2018/10/7
『おと語り』は『ことたま』を大切にしている番組ですが、今回『言葉』にまつわるメールがたくさん届いています。
「冒頭に“言葉ケチは、大切な愛を失います”とお伝えしましたが、最近“言葉”が足りない人が多い。ボキャブラリーが少なく、自分の表現を上手に伝えられない。“言わないでも分かってよ”と、みんなが甘え状態。それではうまくいかない。今の人は本を読まない人が多くなった。もう少し上手な表現も必要だし、伝えなければいけないことは伝えないといけない。人間関係、それが原因で終わってしまうという悲しさもあるのです」という江原さん。
今日は『言葉』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Think / アレサ・フランクリン
◇思考に気をつけなさい / 江原啓之



「私は、いつも言葉に気をつけて話しているので、やや遅い喋りになってしまいます。20代の頃、考えもせずズケズケ物を言い、人を傷つけようなどと思って話をしていたわけではないのですが、たまに、友人から“傷ついた”と言われることがありました。悪意はないので、きちんといつも謝罪し、反省し、考えていきついたのが、ゆっくり考えて話すということです。おそらく、他の皆さんは、考えて早く話せると思います。自分では、こんなに考えて話しているのだから、もう、人を傷つけることはないだろうと思っていました。ところが、心から“素敵だな〜”と思い慕っている女性に“素敵ですね。私には、とても似合わないです”と、言いました。すると“嫌味だ”と言われました。嫌味なんて言うつもりありません。そして、その方だけでなく“嫌味だと思っている人が他にもいる”と言われ、“好かれてはいない”と言われました。“女性に嫌われるタイプだ”とも…。ショックで呆然としてしまったのですが、江原さんがいつも教えてくださる魔法の言葉。理性的に考える…。理性的に考えると、人を褒めすぎないことが大事なのでしょうか?私の言葉で、人を不愉快にしてしまうところがあります。直したいと思っています。アドバイスお願いいたします」というメールをいただきました。

江原さん
「これは直すというよりも、感性を磨いた方がいいかな。本を読んだり、映画やお芝居を観たり。“素敵ですね”でやめておけばいいのに“私にはとても似合わないです”というのは、ケンカを売っているように捉えられてしまう可能性がある。あなたの場合“言葉ケチ”なのではなく“一言多い”。言わなければいいのに。あなたにお伝えするならば“自分は捨てなさい”。“私には似合わない”という“私”は、常にいらない。“私は”とつけるのは、どんなことでも嫌われてしまう。たとえば“それ美味しいよね。私は食べないけど”と言われたらカチンとくる。これだけ覚えているだけでも、大分違うと思いますよ」


「この間、中学生の我が子より、なんとも言えない話が飛びこんできました。授業の一環なのでしょうか。“隣の席の人の良いところを書き出そう”というようなものがあったのだそうです。そのお子さんは“お前はつかみどころがないんだよなあ。勉強は出来ないだろ?脚は遅いだろ?思いつかないんだよ”。それから“あえていうなら、人に差別しないところ”と。我が子は、一瞬、言葉が出なくなってしまったそうなのです。私は、不思議でなりません。『人を差別しない』。一番大切で難しい事じゃないのかなぁと。脚が遅い、勉強ができない?捉えどころがない?何故、内面的な良さを探してあげないのだろうか、と。まるで、成績表の項目の様に感じてしまいました。私も、未熟者で人様のことを評論家気分で言ってしまうこともあり、とても言えた柄では無いのですが、本当に違和感があります。最近は、最新のゲーム機を持っていないと、仲間外れになったり、ひどいと“時代遅れ”などと言われて泣かされたりするケースもあるようです。私が思春期を育った頃と、何かが違うように思えてなりません。批判家母ちゃんですみません。江原さんは、どう思われますか?」というメールをいただきました。

江原さん
「理屈っぽい(笑)。違和感があるでしょうが、そんなことをグジグジ言っていると、子どもがそうなってしまう。“お前はつかみどころがない”“勉強ができない”“脚が遅い”というのは差別。“あえていうなら、人を差別しないところ”と言っているその子も、後々になれば、その子自身が差別をしていて、あなたのお子さんが“差別をしないところが素晴らしいことだ”ということに、いつかきっと気付いてくれる。差別をしないことは素晴らしいのだから“あ、そう。素晴らしいね。良かったじゃん”と、子どもに言ってあげればいい。それを“成績表のように…”とあなたは思ってしまう。世の中は、すべて正しいことや、綺麗事ばかりではない。間違ったことも山程ある。お子さんも“不条理”というものに、あえて取捨選択をして、生きていける力を持たないといけない。“不条理なことを言うね。そういう子は、自分自身で気付いていないんだね。差別しないって素晴らしいことだね”と、あなたは褒めてあげればいい。“最近は、何かが違うように思えてならない”と言うけれど、この世は、そんなことをすべてなぎ倒してはいけない。昔は昔で違和感はいっぱいあった。今だから違和感が多いというのも違うと思う。偏見。それよりも捉え方しだい。子どもは強くさせなければダメなのです。でも、あなたも批判家だということもご自身で分かっていますからね。頑張ってくださいね」


「夫婦共々、江原さんにドハマりしています。ファンとして“江原さんに文句を言いたい”と、メッセージしました。結婚3年目です。まず愚痴を言う前に嫁を褒めさせてください。嫁は美人で賢くて優しく、愛情深く、江原さんが大好き。ですが嫁は家事全般が嫌い。掃除洗濯をしない。料理はたまにしてくれますが、不味い。共働きなのでお互い分担が必要ですが、それにしてもやらない。“賢い”と褒めましたが、何が賢いかと言うと、私を褒めまくって家事をさせるよう誘導していること。アホな私は、最近それに気づきました。洗濯物が溜まったので洗濯をしておくと、嫁が、すかさず“わぁ!いつもありがとう!助かる〜。よく気づいてくれるね!”。いい気分になってやってしまいます。料理もたまに作ってくれますが“ごはん作ったよ!でも美味しくないかも…私、料理下手でごめんね〜”と可愛く言ってくるので“おいしいよ!作ってくれてありがとう!”と言ってしまいます。不味くても不味いと言わせない。このもどかしさ。もっと掃除してほしい。洗濯してほしい。料理ももっと作ってほしい。欲を言えば美味しい料理を作ってほしい。でも、嫁に褒められると嬉しくてやってしまう。江原さんのせいです。なんだかもどかしいですが、のせられて生きていこうと思います。これからも応援しております」というメールをいただきました。

江原さん
「私の“せい”ではなく“おかげ”!結局ノロケですね。バカップル〜(鈴)!ご馳走様です。これからも、仲良くやっていってくださいね」


「江原さん主催の東京オペラ『夕鶴』二日目、3階席から見させていただきます!オペラは初めてなので、とても楽しみです!江原さんが主催してくださったからこそオペラを観る経験が出来る!ありがたいです。大好きな、ノンアルコール飲料を断ち、100円×30日×4ヵ月=12000円!オペラチケット、購入です♪」というメールをいただきました。

江原さん
「有難いです!まだあまり言えませんが、今回の演出や舞台装置もとても美しいんです。オペラは総合芸術。音楽・美術・照明・演技などのすべての要素がある。クラシックは遠くに飛ばす声なので、実は、会場の一番上の席の方が、声も全体も楽しめたりもする。歌い手の表情などを見たければ1階もいいけれど、全体を見たかったら2階、3階もオススメです。全部で5公演あるので、1回目は前の方で、2回目は後ろの方でというのはいかがでしょうか。ノンアルコール飲料もいいですが、何杯でも増やせる麦茶も美味しいし、体にもいい。同じ麦でも麦茶に変えたらどうかしら。それに負けないくらい、魂に良いエナジーや宝物が得られるよう、私も演者たちも頑張っております!ぜひ、みなさん、いらしてくださいね」

『夕鶴』詳細はこちら




●江原啓之 今夜の格言
「言葉ケチは、大切な愛を失います」
「愛を伝えてこそエナジーが開花します」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ 演じるさんのコーナー
(私はこう演じました。そしたらこんなに変わりました!エピソードのお便り)
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ リクエスト
◇ 10月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
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