2018/4/1
『おと語り』8年目に突入しました!
「世の中も新たな節目という感じで、新年度に向かう心の準備を整えているのではないでしょうか」という江原さん。
今日は「フレッシュな若い人のメール」をご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇Manic Monday / バングルズ
◇さくら咲く / 江原啓之



「3つ下の大学生の彼氏がいます。付き合って一週間ほど。付き合う前から彼は“将来ヒモになりたい”と言っており、それを知っていて付き合いました。私は人の意見を否定する気も、無理に変える気もないし、結婚するかも分からないので、彼の“ヒモになりたい”という言葉は“あっそう”と思いながら、私から告白して付き合いました。なぜ彼のことが好きなのか。端正な顔立ち、恋愛経験がなく、純粋そうに見えた、主体性がないので周りの人からなんだかんだと助けられ好かれるところです。なんとなく彼の顔を見つめていたいなと思いました。ペットを愛でる感覚のようです。多分、彼は私が就職したら、私のヒモになりたいと思っています。馬鹿です。でも、これもひとつの生き方なのかと無理やり彼を正当化しようとしています。私は、今は結婚願望はないですが、これからは分からないし、そもそもヒモになりたいと言っている彼を好きでい続ける保証はない。こんな男と別れちゃって、彼にヒモを受け入れてくれる彼女を探させるべきですか?私は彼との付き合いで、得られるものはないのでしょうか。彼との付き合いは、感性をすり合わせる練習、無償の愛を与える練習だと思って過ごした方がいいのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「私も“あっそう”という感じです(笑)。まだあなたは22歳の大学生。この先、付き合っていって違和感が生じてきたら、その時にまた考えればいい。“感性をすり合わせる練習”だと、おっしゃっていることは正しい。彼は悪くない。“将来ヒモになりたい”と、自分で言っている。“君を助けてあげたい”と言いながら、ヒモになるヤツが一番悪い。彼は正直な人。頑張ってくださいね」


「父の事がどうしても好きになれません。理由はいくつかあるのですが、1つ目は性格の不一致。父はとにかく古風で新しい物を嫌う傾向があります。どんなにボロボロの錆びた自転車でも、何回パンクしても、新品以上の値段を出してでも“自転車屋さんに持っていき、修理してこい”というような人。要するに、とてつもなく頑固なのです。またものすごく小心者なところがあり、都合が悪くなるとすぐ声を荒げ、物にあたり、威圧的な態度を取ろうとします。更には小学校の先生をしているからか、言い方がくどく“なんで怒っているのか分からんのか”などと、こちらに考えさせるような言い方が多く、本当にイライラします。2つ目は父の遺伝です。大きく肉厚な鼻、ごっつりとした骨格、短い首、こもった低くて通りにくい声、黒い肌、全て父から受け継ぎ、今までたくさん辛い思いをしました。可愛いアイドルを見ると死にたくなります。中でも声が本当にコンプレックスで、少しでも騒々しい所に行くと声が掻き消され、会話になりません。そんなこんなで、私は父を本能的に避けてしまいます。存在が不快でたまりません。ここまで育ててくれた事に感謝はしていますが、どうしても好きになれません。今後どのように父と関わっていけば良いでしょうか」

江原さん
「簡単です。メールを読む限り、お父さんの悪い所はない。声を荒げたり物にあたるのはよろしくないが、私は、お父さん素敵だなと思った。何回パンクしても、新品以上の値段を出してでも自転車屋さんに持っていく。現代人は“買い換えた方が安いのに”と言うが、お父さんは物に感謝のある人。物に苦労している方はみんなそうだと思う。お金の問題ではない。視点が違う。あなたは“お金”で考えている。お父さんは“感謝”で考えている。そうすると、私はお父さんに軍配があがるんです。“考えさせるような言い方が多く”というのも、考える視点を与えるというのは宝です。“こうしろ”“ああしろ”と言われたら、思考できなくなる。それに遺伝はお父さんのせいではない。映し鏡。親が嫌いだと言う人は、実はソックリなんです。あなたが将来子どもを持ったとしたら、あなたも同じ事を言っていたりするんです。時間がかかるもの。少し時間をかけてゆっくりといくこと。この葛藤が大事。反面教師なのです」


「小学生の頃からの親友と縁を切りました。本音で話ができる唯一の友達でした。高校生になってから彼女は髪を明るく染め、ピアスもたくさん開け、タバコを吸い、年齢を偽って居酒屋でお酒を飲み、やってはいけないバイトをしたり…さすがに呆れ、暫く会うことを拒絶していたのですが“会いたい”と連絡が来て、約半年ぶりに会うことに。“もうこんな生活やめたい。どうしたらいいかわからない”と相談を受け、親友の癖に何も声をかけず距離を置いてしまった自分を悔やみ“本気で変わりたいと思っているなら、いくらでも協力するから”と、泣きながら励ましました。その後も私なりにたくさん考え、必死に彼女を後押ししました。ですが、彼女は学校でタバコを吸っていたのがばれ、学校を停学に。更に夜中に外でお酒を飲んでいるところを警察に見つかったり、不当な手段で大金を手に入れたり、彼女の行動は悪くなっていくばかり。親友の為だと一生懸命考えて提案して“頑張ろうね”と声をかけ“頑張る”と返してくれたのに全て嘘だったのかと裏切られた気持ちでいっぱいでした。“もうついていけない。ごめん”と、電話で縁を切りました。昔からの親友なので、本当にこれで良かったのかと思い返してばかりいます。もっと彼女に寄り添うべきだったのではないかと悩んでいます」

江原さん
「あなたは17歳。あなたは立派にやったと思う。人は、つまずく権利を持っているんです。そっと見守る期間というのも大事。17歳のあなたに言うのはキツイ言葉かもしれないが、期待しているというのは、依存心。成果主義になってしまう。だから、そもそも期待してはいけないんです。“もうついていけない。ごめん”と言ったのは悪くはないが、もう少しきちんと“あれほど言ったのに、あなたはなぜやらなかったのか”という理由を聞かせてもらってからが良かったかな。それでも変えられない彼女の何か生活習慣や環境などの原因もあるのかもしれない。“幸せな人は意地悪をしない”というのと一緒。誰しも品行方正に生きていきたいはずなんです。それが叶わない彼女の何か環境があるのかもしれない。だからといってそのせいだけにしてはいけないですけどね。“頑張る”と言った彼女のすべてが嘘だったわけではないと思う。こんな時に不謹慎ですが、私だって何度“痩せる”と言って、みんなが協力をしてくれたことか(笑)。それを何回も繰り返しているんです。その時の気持ちは本当だったんです。けれど環境的にダメだったんです。どうしても忙しくて不規則で、どうしても夕飯が遅い時間になったり…と、色々あったんです。言い訳はやめて、また頑張ります!」


「私は春から社会人です。私は大学までずっと共学で過ごしてきたにも関わらず、男性とお付き合いをした事がありません。肉体関係もありません。私の母親も男性に良い印象を持っていないようで“男は狼だから、結婚するまでは2人きりになるな”と言われて育ちました。彼氏は欲しいと思っていましたが、このままだと一生独身のような気がして仕方ありません。男性は、お付き合いや肉体関係の経験がない女性をどう思うのでしょうか。今後、彼氏ができたところで、男性との経験のなさに引かれないか不安です。私は将来、好きと思える人と結婚し、子供をつくり、家庭を築きたいと思っていますが、ここまで男性との関わりがないと、本当に結婚・出産ができるのか、と考えてしまいます。出会いはご縁だと思うのですが、ただご縁がなかっただけなのでしょうか。私に原因があれば教えていただきたいです。江原さんのご助言をいただけるまで『類は友を呼ぶ』『波長の法則』を信じて、素敵な方と結ばれるよう魂を高めていきます」

江原さん
「私は『愛のスピリチュアル・バイブル』(集英社)など、恋愛の本も出しているので読んでみてください。ちょうど今発売の『an・an』(マガジンハウス)でも“最後の愛に挑む”という特集をしています。恋愛をしていない人や、あきらめている人、“私はもういい”と言いながら本音でない人もいる。恋愛、結婚、親子、兄弟など色んな愛がある。あきらめていたもの、わだかまりがあったものがもしあるのであれば、もう一辺、最後の挑戦をしましょう。以前の放送でも話しましたが、今年は“爆発”の年。爆発もポジティブにとれば“奮起”や“挑む”ということにもなるのです」


●江原啓之 今夜の格言
「節目は、大切な新たなる決意の時です」
「悔やんでいても心は晴れません。歩むことで道は拓けるのです」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ 演じるさんのコーナー
(私はこう演じました。そしたらこんなに変わりました!エピソードのお便り)
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ あなたの“違うだろぉ〜!!”と思ったエピソードのお便り
◇ リクエスト
◇ 4月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
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