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SUNDAY'S POSTSUNDAY'S POST

『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
手紙の送り主にじっくりお話をうかがいながら、
手紙を受け取る喜び、手紙を送るワクワク感、
手紙に詰まった想いをラジオを通して全国に届けます。
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代官山 蔦屋書店から文具コンシェルジュが登場 番組コラボイベントも開催!

  • ON AIR
  • 2020/11/08

代官山 蔦屋書店 佐久間和子さんをお迎えして

写真 今回は、まずリスナーの皆さんからいただいたお手紙をご紹介しました。

1通目は、鳥取県倉吉市の北村さんからいただいたお手紙です。
〈倉吉市のシニアクラブ団体の北村と申します。日曜日にドライブをしていたところ、たまたま放送が流れてきて、癒されるいい番組だと聞き入ってしまいました。
そこで、倉吉市 西倉吉郵便局の松本局長にラジオの話題を出したところ、『我々が広めているハガキ出し運動について、番組にお伝えしてみたらどうだろう?』という話になりました。SUNDAY’S POSTは、内容もトークも人々の気持ちに寄り添うあたたかな番組で、我々が行なっている『ハガキ出し運動』もそういったメッセージで進めてみようと思っております。ご紹介していただけると幸いです。〉
小山「『ハガキ出し運動』……どういうものを想像しますか?」

宇賀「とにかくハガキを出しまくる?(笑) もしくは、ポストまで走って運動する?」

小山「近い! 自宅でハガキを書いて、歩いてポストまで投函する。散歩に目的を持たせるという運動ですね。外出自粛によるストレスや、運動不足の解消を目的に今年の4月から始められたそうです。〈480枚のハガキを用意し、180人の会員や一般の方に配布。これまでに送られてきたり、公民館に寄せられたハガキの展示なども行なっております〉だそうです。
ポストまで、目的を持って歩くのはいいですよね」

宇賀「家からいちばん近いポストではなくて、あえて遠くに行くのもいいですよね」

小山「QRコードをポストに貼って、それをスマホで読み取ったら御朱印みたいなものがゲットできても面白そうですよね。全国のポストにあったら、集めてみたくなりますよね」

宇賀「ハガキ出し運動、全国でやってもいいですよね」
写真 2通目は、少し前に番組宛てに届いていた、こんなお手紙です。
〈こんにちは。はじめてお便りします。
最近になって、手紙にまつわるラジオ番組があることを知り、初めてお手紙させていただきました。
私は代官山 蔦屋書店の文具売り場で働いている佐久間和子と申します。お店では、万年筆を中心に筆記具やレター小物を販売していて、毎日、ペンや紙で「手書きの楽しさや書くこと」を提案しています。

私も手紙が好きで、仕事でもプライベートでもよく手紙を書きますが、手紙を書くという行為は、その人に何かを伝えようと思った瞬間からはじまっていると思います。気持ちを伝えよう、これを手紙に書いて送ろう、と心に決めたら、相手のことを思い浮かべながらどんな言葉を選ぼうか、どんな便箋や葉書を使おうか、どんなペンとインクで書こうか、切手はどうしようか…、と考えながら過ごします。それは、たとえ目の前に相手の人は居なくても、まるで一緒に過ごしているような感じがするものです。これこそ手紙を書く事の魅力だと思います。
お店にカードやレターセットを選びに来ている方たちも、そういう気持ちの只中にいらっしゃるのだろうなと思うと、嬉しい気持ちになります。
もう一つ、忘れてはならない手紙の魅力の一つに、「受け取った時の嬉しさ」があると思います。
私は、郵便受けを開けた時に私信の封筒が見えた時、自然と笑顔になって小躍りしたくなるような喜びを感じます。ダイレクトメールや請求書ばかりが届きがちな郵便受けに訪れるサプライズです。そしてワクワクしながら差出人の名前を確認するのです。書かれた文字から、書いた時の様子が目に浮かび、書いた時と同じように差出人を近くに感じることができます。
今は、特にコロナ禍だからこそ、逢えない人をより近くに感じられる手紙の力を少しでも多くの人に伝えていきたいと思います。
小山さん、宇賀さん、こんな私の想いをぜひ応援していただけないでしょうか?
どうぞよろしくお願いします。〉

このお手紙を送ってくださった、代官山 蔦屋書店 文具コンシェルジュの佐久間和子さんをスタジオにお迎えしました。
写真 小山「佐久間さんは最初から文具がやりたくて代官山 蔦屋書店に入ったんですか?」

佐久間「はい。今年で丸9年が経ったところです」

宇賀「文具コンシェルジュは具体的にはどういうお仕事をされるんですか?」

佐久間「文具を通してお客様の生活がよりよくなるように提案していくお仕事です。具体的に言うと、どんなアイテムをお客様に提案していくのかを考えて、実際にアイテムを探してくるバイヤー業務もして、それをさらに店頭で販売する販売員もやる、という職業ですね。同じコンシェルジュが何人かいるので、そのスタッフ達で話し合って売り場の構成を決めて作っています」

小山「いま、商品はどのくらいあるんですか?」

佐久間「筆記具だけで3千本くらいですね」

小山「そんなにあるんですか!」

宇賀「すごいですね! どんな文具なんですか?」
写真 佐久間「主に万年筆を中心とした高級筆記具になります。あとはシャーペンも、大人が使うものということで1本数万円するようなものもあります」

宇賀「そんなシャーペンもあるんですね。もともと、どんなお客さんが多いんですか?」

佐久間「コロナが流行る前は海外のお客様が多くて。海外のお客様が私たちもお店に来ていただくと、ご自身の国に帰った時に周りに『面白い店だよ』とおっしゃっていただけているらしくて。それを聞いた方が日本に来た時に、『以前、私の友人がここでこういうものを買ったけど同じものはありますか?』と訪ねてくる方も少ないないですね」

小山「コロナ後はどうですか?」

佐久間「近隣の方がお見えになるようになったのですが、お手紙を書く方が増えていますね。メッセージカードだったり、レターセットだったりをご購入される方が増えていまして。数字で言うと最大で130%くらいの時がありましたね」

小山「じゃあ、売上としては上がっているんですか?」

佐久間「全体的には下がってしまった商品ももちろんたくさんあるんですけど、その中でお手紙に関するものと日記に関するものが伸びていて。みなさん、お家で過ごされている時間が増えているというのと、人に会えなくなっているので、文字に書いて何か気持ちと向き合っていらっしゃるのかな? と想像しています。そういう感じで、使うもの、買うものが少しずつ変化しているなというのは売り場にいて感じます」
写真 小山「確かに、今は分断されがちですからね。心のつながりを作るために、手書きの手紙は非常に有効だと思いますね」

宇賀「実は、代官山 蔦屋書店さんにはTwitterアカウントがあるのですが、ここで佐久間さんが毎日手紙をアップしているんです」

佐久間「今日は実は持ってきていて……毎日、その日お誕生日の方に向けて『On Your Birthday』というメッセージと、それに毎日違うイラストを、毎日違う万年筆とインクで書いて、それをTwitterに投稿しているんです」
写真 小山「このイラストも佐久間さんが描いているんですか? 上手いですね!」

宇賀「しかもこれ、万年筆で描いているんですか?」

小山「1枚書くのにどのくらいかかるんですか?」

佐久間「文字入れて30分くらいですね」

宇賀「え〜そんな簡単に描けちゃうんですね! 毎日、ネタを考えるだけでも大変じゃないですか?」

佐久間「そうですね、いつも考えていますというか、ネタ募集中みたいな感じです(笑)。もう6年目なので」
写真 小山「じゃあ、今までで2000枚近く描いているんですか?」

佐久間「今日描いたので、2358枚でしたね」

宇賀「どんなきっかけで始めようと思ったんですか?」

佐久間「9年前に入社した時に文房具のフロアのTwitterアカウントを任されて、24時間に何か1回は販促のために投稿してください、と言われていたんですね。最初は商品の紹介をしていたのですが、文房具は毎日新商品が出るわけではなく……商品だけを紹介しているとネタがすぐに終わってしまうので、何かできないかな、と。
フォロワーさんがその頃には2500人を超えたので、単純計算で、毎日5人くらいは誰かの誕生日なんじゃないかと気がついて。『万年筆とインクに興味はあるけど、いつ使えばいいのかわからなくて使えない』というお話をお客様からよく聞いていたので、気軽に短い文章を送るのもに使えるし、イラストにも使えることが伝わればいいな、と思って始めました」

佐久間さんの手書きのバースデーメッセージカードはこちらからご覧になれます

「代官山 蔦屋書店 文具」
写真 そして今回、佐久間さんからいただいたお手紙をきっかけに、番組とコラボしたイベントが開催されることになりました。

宇賀「佐久間さんと我々、手紙を愛する者同士で何かコラボレーションをしよう! ということで、代官山 蔦屋書店さんでイベントを開催することになりました!」

イベント名は……「Letter From 代官山」。
代官山 蔦屋書店に手紙を書ける「レターコーナー」が登場! 期間中は敷地内にイベント専用ポストが設置されて、オリジナルポストカードや切手で手紙が出せるようになります。さらに、オリジナル封筒を作れるワークショップ、手紙の書き方や美文字を勉強できるワークショップなども開催予定です。
そして、ある人の直筆の手紙を読める展示会なども予定しています。
開催は11月27日(金曜日)から来年の1月11日(月曜日)までの予定です。
(※放送では1月10日までとお伝えしておりますが、収録後日程が変更され、1月11日までとなりました)

宇賀「佐久間さん、書店では手紙を書きたくなるような文具も並ぶようですね?」

佐久間「普段からペンやレターセットは扱っているんですけど、この時期は“シーリングワックス”という、ロウを垂らして金属のスタンプを押す封蝋を拡大展開します。あとはアンティークのレタースケール、手紙の重さを測る専用のはかりも置く予定です」

小山「せっかくコラボレーションするなら、この場で考えたアイデアも実施したいですね」

宇賀「そうですね!」

小山「年賀状を書くときって、何を書くか迷うことはないですか? そのお手本の文面のサンプルを色々な人が作るのはどうですか? そこに行かないと、それは見られない」

宇賀「『あけましておめでとうございます』以外の言葉も書きたいですもんね。私は去年、番組の年賀状でつくった消しゴムはんこ。あれが結構楽しかったし、思っていたより簡単だったのでスタンプをつくれるコーナーもいいですよね」

小山「いいですね。それから、佐久間さんのこれまでの絵が展示されているコーナーもいいですよね」

宇賀「自分の誕生日の絵、見たいですよね」

小山「あと、いろいろな人から万年筆を借りてくるのはどうですか? それを展示して、書くこともできたりして。社長から借りてくる“社長のボールペン”とか」

佐久間「ボールペンは借りやすそうですね」

宇賀「どうでしょう、いまいろいろとアイデアが出ましたが……」

佐久間「実現できるものがあれば、実現して盛り上げたいですね」
写真 小山「あ、ひらめいた! 代官山という立地を考えた時に、デザイン事務所がたくさんあるじゃないですか。代官山にあるデザイン事務所の人にポストカードをデザインしてもらうのはどうですか? 町ぐるみで、おしゃれな街・代官山をアピールできますよ」

宇賀「それもいいですね。イベントが始まったら、私たちもロケに行きたいですね!」

小山「行きましょう!」

11月27日(金曜日)から代官山 蔦屋書店で開催されるイベント「Letter From 代官山」。詳細はSUNDAY’S POSTの放送でも引き続きお知らせさせていただきます!
写真 代官山 蔦屋書店 文具コンシェルジュの佐久間和子さん、ありがとうございました!

代官山 蔦屋書店 お知らせ情報

お手紙まってます!

写真 SUNDAY’S POSTでは番組の感想、薫堂さん・宇賀さんにトークしてほしいことまで、みなさんからのお手紙をお待ちしています。
お手紙は、【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、北海道<旭川中央郵便局>寺崎希望さんでした!

「数年前に会社内の試験を受けた時、結果は不合格に終わり落ち込んでいました。そんな時、当時の局長から1通の手紙が届き、中には一言、『今年は勝負の年。頑張れ!』と書いてありました。その手紙で、自分には応援してくれている人がいることを知り、その後、必死に頑張って、次の年に合格することができました。あの時いただいた手紙はたった一言でしたが、自分にとっては宝物で今でも額縁に入れて飾ってあります。 手紙を下さった当時の局長は定年を迎え、退職されたので、次は自分が次の世代に志を繋げていこうと思います。」
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