2020/11/29
今年はなかなか友達とも会えない日々が続いている人も多いのではないでしょうか。
「『おと語り』には“友達”に関するメールがたくさん届いています。けれど“友達”の定義はないんですよね。それなのに何かあると“友達なのに…”などと言ったりする。友情と依存ははき違えてはいけないのです」という江原さん。
今日は『友人、幼なじみ、親友について』のメールをご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇You've Got A Friend / ジェームス・テイラー
◇誰かのために / 江原啓之


Q★ご紹介したお便り


「私にはとても仲良くしてた幼なじみがいましたが、私が主人とお付き合いし、結婚してから疎遠になってしまいました。疎遠になった理由は、幼なじみと主人の馬が合わないということの他に、私が中途半端にどちらにもいい顔をしていたことが原因だったことに気づきました。結婚をしても友達を大切にしていくというのが私の夢でした。以前は、それを叶えさせてくれない幼なじみや主人に腹が立ったこともありました。しかし、幼なじみと主人に仲良くしてほしいなんて私のエゴなんですよね。わかってはいるのですが、辛いです。先日ついに幼なじみと主人が罵り合う地獄のような展開に。幼なじみは主人に言われたひどい言葉の数々を周りの人に相談。主人も私も周りから嫌われてしまったようです。主人に“あなたの気持ちはわかるが人として言っていいこととダメなことを考えて発言してほしい”と伝えました。その後、幼なじみと話す度に主人の発言がいかに非道なものだったか、夫婦だから私も主人と同じように見られている、ということを言われます。何を後悔しても元に戻ることはできないと思います。これからどうしていくかは私次第。これから私がどう進んでいくかは私が決めることだと思いますが、アドバイス又は一喝いただければ幸いです」というメールをいただきました。

A江原さん
「こんなことってあるんだ…と私は思うんです。なぜかというひとつには“腹六分の付き合いが元々できないんだなぁ”ということ。あなたがお若いということもありますが、要は遠慮がないからこうなってしまうんですよね。“馬が合わない”などということではないと思うんです。“垣根がないのが親友の証”というように思っていたりするんじゃないかな。“親しき仲にも礼儀あり”という言葉がある。“気の置けない仲”などとも言いますが、だからといってズケズケと物を言ったりするものじゃないと思うんです。ましてや結婚をしたのならば、その幼なじみもなぜ、人の家や夫のことにそこまで入り込んでくるのか。逆にあなたという友達を取られたというやっかみも感じてしまうくらいですよね。“これから私がどう進んで行くかは私が決めること”というのもおっしゃる通りですが、結婚して仲良くやっているのであれば、旦那をとることですよね。これはしょうがない。また、こういう距離感というのは、夫婦であっても必要。夫婦だから何を言ってもいいわけでは絶対にない。そういうことをよくよくもう一回、学んだ方がいいかなと思います」

Q★ご紹介したお便り


「旦那の友人についてご相談があります。旦那の友人は、寮付きの派遣で仕事をしていて、次の派遣先が決まる前に契約が切れると、ホームレスになってしまう状態です。旦那は、友人の住まいがなくなる度に“次が決まるまで、うちで遊んでたらええやん”と友人を居候させます。そうなると3ヶ月程、うちで面倒を見ることになります。最近、コロナの影響で契約を切られてしまうらしく、旦那は“またうちに来たらええやん”と言っていました。生活費・外食費・行楽費は、勿論こちらが支払います。昼夜逆転し、明け方までゲームをしていたり、メタボが原因で『睡眠時無呼吸症候群&逆流性食道炎』の旦那に真夜中にスナック菓子を与えたりします。生活が乱れてしまうし、他人との生活は気が休まりません。旦那にとっては、気の合う大切な友人なのですが、私にとっては“貯金もできず携帯ゲームに課金して、ホームレスになってしまう成人男性”でしかありません。一度、旦那に不服を申し立てたところ“離婚”まで持ち出す大喧嘩になってしまいました。揉めたくないので我慢しているのですが、いい加減にして欲しいのが本音です。友達としての付き合いには反対しませんが、生活まで面倒をみる必要はあるのでしょうか?」というメールをいただきました。

A江原さん
「わかるなぁ。いかんな、これは。可哀想な奥さん。これは日本だけなのでしょうか…これって“夫の美徳”ですよね(笑)。“オレのところに泊ればいい!それを受け止めてくれるカミさんがいる!”という誉。職人気質の家にありがちな感じがする。カッコいい男の典型みたいなこと。でも、それなりの歳になったら、カッコよくないんだよというところに気付いてもらいたいですよね。だから、夫の顔を潰す形になると“離婚”まで持ち出す大事になってしまう。これが本当に嫌なら“離婚”も考えた方がいいかもしれない。もしそうでないのであれば、ある程度聞いてもらえるように話をしたり、あとはその友人にだけこっそりと“ウチの旦那さんは優しくて、面倒を見たいと言っているけれど、私はちょっと辛いな…”と言ってみる。そして“結構、経済面も大変なの。だからこれを最後にしてくれる?”と、相手の目をジッと睨んで言う。今どきの人はすべてが直球で、そういう戦略ができないんですよね。純粋や素直と言えばそうかもしれませんが、もうちょっと知恵を使った“演じるさん”になってみるのが大事かなと思うんです。色々とありますが、自分の家庭を壊してまでということはダメですからね」

Q★ご紹介したお便り


「種苗法改定の情報を得るため山田正彦さんのブログを拝見したところ『タネは誰のもの』という映画を制作されたとあり、オンライン上映で視聴しました。内容は、種苗法改定で原則禁止となる自家採種で野菜など生産されている全国の農家さんへのインタビューにより、その影響を提言するドキュメンタリー映画です。『種苗法改定』だけでなく、先に施行された『主要農作物種子法廃止』や『農業競争力強化支援法』と併せて見ると、これらの法改定は、これまで国民を飢えさせないため国により守られてきた日本農業の在り方を根底から変えてしまう。最後の砦である種苗法改定が通ってしまえば、日本の優良な品種含め多様な農作物の種苗を守るどころか、企業にそのほとんどの権利を渡してしまいかねず、日本の食料安全保障を脅かす法案であるとありました。矢も楯もたまらず、種苗法改定の取下げを求める請願書を作成し、国会議員の方にFAXを入れ、心ある議員の方に国会に提出できるか党内審査して頂ける事になりました。過去の先人が守ってこられた日本農業を守り、未来の子供達を飢えさせない食の環境を繋ぐ為、多くの方にこの『タネは誰のもの』を視聴いただき、現実を知って頂ければと願います。あっ!急ぎすぎて大事な事が最後になりましたが『タネは誰のもの』のナレーションが江原さんとあってブッ飛びでした(笑)」というメールをいただきました。

A江原さん
「そうなんです。実は私がナレーションを受け持ちました。『おと語り』がきっかけでしたからね。こないだ出会った人がたまたまこういうことを言ったんです。“日本だけだからね。こうやって農業を国が守ろうとしているのは。海外はどこの国でも全部権利なんだよ”と。だけどドイツは生物に対しては、著作権を与えない。これがやっぱり普通だと思うんです。私たちはそういったことをよくよく考えないと、後で“知らなかった”では遅いですからね。この映画を観て、みなさん考えていただけたらなと思います。食べることは大事なことなのです」


●11月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
11月生まれのみなさんは、思慮深さで何事も乗り越える人。
他者のことも思慮深く指南して差し上げてください。
※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●12月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
12月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

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●江原啓之 今夜の格言
「友情と依存をはき違えていませんか?」
「友情は自律の中で育てるものです」

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