TOKYO FM / JFN 38 STATIONSTOKYO FM / JFN 38 STATIONS 番組宛に手紙を贈る

SUNDAY'S POSTSUNDAY'S POST

『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
手紙の送り主にじっくりお話をうかがいながら、
手紙を受け取る喜び、手紙を送るワクワク感、
手紙に詰まった想いをラジオを通して全国に届けます。
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嵐 相葉さんと二宮さんの手紙の思い出/西野亮廣さんをお迎えして

  • ON AIR
  • 2020/12/20

Letter From代官山 代官山 蔦屋書店で開催中!

宇賀「『Letter From代官山』からたくさんのお手紙が届いています! 嬉しいですね」

手紙を書く楽しさ、大切さを体験できるSUNDAY’S POSTとのコラボイベント「Letter From代官山」。会場ではその場で手紙を書いて投函もできるため、会場を訪れたリスナーさんから番組宛てにたくさんのお手紙をいただきました。ありがとうございました!

「Letter From代官山」は、代官山 蔦屋書店で来年の1月11日までの開催です。ぜひ足を運んでみてください。
詳細はこちらからもご確認ください。

代官山 T-SITE
Letter From 代官山

西野亮廣さんの創作の秘密とは?

写真 今回は、西野亮廣さんをゲストにお迎えしました。

西野「キングコングの西野です、頑張ります!」

小山「今やキングコングって言わない方がいいんじゃないですか?(笑)」

宇賀「いろんなことをされていますからね。肩書きいろいろありますもんね」

小山「『えんとつ町のプペル』という絵本を何年か前に出した時に、『こんな才能があったんだ!』とその時は意外に思ったんですけど、今はもう55万部突破と聞いてびっくりしました。55万部超える絵本ってなかなかないですよね」

西野「スマートに55万部を超えたわけではなくて、ドブ板営業と草の根運動でなんとか、命からがら55万部という感じですね」
写真 写真 小山「そもそも、この絵本を書いたのはいつですか?」

西野「2016年ですね」

小山「それを確か、全部ネットで無料公開したんですよね。常識的に考えたら、無料公開したものは売れないだろうと思うのですが、あれは何をねらったんですか?」

西野「同世代に、絵本を読む年頃の子どもがいるお母さんがいて、話を聞くと、昔みたいに自由に使える時間とお金がない、と言うんですね。そうすると絵本を買う時に、ハズレるかもしれない絵本は絶対に買えない、と。そうすると本屋に行っても自分が子どもの頃に読んで楽しかった絵本を買う、というループに入っているようなんです。結論、絵本って“ネタバレしているところ”からがスタートだなと思って、それが1つ目の理由ですね。2つ目の理由は、絵本を要素に分けた時に、絵だとかストーリーだとか情報としての役割があると思ったんです。あとは、インテリアとしての役割があったり、親子の読み聞かせとかのコミュニケーションツールがあったり。ということは、無料公開をしても情報としては無料になりますが、インテリアとか読み聞かせとか、コミュニケーションツールとしてのものは無料になっていない。絵本に関しては、無料公開をしても売り上げが下がるものではないな、というところから無料で出しました」
写真 宇賀「私から『えんとつ町のプペル』のあらすじをご紹介しますね。〈煙突だらけで、黒い煙におおわれた“えんとつ町“。そこに住む人々は、青い空も、輝く星も知りません。父親を亡くした少年ルビッチも、その町の住人のひとり。そんなルビッチのもとにハロウィンの夜、ゴミ人間プペルが現れたことで、物語は始まります〉……この物語はどういうふうに作っていったんですか?」

西野「これは実体験で。25歳くらいの時に絵本を書き始めたりしたんですけど、『なんで芸人が絵本書いてんねん』とかいろいろ言われるんですよ、やっぱり。ひな壇に出ない、って決めたら『なんで芸人がひな壇に出えへんねん』とか。それこそ、今から8年前くらいにニューヨークで個展をする時にクラウドファンディングで予算を集めたんですけど、日本の方はクラウドファンディングをあまり知らなくて、批判されたんですね。『詐欺だ』みたいな感じで。挑戦をするとそれなりの批判は副作用のようについてきていて。これは僕だけじゃないんだろうな、と。挑戦する人全てが経験していることだろうなと。じゃあこれを物語にしよう、と。夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる現代社会を別のものに置き換えようと思った時に、煙で覆われた町にしてしまって、みんなが見上げる理由がない町、というのがえんとつ町になりました」

小山「自分の体験にちょっとファンタジーを入れた感じなんですね」

西野「僕は世間のニーズを捉えるのがあまり得意ではなくて。自分が好きなものをバーンとやれば、誰かには見つかるんだろうな、と」
写真 12月25日には「映画 えんとつ町のプペル」の公開も控えています。

西野「映画にしたかったんですよね。他にも絵本を出しているんですけど、『えんとつ町のプペル』は最初に映画の脚本があって。ただ誰も知らない作品なので、これを見るために映画館に足は運ばないだろうなと思って。全7章くらいあるんですけど、3章と4章だけを間引いて世に出したのが絵本なんです。だから実は絵本では主人公が出てきていないんですよ。映画でやっと出てくる」

宇賀「プペルやルビッチは主人公とは違うんですか?」

西野「主要キャラではあるんですけど、ルビッチという煙突掃除屋の少年のお父さんが主人公です。彼の話を書いちゃうと絵本に収まりきらないから、映画をやる時に出そうと思っていて」

小山「てっきりプペルが主役かと思っていました」

宇賀「では、映画は絵本を何度も読んだという方でも、新しい感じなんですね」

西野「そうですね、何でこんな町ができたのかとか、そういうところから描いています。絵本はスピンオフなので」
写真 小山「映画の制作には何年くらいかかったんですか?」

西野「5年くらいですね。個人ではその前から進めていました」

小山「あと数日で公開されますが、どんな気分ですか?」

西野「怖いは怖いんですよ。やっぱり自分、好感度低い芸人みたいな感じなので……(笑)」

小山・宇賀「(笑)」
写真 西野「だから挑戦して失敗しても大したことはなかったんですけど、今回はたくさんのスタッフさんと、たくさんの方に応援されて、すごく期待を背負っていて。やっぱりみんなコロナ禍で本当に大変な思いをされていて。『最後にいいのを見せて!』というのを失望に変えるわけにはいかないな、と」

西野さんに「手紙」についてもお話をうかがいました。
写真 宇賀「手紙はそれこそ1000年以上続く文化じゃないですか。今はメールとかLINEで済ませる方も多いと思いますが……どうやったらもっと手紙って書いてもらえると思いますか?」

西野「僕、よく手紙を書くんですよ。非常にずるいんですけど、どう考えても20年前よりも今の方が手紙のパンチ力あるじゃないですか。手紙って書いた時間が可視化されるわけですから、勝負どころは大体手紙を書くんです」

小山「はがきですか? 封書ですか?」
写真 西野「封書です。いい作品を見させてもらったら、その監督とかに手紙を書くんですよ。7、8年前ですけど、立川志の輔師匠の落語を観にいかせていただいて、感動してしまって。お手紙を書いて送ったら師匠から連絡があったんです。その縁から映画にも師匠が声優で出てくださっています。やっぱりLINEとかではそうなっていないと思うので、手紙のパンチ力はすごくいいツールだなと思います。いちばん価値が高いのって“時間”じゃないですか。かけた時間がそのまま表れるのがいいですよね。勝負どころは手紙がいいと思います」

宇賀「今までもらった手紙で印象に残っているものはありますか?」

西野「むちゃくちゃ嬉しかったのは、漫画家の松本大洋さんからのお手紙。1冊目の絵本を出した頃、全然売れなかったんですよ。誰にも相手にされなかったんですけど、松本大洋さんがその絵本の感想を手紙を送ってくださったんです。漫画のキャラクターを横にちょこちょこと入れて、『面白かったです、感動しました』と」

小山「面識はあったんですか?」

西野「なかったんです。もう宝物です。もともとすごく大好きだったので」
写真 写真 小山「憧れの人から自分の作品を褒めてくれる手紙が届いたんですね。それは感激しますね」

宇賀「今日の番組を聞いて、西野さんにお手紙を書きたい、と思った方もいらっしゃると思いますので、ぜひ番組にお寄せください。西野さんにお渡しします。【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST西野亮廣さん宛】に送ってください」

小山「これをきっかけに『私を声優として使ってください!』という人からの手紙も届くかもしれないですね」

「映画 えんとつ町のプペル」は12月25日(金曜日)からの公開です。

『映画 えんとつ町のプペル』
写真 西野亮廣さん、ありがとうございました!

嵐の相葉雅紀さん 二宮和也さんと年賀状&手紙のお話

12月15日に開催された「2021年用年賀状 受付開始セレモニー」で、司会を担当した宇賀さん。セレモニーに登壇した年賀状のコミュニケーションパートナーを務める嵐の相葉雅紀さんと二宮和也さんに、急遽お話をうかがえることに! 薫堂さんと宇賀さんで年賀状やお手紙、そして来年からのことについてうかがいました。
写真 宇賀「改めて、2020年はお二人にとってどんな1年でしたか?」

相葉「いろいろ挑戦したよね? 模索しながら」

二宮「そうだね。去年の12月3日に(嵐の)SNSを全部解禁したじゃないですか。いちばん最初に思ったのは、それをやっていてよかったなと」

相葉「発信できる場所があったの YouTubeでライブを流したりとか」

二宮「薫堂さんと一緒にやらせてもらった『ワクワク学校』も」

小山「今年は本当はなかったはずなのに、やっぱり嵐でやることになってね(笑)」

相葉「どっちやねん! って(笑)」

小山「オンラインの国立はやっぱり難しかったんじゃないですか?」

相葉「やっぱりライブじゃないですよね。今までのライブとは別物ですね」

二宮「ポジティブに考えると、これ以降あそこで(オンラインで)やる人はいないんだろうな、と。もうあとはお客さんを入れる人たちだけなんだろうな、と思うと……」

小山「伝説作りましたよね」

二宮「お客さんを入れる前にやっちゃおう、というのは、ある種我々っぽくて。それはそれでよかったですよね」

宇賀「お二人は年賀状をどんな方に送りたいですか?」

相葉「聞きます、それ?(笑)」

二宮「聞かなきゃいけないんですよ!」

相葉「ほら、さっき(セレモニーで)スベったから……」

小山「スベったの?」

宇賀「薫堂さんが知らないので、ぜひお願いします」

相葉「『僕が年賀状を送りたい人は、ブルーノ・マーズです』……ほら、やっぱりスベるんだよな〜(笑)」

一同「(笑)」

二宮「宇賀さんは気を使ってくれたんだよ」

小山「英語で書くわけですか、やっぱり。〈ありがとう〉、とか」

相葉「そうですね、『What’s up!』とか(笑)。嵐に曲を書いてくれてありがとうとか、日本に文化とともに伝えたいなと思ったんですけどね。彼(二宮)一人ですよ、笑ってくれたのは」

二宮「(笑)」

宇賀「私、調べました。年賀はがきに7円分切手を足していただければ、アメリカまで届きます」

相葉「本当ですか!?」

二宮「実際に留学しているお子さんとかに送ろうと思ったら送れるわけですもんね」

相葉「7円プラスするだけ? 安いですね!」

小山「嵐のファンがブルーノ・マーズさんに『この度は素晴らしい曲をありがとうございました』って年賀状を送ったらびっくりするでしょうね」

二宮「びっくりしますよね」

相葉「でも喜ぶだろうなぁ」

二宮「住所公開していないかな」

宇賀「二宮さんが年賀状を送りたい人はどうですか?」

二宮「友達ですよね。友達いっぱいいるんで」

相葉「いないだろ(笑)。友達がいないのに友達って答えて、ずるいんですよね」

二宮「そんなことないよ。住所を教えてくれたら君も友達になれるよ」

相葉「もう教えてるよ(笑)。メンバー同士でも送ろうよ」

二宮「それから、僕、東京生まれで実家が東京にあるんですよ。だから帰ろうと思えば帰れちゃう距離感で生活をしているから、そういう人間って意外と親に宛てて年賀状を書いていないんじゃないかな、と。親に送るのもありかなと思います」

宇賀「今年こそですね」

宇賀「年賀状だけじゃなくて、手紙の魅力とか良さってどういうものだと思いますか?」

相葉「やっぱり手書きって熱を感じるというか温かみがあるから、もらった時に嬉しいですよね。もちろんメールも嬉しいけど一手間かかっている感じがして僕は好きです」

二宮「このあいだ『浅田家!』という映画に出演したんですけど、あれに出るきっかけも手紙で。僕が中野量太さんの映画のタイトルを間違えて紹介しちゃったんですよ」

小山「どの映画ですか?」

二宮「『湯を沸かすほどの熱い愛』を、“熱い夏”と言っちゃって。オンエアでは録り直して事なきを得たんですけど、監督に〈大切な作品の名前を間違えてしまってごめんなさい〉〈僕もよく名前を“カズヤ”って間違われるから名前の読み間違えには本当に気をつけていたんだけど、大変申し訳ありませんでした〉という手紙を書いたんです。そうしたら監督から返事が返ってきて、〈全然気にしていないので、またどこかで会えたらぜひ、作品でご一緒したいです〉と。その1年半後くらいに映画の話がきて、すぐに『やります』って」

小山「それは知らなかった! 失敗が福に転じた良い例ですね」

二宮「手紙ってすごいなと思いましたね」

相葉「今年、木村拓哉さんに手紙を書いてそこから連絡先を交換することになったんです」

宇賀「どうして手紙を書いたんですか?」

相葉「木村さんから後輩に『欲しいものをとって回してくれ』と、ドンと洋服が届いたんです。俺のところにも届いたんですけど、でも連絡する術がなかったからジャニーズ事務所に〈木村拓哉さんへ〉って手紙を書いて、〈ありがとうございました〉って」

二宮「ファンの子じゃん」

小山「(笑)〈相葉雅紀〉って書いて?」

二宮「しっかりファンだよ」

相葉「そうしたら木村さんが『あれ、連絡先書いてないじゃん』ってなって、連絡先を渡して。だから手紙がきっかけですね」

宇賀「やっぱり手紙ってパワーあるんですね」

二宮「我々の世代でも、連絡をとる術がないと手紙になりますよね」

宇賀「では最後に…2021年はどんな年にしたいですか?」

相葉「すぐそこまで迫っているのに、全然実感が湧いていないんですよ」

二宮「湧いていないね。湧かないよね、これは多分」

相葉「現実味がないんですよね、まだ。こんなに差し迫っているのに」

小山「一回、嵐がお休みになるわけじゃないですか。来月の今頃はもう休んでいるわけですよね、グループとしては」

相葉「寂しいですね、単純に。でも自分たちが決めた決断だし、個人個人ではリーダー以外(活動を)やっていくので。リーダーとも『来月はどこかで飲もうね』とか言っているくらいなので、会わなくなることもないですし。グループの活動がちょっとお休みする、っていう」

二宮「そうね、だから最初の火曜日じゃない? 僕らは火曜日にレギュラーの収録をずっとしていたので、どんなことがあっても火曜日は絶対に会っていたんだけど、その火曜日が休みになったりした時に、初めて『あれ?』ってことがあるんじゃないかな、ということくらいしか思わないし……思えないよね。すごく広いことで言うと、世の中こういうことになっちゃっていろいろ大変だけど、それに乗っかっていた自分も多少いて。コロナを言い訳にして生活をしていたな、というのが結構あったんです、僕の中で。もうちょっとちゃんと向き合いたいなというのは、こうなって余計に思うところでしたね」

相葉「筋トレもやめちゃったしね」

二宮「筋トレも……コロナだったからね〜」

相葉「できるでしょう、自分の家で(笑)」

二宮「結構そういう人が周りにもいて。今年できなかったことは、2021年に一つでもチャレンジしたいですね」

相葉「地方も行けるようになったら行きたいなぁ。来年は今とは生活のスタイル変わってくるし」

二宮「変わらないでしょ?」

相葉「変わると思うよ」

二宮「忙しくなるよね、相葉さんは。レギュラー増えるんだから」

相葉「え? 俺、そうなの? 知らないよ?(笑)」

二宮「知らないの?(笑)」

相葉「ちょっと、あとで相談させて(笑)」

小山「今、神様が来て、『一つだけどんな仕事でも叶えてあげる』と言われたら何をしたいですか?」

相葉「今だったら、ライブにお客さんを入れたいですね。12月31日のライブにお客さんを入れたいですね」

二宮「確かにね」

小山「……しんみりしちゃいましたね」

二宮「しんみりしちゃうんですよね」

相葉「薫堂さんとは長いですもんね、嵐と」

宇賀「何年ですか?」

小山「2010年の紅白からだから10年ですね」

二宮「寂しいですよね、10年も一緒にいると」

小山「ちょっと泣きそうになっちゃった(笑)。まだもうちょっとあるので、最後まで嵐らしく頑張ってください」

相葉・二宮「ありがとうございました」

嵐の相葉さん、二宮さん、ありがとうございました!

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、大阪府〈大阪東郵便局〉園部匡朗さんでした!

「速達郵便物を配達するため、お客さま宅のインターフォンを鳴らしたら、お母さまと娘さまが2人で出て来られて、私に『ご苦労さま』と言って郵便物を受け取られました。その後2人が家へ入られたら、家の中から『やった!合格してた!』という声が家の外まで聞こえてきて、配達していた自分もとても嬉しい気持ちになりました。 人と人とをつなぐ大切な仕事だと思って毎日配達をしていますので、この仕事をしていて良かったと思う瞬間でした。」
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