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『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
手紙の送り主にじっくりお話をうかがいながら、
手紙を受け取る喜び、手紙を送るワクワク感、
手紙に詰まった想いをラジオを通して全国に届けます。
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ポストカー 神戸ルミナリエへ/続・消しゴムはんこで年賀状

  • ON AIR
  • 2019/12/29

ポストカー in神戸ルミナリエ

写真 2019年最後の放送では、まず移動型郵便局「ポストカー」の旅の模様をお伝えしました。

宇賀「この番組と連動して、全国の“絵はがき映えする風景”をめぐっている“ポストカー”。車の中で手紙を書くことができて、そのまま投函もできる移動型郵便局ですね」

小山「車の中には郵便局員さんがいて、みんな手紙は車の外で書くんですよね。まず、見た目がすごくオシャレなんですよね」

宇賀「そう、ポストカー自体が映えるというか」
写真 写真 小山「今回は、ポストカーがこれまで行った場所の中でも特に背景が似合う、溶け込める場所だったんじゃないですか?」

宇賀「12月の13日と14日に、神戸のルミナリエに行ってきました。12月5日から15日まで10日間の開催されていたんですが、今年は346万9千人来場したそうです」

小山「そんなに!」

宇賀「今年のテーマは『希望の光に導かれて、25年』。阪神・淡路大震災犠牲者への鎮魂の意を込めると共に、都市の復興・再生への夢と希望を託して……そうですよね、震災があった1995年に初めて開催されて、今年で25回目を迎えたということです」
写真 写真 小山「やっぱり神戸の方達にとって、ルミナリエはただのライトアップじゃなくて特別な意味を持っているんでしょうね」

放送では、ポストカーで手紙を書いてくださった方の声を、お届けしました。
写真 鐘の音とともに、およそ50万個の電球が一斉に灯され、柔らかな光と音楽に包まれた神戸ルミナリエの会場。
神戸観光局の本田雅也さんに、神戸ルミナリエについてお話をうかがいました。

「神戸ルミナリエは1995年の12月から始まりました、震災が1995年の1月で、当時、震災で家の電気が点かなかったりで、すごく暗い雰囲気が街中に流れていたんですね。その中で、当時の兵庫県知事が、何か市民に希望を与えることはできないかというところで、神戸ルミナリエが始まったと聞いています。毎年、10日間で300万人以上の方がいらっしゃいます。鎮魂と復興だけじゃなくて、震災の記憶を後世に語り継ぐというのも1つのテーマなので、そう言った意味ではいろんな世代の方に鑑賞していただけるのは、ありがたいことだと思っています」

今回、ポストカーが出張したのは、ルミナリエの会場の一つ、東遊園地。ここには、光の聖堂・カッサアルモニカと、それを覆う高さ21メートルの巨大な光のドームが設置されていました。ポストカーは、そんな光のドームの脇でとても賑わっていました。
写真 最初の年からずっと訪れている人。「25年後の自分に、楽しい人生が待っているよ!」と手紙を書きたい人。なかなか会えない家族に手紙を書いた人。毎年、募金をするためにも訪れている人。
写真 写真 四半世紀の時の流れを感じながら、自分へ手紙を書いた人。ドイツに暮らす娘さんに書いた人。亡くなった人に、届かないけど手紙を出したいという人……。みなさん、様々な想いを手紙にしたためてくださいました。
写真 写真 宇賀「お写真を見ると、わあ綺麗! と思いますけど、地元の方たちにとってはそういうことではないんですよね」

小山「25年前の自分に手紙を書きたいという方がいましたけど、確かに25年前はいろんな不安や悲しみに包まれていて。その悲しみにいま、改めて手紙を書きたいという想いになるまで元気になることができた、と。すべての人に未来はあるということですよね、いまが大変でも」

宇賀「亡くなった人たちに書きたいとおっしゃっている方もいました。届かないけど、とおっしゃっていましたけど……でも、届いているんじゃないですかね。文字にして、想いを寄せるということで」
写真 写真 そして、ポストカーから番組宛てにお手紙を書いてくださった方も、放送では紹介させていただきました。その中の1通、ラジオネーム〈ルミナリエでまさかのポストカー〉さんのお手紙です。

〈神戸の自慢は、ルミナリエを続ける気持ちです。震災の悲しい気持ちをただ引き継ぐのではなく、ルミナリエという素敵なかたちに変えて25年続いている。まだ来られたことがない方もここに来て一時でも震災のことを思い出してくれると嬉しいです〉

寒い中ポストカーを訪ねてくださったみなさん、本当にありがとうございました。
写真

手紙文化を盛り上げよう! ポスト会議#31

全国におよそ2万4千局ある郵便局と連携を取りながら、商品開発をしたり、手紙文化を盛り上げていく企画コーナー「ポスト会議」。
先週の放送では、消しゴム版画イラストレーターの〈とみこはん〉さんをお迎えして、番組のオリジナル年賀状に使う“消しゴムはんこ”作りを指導していただきました。
写真 小山「先週、我々、ついに年賀状を完成させました!」

宇賀「作れましたね!」

小山「僕ね、もっと難しいものだと思っていたんですよ」

宇賀「やってみたら意外とできちゃいましたよね」

消しゴムはんこの面白さをもっと探るべく、今週も、とみこはんさんにお話をうかがっていきます!

小山「そもそもとみこはん先生は、何がきっかけで消しゴムはんこを始めたんですか?」

とみこはん「大学生の時に、ナンシー関さんの個展を見たんです。身近な家にある消しゴムがアートになるんだということにすごく感動して、帰り道に消しゴムとカッターを買ってやり始めたのがきっかけなんです」

小山「いまは何年目ですか?」

とみこはん「10年目です」

宇賀「今まででいちばんの力作は?」

とみこはん「私は料理の絵を描くことが多くて。すき焼きを彫ったりとか。まず、すき焼き鍋を彫って、そこにお肉とか白菜とかをどんどん詰めていくんですね。それの盛り付けをするんです」
写真 とみこはんから薫堂さん、宇賀さんに、来年のカレンダーとポチ袋のプレゼントもいただきました。

小山「これ、はんこって言われないと絶対にわからないですね!」

小山「ずっと毎日彫っているんですか?」

とみこはん「いえ、そんなことはなく。消しゴムはんこは『彫ろう!』と思って彫ると、けっこう短時間でゴールにいけるじゃないですか。彫れる時にはどんどん彫っていくという感じですね」

小山「宇賀さんどうですか? 今後番組でも、年賀状以外にもいろいろできそうですよね」

宇賀「バレンタインカードとか、春の卒業シーズンとかできそうですよね。年賀状でもいろいろなものを彫って、どんどんアイテムを増やしていって、年々豪華にしていくっていうのはどうですか?」

小山「いいですね! 消しゴムはんこは何年くらい保つものなんですか?」

とみこはん「経年劣化はあまりしないと言われていて、私は5、6年前のはんこをワークショップに使ったりもします。イラストレーションを作ったあとで消しゴムは副産物なので、私自体は使わなくなってしまうんですよ。それを子どもさん達のワークショップで自由に押してもらってエコバックを作ったりとか、そういう時も7年くらい前のものを使っているのでそのくらいは大丈夫だと思います」

宇賀「いまこの放送を聞いていて、『どうしよう、年賀状まだ書いていない!』という人もいると思うのですが、どうすればいいと思いますか?」

とみこはん「最初から全部はがきの白い画面を埋めようとしないで、既製品でもいいと思うんですよ。そこで、たとえばなつみさんだったら『な』とか、薫堂さんの『K』のはんこを押すと、年賀状をもらった人は薫堂さんがはんこを押す姿を思い浮かべると思うので。それがはんこの温かみというか、温度かなと思います」

小山「今後もいろいろと使えそうですよね」

宇賀「こんなに簡単にできると思わなかったので来年もいろいろやっていきたいですよね」

小山「まだ年は明けていないですからね。元日には着かないかもしれないけれど、これから年賀状を書かなきゃ! という方は、消しゴムはんこ、おすすめです」

宇賀「先週、私たちが作ったはんこを押した年賀状は、事前にお手紙で希望をされた方には、しっかりとお正月に届くと思いますので、楽しみにしていてください」

とみこはんさん、ありがとうございました!
写真

プレゼントのお知らせ

写真 宇賀「いよいよ年が明けたら年賀状がみなさんの元に届くということで……番組からプレゼントがあります! 日本郵便監修の本『年賀状のおはなし』」

小山「これ、面白いんですよね。“年賀状のルーツは飛鳥時代にまでさかのぼる”とか、お年玉くじつきの年賀状はどうやって生まれたのかとか、いろんな年賀状のトリビアが書いているんです。図録もあって、ペラペラめくっているだけで楽しいですしね」

宇賀「明治時代の年賀状ってこんな感じだったのか! とか、面白い読み応えのある1冊です」

小山「有名人の年賀状のページも面白いですよね」
写真 今回、『年賀状のおはなし』を10名の方にプレゼントします。ご希望の方は、「年賀状のおはなし希望」とはがきかお手紙に書いて、ご応募ください。
宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM 「SUNDAY’S POST」】までです。

本の詳細はこちらでもご確認いただけます。
年賀状のおはなし

日本郵便株式会社が監修する書籍「年賀状のおはなし」が好評発売中です。
飛鳥時代から現在に至る約1,400年にわたる年賀状の文化の軌跡が収められています。
写真 宇賀「来年、最初の放送は1月5日ということで、お休みはなくまた1週間後にお会いできるかなと思います」

小山「番組からの年賀状は、希望された方には全員に、元日にお届けできるかと思います」

宇賀「ちゃんと届きますかね?」

小山「ちょっとだけ注意事項がありまして。今回は、手紙・はがきで応募いただいた方が対象です。メールで応募いただいた方には、お送りしていないそうです。そしてもう一つ、応募いただいたんですけど、ご自分の住所をうっかり忘れている方もいらっしゃったと。もし届かないという方は、『書き忘れたかな?』と思い出してみてください」

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、〈神戸日暮通郵便局〉竹内修さんでした!

「父も祖父も郵便局長だったので、自分が局長になった時も、地域の方からは “修ちゃん”と呼ばれて。『あんたが局長になってくれて良かったわ』というふうに言っていただけると、非常に嬉しいですね。
ルミナリエ期間中は会場に神戸市の局長が集まりまして、お客様にルミナリエ切手を販売させていただいております。そうすると、年の瀬だなと改めて感じることができます。今年、ご来場いただいたお客様が、ぽすくまを見られるのをすごく楽しみに来られてて、なおかつルミナリエの切手を毎年買っていただいて、『この会場に来るのが楽しみよ』と言っていただけるのがとても嬉しかったです。」
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