2014/4/20
先日、お送りした『よくよく聴くと・・・』特集。大反響をいただきました。
「曲や詩、童謡も、深く味わえますね。どんどんメールお待ちしています!この特集をすると、男性からのメールも多くなって、嬉しいです。男女の違いも分かっていいですね」という江原さん。
今日は、大好評企画となりました『よくよく聴くと・・・』特集をお届けしました。



今夜お届けしたナンバー

◇青春のリグレット / 松任谷由実
◇やぎさんゆうびん

先日お届けした松任谷由実さんの『青春のリグレット』。
たくさんのご意見をいただきました。

ご意見?
「男女逆転ですが、正に今の自分に向けられた歌かと思いました。7年間付き合った彼は、良家の長男で、この春にお見合い結婚をします。恋愛と結婚は別なようで、彼のご両親の知り合いの良家の子女と一緒になるそうです。昨年別れましたが、歌詞と同じような言葉を彼から貰いました。別れてすぐは負の感情ばかりでしたが、今は感謝でいっぱいです。初めてお付き合いしたのが彼で本当に良かったです。私は彼を憎みませんが、忘れません」

江原さん
「初めてお付き合いした彼ではきついですね。でも、これは結婚しなくて正解。一緒になったら、そんなお家では、絶対あなたは苦労する。しかも、初めてお付き合いした彼。もっともっと男を知らなくちゃ。そんな堅いお家に入って“ちょっと、これは違うんじゃありませんか”等と、散々言われたら、可哀想!もう、おじさん、そんなの許せない!そして、その彼もある意味で可哀想。物質的価値観といつも言っていますが、本当に愛する人ではなく、良家という形だけで結婚をした。こういう男は浮気しますよ。絶対。それはそれ。これはこれ、と。この男が結婚した後に“やっぱり、お前と逢いたい”と言ってきても、絶対に会っちゃダメだよ!!!!“実は、愛したのはお前だけなんだ”と言われても、ダメ!“離婚してから来い!”って言ってくださいね」



ご意見?
「この歌詞のような女性って、日本では割と普通で、多いのではないでしょうか。多くの女性は、夢を追っていて稼げず、一緒に暮らしても食べてはいけないと思われる男の人とは結婚したくはないでしょう。私の周りには、そういった考えの女性が多かったような気がします。このような女性は普通だと思いますが、しかしそれだけでは、やはり切なく、悲しいですよね。その為に、音楽や文学、芸術があり、彼女たちの心や感性を成長させる役割があるのだと思います。ユーミンさんも、わざと少し憎らしい女性を作品に登場させて、聴く側に問題提起としたかったのではないでしょうか」

ご意見?
「僕は、彼女の彼への未練を感じる歌詞に思えました。例えば、彼女が親の決めた結婚を断れずに、好きでもない別の相手と結婚してしまう等。彼はそれを理解して許してくれたんだと思います。その優しさが、逆に彼女にとって辛く“もっと自分を責めてよ”という意味で“私を許さないで。憎んでも覚えてて”と、いう風に感情的になってしまっているのではないでしょうか。夏のバカンスを胸に秘め、というのは、燃え上がる程愛している人がいるのに、それを隠して別の人と結婚してしまうという、結婚する相手への罪悪感だと思います。なので、リグレットとは、自分の愛を貫けなかったという後悔なんだと思います」

江原さん
「?と?のご意見は、男性からのもの。ここから分かるのは、男性の方がロマンチスト。燃え上がる程愛しているのではないと思いますよ。やっぱり火遊び。バカンスですから。バカンスは、一時の楽しみだから、本当に愛そうとは思わない。?の方、すごく純粋だと思う。こういう方と出会ったら、女性は幸せでしょうね」


ご意見?
「この中に出てくる女性は、真剣に交際している男性を弄んでしまったという、一見酷い女に見えるかもしれません。しかし、別れた後も相手はいついつまでも自分を忘れられず想っている、という期待があるのなら、実はかなりの妄想族。イタイ女性なのかとも思います。結果的に弄んだつもりが、反対に弄ばれていたのだとしたら。この女性の後悔は、純粋に愛していた男性より、物質的価値観を重視した男性を選択してしまった事による、魂の叫び、良心の呵責があったのでしょうか。いずれにしろ、別れてまで相手を縛ろうとする想いは、お互い好ましいものではないなぁと思ってしまいました」

江原さん
「私は、違う!私は?のご意見の方に近いかな。女性誌等も含め、私は今まで多くの女性たちの相談を受けてきましたが、女性は、現実と理想というのは、ちゃんと分けている気がする。それを、私は悪いとは思わない。これが出来るのも現代だから。昔からではなく、現代だけ。一昔前は『神田川』。私もおじさんになったからかな。理想のようにはいかないですよ。惚れた腫れただけでは、難しい。男は、理想を言うかもしれないが、女の子にそれを付きあわせるのもねぇ。それでもやはり、この歌に出てくる彼女は彼の事が好きなんですよね。“憎んでも覚えてて”っていう気持ちは分かるんです」


●あなたが感動した言葉―――

美しい唇であるためには 美しい言葉を使いなさい
byオードリー・ヘップバーン


番組ではみなさんが感銘を受けた言葉を紹介していきます。

「今日も死を見送っている。
 生まれては立ち去って行く今日の死を
 自転公転をつづけるこの地球上の
 すべての生き物が、生まれたばかりの今日の死を
 毎日見送りつづけている。
 なぜなのだろう。
 「今日」の「死」というとりかえしの
 つかない大事が、まるでなんでもない
 「当たり前事」のように毎日、毎日
 くりかえされるのは、つまりそれは、
 ボクらがボクらじしんの死をむかえる日に
 あわてふためかないようにと、
 あの優しい天が、
 そのれんしゅうをつづけてくださっているのだと
 気づかぬバカは、
 まあこの世にはいないだろうということか」
 『れんしゅう』 / まど・みちお
(あべみさんが清冽な言葉に心を揺さぶられた、まど・みちおの詩)

江原さん
「『ぞうさん』という曲もありますが、お鼻が長いという事は、身体的な特徴等、全てを表している。人から差別や悪口を言われた時に、一番好きな母さんのお鼻も長いのよと、誇りを持って、返す。人も、動物も、地球上の全ての存在が尊く、あるがままに受け入れるという姿が大切なのだとまど・みちおさんが語っています。要するに自分自身を大事にしなさいという尊厳という事なのですね。そして『やぎさんゆうびん』という歌もありますが、ちょっとコミュニケーション不全ですよね(笑)。どれだけ話しても噛み合わない。仲の悪い夫婦やカップルがこの歌を聴くと泣くかもしれないですね」



◇Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
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◇4月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
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ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。


●江原啓之 今夜の格言

「人生には思い通りにならないことも多々あります。
だからこそ、悔い無きように生きましょう」
「無償の愛は、時空を超えても届きます」
 
番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ ネガティブなお便り
◇ 突然の電話コーナー
◇ しょく語り
◇ 厄払いのコーナー
◇ エンジェルさんのコーナー
◇ 4月お誕生日の方
◇ De.Recella城嶋さんへの質問コーナー


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