではないかなと思います」


「私は今年、9歳年上の男性と再婚しました。経営力、人間力共に素晴らしい人で、私には勿体ない人だと思います。しかし、少しでも気にくわない事があったり、機嫌が悪かったりすると鬼の形相で怒りだし、ありとあらゆる罵詈雑言で罵られます。一度耐えかねて、何でそういう事を言うのか尋ねると“私に甘えているから”なのだそう。甘えられてもいいですが、こういう甘え方は正直とても辛く、何度言われても慣れる事なく涙が出てしまいます。“仕方ない”とか“子どもなのね”と流そうとしても、なかなかそう思い切れません。特に今、私は妊娠しており、精神的にとてもナイーブになっております。こんな彼ですが、普段は厳しくも愛情深く、とても真面目な人です。それ故に“そういう人を怒らせる私は、よっぽど出来の悪い人間なのだ”とか“いずれ嫌われてしまうのでは、離れて行ってしまうのでは”と不安になります。私はこのような事を言われたら、どう気持ちを切り替えれば良いのでしょうか。また、彼と幸せな家庭を築いていくにはどうしたら良いのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「妊娠中なので、何か言われたら“子どもが聞いているよ。録音機より怖いよ”と言ってあげる事が大事。“経営力、人間力共に素晴らしい人で”というは、あなたにはよっぽど愛情があるのでしょうね。それがないから甘えているんです。弱いという事。“もう!ちょっといい加減にして!”という時に叱る事も大事。こういう事を言う人というのは、逆にキツイ事を言うとシュンとなったりもする。“クソ野郎”と言われたら“そっくりそのままオマエに返してやるよ!”と言ったら“ヒャーッ!”となる。また、あなたも元気な時であれば、笑いに変えてしまう事もできるかもしれない。“クソ野郎”と言われたら“野郎じゃないって(笑)”と言ってやればいい。彼の事をよく分析すると、扱い方が分かってくるのではないかなと思います」


「ネガティブメールです。私はラジオネーム(根にもち子)通り、すぐ根に持ってしまいます。その中で今、一番根に持っている相手は、旦那の母と旦那です。旦那は言葉使いが悪く“くそアマ”や“死ね”だの“デブ”だの平気で口にします。その言葉を旦那の母の前でも、私に平気で言ってきます。それだけでも腹が立って仕方ないのに、旦那の母は特に気にする様子もなく、私をかばう事も、旦那を注意する事もしてくれません。私は“お母さんの前では言わないで欲しい”という事と“言葉は生きているから、悪い言葉には悪い事が返ってくる”と旦那に散々伝えましたが、全然ダメです。むしろ子どもたちも聞き慣れてきてしまったと思います。悪い言葉を使う旦那が一番悪いですが、注意する事すらしない旦那の母にも、私の怒りは今にも噴火しそうです。気にしなきゃいい、流せば良い事なのかもしれませんが、そういった積み重ねにイライラしてしまい、旦那も旦那の母も嫌いになりそうです」というメールをいただきました。

江原さん
「嫌いになる前に、噴火しちゃいましょう。たまの噴火は効果がある。けれど、本当の感情になってはダメ。演技。“も〜うヤダ!!”と言って、走って出て行ったり。“お母さん、どうしてこんなの聞いていられるの!”などと言ってみる。お義母さんが息子さんを甘やかして放っておいたのがひとつ。もうひとつは、この家にとってはBGMくらいの習慣なのかもしれない。お義父さんもそういう人で、お義母さんもそういう事に麻痺してしまっているのかもしれない。そうすると、あなたのお子さんもそうなる可能性もある。根本的に分析していかないといけませんね。時には爆発させないと、子どもが同じようになってしまう。子どもたちへの影響もあるので、根に持つのではなく、対処していった方が良いと思います」


「先日、江原さんのリサイタルに出席させていただきました。リサイタルが始まる前の事。“開演するのでご着席ください”とアナウンスが流れた頃、私の斜め後ろの女性の声が聞こえてきました。“差し出がましい事ですが、お帽子を取られた方がよろしいと思います”すると隣の男性が“失礼しました。うっかりしていました”。その後も、お互いが恐縮した丁寧なやり取りが聞こえました。1部が終わり休憩時間。その女性はすぐに“先程は大変失礼しました。あれからまだ開演までお時間があったのに、余計な事を申し上げてしまいました”すると男性が“本当に忘れていたので、こちらこそ申し訳ありませんでした。ありがとうございました”。言いにくい言葉を丁寧に伝え、相手を思い遣る言葉のやり取りに私はとても感動していました。リサイタルが終わりの頃、江原さんとピアニストの吉田さんが花束をいくつか投げられました。するとその花束がまるで吸い込まれるように、その彼女の元にジャストミート!斜め前の私も取れる可能性はあった距離!欲を出せば欲しかった!でも、これは勇気を持って丁寧に言葉をかけられた彼女へのご褒美であり、私はそのやり取りを聞けただけで、花束以上の経験。本当に有難い1日でした。江原さんのリサイタルだからこその素晴らしい時間や体験をたくさんたくさんいただけた1日でした」というメールをいただきました。

江原さん
「ありがとうございました。キレる人ばかりではない。心が美しい余裕が大切ですね」


●7月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
7月生まれのみなさんは、笑顔の花の妖精。
暗い心に笑顔を向けてください。

※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●8月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
8月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言

「理解されるよりは理解することを、私たちは選びますように」
「気づき、改めるの繰り返しが、人生です」

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