2019/7/7
最近、不登校や引きこもり、いじめのニュースが目立ちますね。
子どもだけでなく、大人の引きこもりも社会問題となっています。
「この時代、あっておかしくない問題。鈍感でなければ生きられない。どう乗り越えていくのか。それはスピリチュアルな視点しかないと私は思うんです。自律したら、自立できる。“自律”というのは、自分自身の人生観を哲学すること。必要以上に良いことも悪いことも起きないということを理解することが大切なのです」という江原さん。
今日はみなさんのお悩みのメールをご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇Mean / テイラー・スウィフト
◇モズのために / 江原啓之



「私には、中3の息子がおります。今年の1月から、学校に行けなくなりました。初めは、クラスメイトとうまくいかないということでしたが、次第に朝、起きられなくなり“行きたい”と言いながら、学校を休み日が続いています。時折、部活には顔を出します。仲の良い同級生がいて、誘いに来てくれたりすると行きます。ただ、それは続かず、学校は休みます。怖くなったとも言います。スマホのゲームにはまるようになり、夜中も起きていて、ますます朝は起きられません。“ダメだからやめよう”と言って、携帯を預かろうとすると暴れ、先日、とうとう父親とスマホのやり過ぎで口論になり、彼が自分で投げて壊してしまいました。今はスマホのゲームはできないけれど、それでも他のゲームやマンガなどで気を紛らわせています。なんとかこの生活から抜け出させてやりたいと思いながらも空振り。または、返って言い過ぎで、悪化させてしまうことの繰り返しです。カウンセラーや病院の先生も“ただ待つこと”としか言ってくれません。本当にそれしかないのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「カウンセラーや病院の先生は、すごく苦労や努力をなさっていると思うけれど、ケースバイケースだと私は思う。カウンセラーの先生を決して否定をしているわけではありません。けれど、以前、金属バットで親御さんを殺してしまった事件。カウンセラーの人たちから“逆らってはいけない”と言われての結果。そういった指導の仕方の誤りは、報道されない。もちろん、悪意があってのことではないので仕方がない。けれど、カウンセラーや病院の先生など、何事であれ、すべてを依存するべきではない。あくまでもそれらを参考に、親御さんたちが考えること。引きこもり・不登校自体を私は悪いとは思わない。なぜかというと、今の時代は陰険・陰湿だから、命に関わる場合がある。命より大切な登校なんてない。だから私は行かなくていいと思うんです。その代わり、規則正しい生活をする。学校に行かないから、ゲームをして、昼夜逆転で良いということはない。最近、小学生の子どもがYouTuberになったという話も話題になりましたが、それも私は反対。学校に行かないのは構わないけれど、YouTuberになる必要はない。ひとつの方法としては良いかもしれないけれど、共感力を失ってしまうと思う。自分の思いや考えを発信するだけで、一方通行。人はどう考えるのかという“共感”というのがなくなってしまって、自己主張ばかりを学んでしまうことになる。学校の大切さは、友達関係や“こういう考え方をする人もいるんだ”“ここは一歩譲った方がいいか”など、そういうことを覚える場でもある。YouTuberをやってもいいけれど、反面のところも作らないと。それで有名になってしまって、自己主張ばかりを学んでしまうと、将来、怖いなと思うんです。あなたの場合、すごく無責任な言い方になってしまうかもしれませんが、まずひとつ。今の葛藤は素晴らしいと思う。この道程がすごく大事。事なかれ主義のこの時代に、お父さんと真剣にケンカをして、スマホを投げた、口論になった。バイオレンスで嫌なことだと思うと思いますが、大事なことだと思うのです。きっと子どもは子どもで“悪いことをした”などと思い、父親は父親で“言い過ぎたかな”など、こういうところが育みなのだと思う。この時間はすごく大事。今は物質的価値観が強いので、インスタントにホップ・ステップ・ジャンプでなんでも解決させようというところがある。無駄の大切さ。この時間が将来の宝になる。親子でもがく、この時間が大事だと思うので、徹底してあきらめず、毎日のように向き合って、お母さんも苦しんだりしながら、泣いてみせたりする。そして学校に行かないにしても、フリースクールなどで勉強をする。中学3年が終われば、大検という道もあるし、定時制の学校もある。人生長いのだから、焦らないでくださいね。私は“ただ待つ”というのはダメだと思う。もがき苦しむという道程が大事。無責任な意見かもしれませんが、ごめんなさいね」


「小学生の3人の子どもたちと一緒に聴いています。昨年、3人とも不登校になり、暗いトンネルに入ってしまったような気分だったのですが“やってはいけない3つのこと(自己憐憫・責任転嫁・依存心)”を意識するようになり、心が楽になりました。不登校になったのはそれぞれ理由があり、上の娘は、仲が良い友達が意地悪をされるようになり、助けようと努力をしたけれど、心が折れてしまいました。長男は、クラスが同じ男の子に何度も階段で背中を押され、ケンカになり、お腹を殴られ、恐怖心でいっぱいになり、登校できなくなりました。末っ子の次男も、男の子同士で叩かれたり“だっせー”など、嘲笑されることに耐えられず、行かなくなりました。それぞれの先生や親と何度もやり取りし、相手の子どもたちとも直接話をしました。10ケ月ほど家で、お絵かきや工作、ゲームや音楽など、好きなことに没頭していました。不安で仕方なく、今でもその白紙期間がどう影響するか心配になります。けれど江原さんの“今は道程である”という言葉を心のお守りに、見守っています。学年が変わったら、3人とも登校し、休みの日には、友達と遊びに行くようにもなりました。時に、余裕をなくして、叱ってばかりの鬼母ちゃんになってしまいますが、『おと語り』を聴いて、リセットしていきたいなと思います」というメールをいただきました。

江原さん
「“白紙期間”ではないと思います。そこに実りがある。仕込みと言ってもいいかな。そんなに恐れる必要はない。今の時代、陰湿で、やることがえげつないけれど、受け身の方は純粋過ぎてしまう。この差が激しい。私が中学生の頃、ズルいことばかりするすごく嫌な同級生がいた。それを担任の女性の先生に言ったんです。すると“それが?だから?”と言われた。“そんなこと、世の中にはいくらでもあること。自分で乗り越えていかなければ仕方がないでしょ。あの子がそうだから、だから何だっていうの?”と言われ、すごくショックでした。小学生の頃は、勧善懲悪というようなところがあったけれど、中学生になり、ズルいことをする人を理解していかなければならないのかと。先生も“それをどうするのかというのが大事だということ”を意図して言っていたのでしょうね。“言いつけたところで、世の中渡っていけるのか”と。それが世の中だということだったのでしょう。それが純粋培養できてしまうと、ショックを受ける。今の若い子たちは“ズルい”とすぐ言う。アニメが流行るのは、善と悪がはっきりと分かれているからかな。理想がそこにあるのでしょうね。現実は違って、そこを乗り越えていかなければならないのです」


「主人のことで相談させてください。主人と私の気持ちの持ち方などを、ご教示いただければ幸いです。実は、主人は小学生時代に、教師からひどいいじめを受けていたそうです。私は聞くたびに、ただびっくり驚き、次は“そうだね。大変だったね”と同調し、その後は“このことは他人には話さない方がいいよ”と話しています。彼の幼少時代の悲しい思いを、解決することはできるのでしょうか?話を聞いていると、私も悲しくなってしまいます。私からは、何かできることはあるのでしょうか?」というメールをいただきました。

江原さん
「なぜ“他人には話さない方がいいよ”なのでしょう?とらえ方によっては“あなたが恥ずかしいよ”と言われているような気がする。いじめられている方は悪くない。あなたがびっくりしたからそう思うのかもしれないけれど、本人が“自分が悪いの?”という気持ちになってしまうから、それは言わない方がいいかな。たくさん話を聞いて“あなたは悪くないよね。その人、先生というよりも、人間性の問題だよね”と言ってあげる方が大事。よくいじめられる方も悪いという話も聞くけれど、それは絶対にあり得ない。いじめている方が悪いのです」



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●江原啓之 今夜の格言
「自律できたら、自立できます」
「悲しいのは、視野の狭い人です」

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