MoN Takanawaで開催された公開収録の模様をお届け!
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- 2026/04/12
東京で初めての公開収録!
今回は、4月5日に行われた公開収録の模様をお届けします。
小山「初めて東京で公開収録をやるということで、人が集まらなかったらどうしようと思ったんですけど、たくさん来ていただいてありがとうございます」宇賀「3階までたくさんの方、ありがとうございます。私たちが今いるのは、東京の高輪ゲートウェイシティに3月28日にオープンした『MoN Takanawa: The Museum of Narratives』、その開館記念イベントのMoN祭りにおじゃましています! MoN Takanawaは薫堂さんが総合プロデューサーをされているんですよね。どんな施設なのか教えていただけますか?」
小山「MoN Takanawaは一言でいうと、さまざまな文化を和える器です。伝統芸能、漫画、アニメ、音楽、食といろんな文化がありますけど、そこに最新のテクノロジーを掛け合わせて、分野を横断するような多種多様なプログラムを展開する。美術館であり、コンサートホールであり、イベントスペースであり……そういうものが複合的に入っているところですね」宇賀「これからいろんな活用のされ方があるということですよね」
小山「設計したのは隈研吾さんなんですけど、すごく特徴的なのが、余白が多い。ボックス1500、ボックス1000、ボックス300というそれぞれのスペースがあって、Tatamiというおよそ100畳の畳があるんですけど、それ以外のこの場所であるとか」宇賀「カフェとかもそうですし」
小山「公園のような隙間が多いんです。そこでいろんな催し物もできますし、皆さんが寛ぐこともできる。上には足湯とか月見テラス、お花見ができる場所もあります」
宇賀「気持ちのいい場所ですよね。また、各回の著名人の方による『未来文化の門』という100年先に残したい文化の展示もありまして、私たちも参加しているんですよね。現在、公開されているものでは、ボックス1500がありますね」
小山「『ぐるぐる展―進化しつづける人類の物語』をやっています。こちらは、自然・都市・文化・思考にひそむ『ぐるぐる』を展示しているのですが、これはお子さんから高齢者の方までみんな楽しめる展覧会になっています」宇賀「私も先ほどちょっとおじゃましたのですが、すごく見応えがありました。都市とか自分の体とか。ぜひたくさんの方に見ていただきたいです。そして、ぐるぐる回るといえば、やっぱり山手線。先日、我々も山手線に乗ってほぼ一周してきましたね!」
小山「『FUTURE GATE TRAIN』というタイトルで山手線を貸し切りまして、動くラジオスタジオみたいなものですね。乗客の皆さんに、我々がラジオ番組のように掛け合いをして、そこに津田健次郎さんが、歌川広重役を演じながら車掌をしてくださるという」
宇賀「東京の風景を見ながら、東京の歴史や文化を紐解いていくという時間でした。この模様は、SUNDAY’S POSTのポッドキャストでも配信されておりますので、ぜひ山手線に乗りながら一緒に聞いていただけるといいんじゃないかなと思います」
バンドネオン奏者の小松亮太さんをお迎えして
今回はゲストに、バンドネオン奏者の小松亮太さんをお迎えしました。小松さんは東京都のご出身。タンゴ演奏家のご両親のもとに生まれ、高校時代より才能を発揮。1998年にCDデビューを果たして以来、国内はもとより、カーネギーホールやアルゼンチン・ブエノスアイレスなどで公演を実現。アルバム「ライブ・イン・TOKYO〜2002」はアルゼンチンで高く評価され、2003年にはアルゼンチン音楽家組合、ブエノスアイレス市音楽文化管理局から表彰もされています。また、2015年には日本レコード大賞 優秀アルバム賞を受賞されています。
小山「そもそも小松さんは、なぜバンドネオンをやろうと思われたんですか? 人口はどれくらいなんですか?」
小松「これでも増えまして、日本とか韓国、台湾あたりでバンドネオンを弾いてご飯を食べています、という方が全部合わせて20人くらいにはなったのかなと思います。だいぶ増えたんですよ。日本は実は戦前からバンドネオン奏者は少しずついまして、戦前から僕の前の世代までを合わせると、90人近くいたんですよ。日本で1960年代にビートルズが来日して、ロックがブームになったりしたことで、アコースティックな音楽があまり聴かれない、となり始めて。バンドネオンの人はタンゴじゃないと仕事がないので。1980年代くらいにいちばんバンドネオン奏者が減ったんじゃないですかね。全部合わせて5人くらいとか、そういう感じになっちゃっていたんですよね」小山「小松さんがはじめてバンドネオンにさわったのはおいくつですか?」
小松「14歳の時ですね、87年ですね」
小山「じゃあ本当に少なかった頃ですね」
小松「うちの両親がですね、母親はピアノで父親はギターなんですけど、タンゴの仕事をしていて、バンドネオンの人がいないと格好がつかないと。ただ、バンドネオンの人が一人都合が悪かったら仕事を引き受けられないみたいな状況になっちゃっていて。誰か新人のバンドネオン奏者が出てこないだろうかと探していたんですよね。そうしたら、あるアコーディオン奏者の方が『僕やってみます』と言ってくれて。うちの両親は喜んじゃって、迂闊にもいきなりバンドネオンを1個買ってきちゃってですね、いきなり、そのアコーディオンの人に渡したんですよね。そしたらアコーディオンの人がボタンをさわって……『すみません、キャンセルさせてください!』と。要するに彼は、アコーディオンとバンドネオンに何かしらの互換性があると思っていたらしいんですよ。ただ全然互換性がなくて、あきらめて、うちの両親がそれを持って帰ってきて、それを僕が中学2年で暇だったので、弾き始めたら周りの大人たちが『いま、弾いている時点で日本一だから、頑張ってみなよ』と言われて」小山「じゃあその方が辞退しなければ、小松さんは違う楽器をやっていた可能性が高いんですか?」小松「そうですね、何でもいいから楽器をやってみたかったので、タダでさわれる楽器は何でもさわっていたんですよ。でもどれもしっくりこなくてですね。そうしたらバンドネオンが目の前に現れたので、頑張ってみようかなと思ったんですね」
小山「タンゴそのものはアルゼンチンの人にとってどんな存在なんですか?」小松「アルゼンチンのブエノスアイレスの人にとっては、タンゴは私たちの国の音楽だなと思っているんでしょうけど、ブエノスアイレス以外の街の人にとっては『なんかタンゴって音楽あるよね』というくらい。アルゼンチンって日本の7.5倍くらいある大きい国なんですよ。ブエノスアイレス以外の人たちは、それぞれの街でそれぞれの音楽をやっているんですよね。だから『タンゴってよく知らないな』という人の方が比率としては多いです。だからタンゴを知らないアルゼンチン人の方がずっと多い」
小山「じゃあアルゼンチンタンゴというよりは、ブエノスアイレスタンゴという感じなんですか?」
小松「もっと言っちゃうとブエノスアイレスからすぐ近く、隣にウルグアイという国がありまして。ウルグアイのモンテビデオの人たちもタンゴをやっている人たちが時々いるんですよ。ブエノスアイレスとモンテビデオが向かい合った形でタンゴをやっている、というのが本当のところなんじゃないかなと思います」
そして、小松さんにはタンゴの生演奏を披露していただきました!ぜひ、radikoでお楽しみください。(*4月19日まで聴取可能)
宇賀「この番組は『お手紙』をテーマにお送りしているのですが、小松さんに『今、想いを伝えたい方』に宛てたお手紙を書いてきていただいているんですよね。どなたに宛てたお手紙ですか?」小松「僕のアルゼンチン人のバンドネオンの師匠で、バンドネオン奏者の中でもあまり有名ではない人なんですけど、カーチョ・ジァンニーニという人がいまして。2019年に亡くなったんですけど、本当の隠れた天才だったんですよ。彼に対する思い出と、今でも尊敬しているよという意味を込めて読み上げたいと思います」
小松さんからカーチョ・ジァンニーニさんへ宛てたお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください。
宇賀「今日の放送を聞いて、小松さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 小松亮太さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
小松さんは、4月18日(土)に千葉県の鎌ヶ谷市きらりホールで〈小松亮太トリオ タンゴコンサート〉を開催。5月23日(土)には、静岡県の三島市民文化会館ゆぅゆぅホール 大ホールで〈小松亮太アルゼンチン・タンゴ コンサート〜濃密なアンサンブルで贈るタンゴの名作プログラム〜〉を開催されます。ぜひ、チェックしてください。
小松亮太さん、ありがとうございました!
小松亮太さんオフィシャルウェブサイト
今回の放送は、radiko タイムフリーでもお楽しみいただけます。
「SUNDAY’S POST」Xのアカウントはこちらから。
リスナーの皆さんからのお手紙紹介
今回は、会場にお越しの皆さんにお手紙を持ってきていただきました。いただいたお手紙の中から、何通かご紹介。お手紙を書いたご本人に、その場で実際に朗読していただきました。
POSTUDIOのお知らせ
高輪ゲートウェイ駅に隣接する、NEWoMan高輪1階に日本郵政グループが手掛けた施設「POSTUDIO」があります。ポスタジオは〈「好き」が、あなたを連れていく。〉をコンセプトに、食べ物や鉄道、生き物など様々な「好き」をテーマに、まだ見ぬ日本との新しい出会いを提供する場所です。5月14日までは「エモい鉄道」をテーマに、大型ビジョンに観光列車や街を支えてきた歴史ある車両に出会うことができます。また現在、JR東日本が手掛けるトレインシミュレーターを店内に設置しており、大画面に囲まれながら実際に鉄道を運転しているような没入体験を味わうこともできます。カフェも併設されているそうなので、高輪ゲートウェイ駅を訪ねた際は、立ち寄ってみてください。
皆さんからのお手紙、お待ちしています
毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆「文風」をプレゼントします。引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。
今週の後クレ
高輪郵便局のみなさん
今回のメッセージは、東京都〈高輪郵便局〉小林 良子さんでした!
「私が高輪でお勧めしたい場所は、高輪台駅にある高野山東京別院です。四国にある四国八十八ヶ所の大師さまが全部並んでいるところで、ご利益があるそうです。今の郵便局には一年前に来たばかりなんですよ。その時に初めて見る人だねって、大変だろうけど頑張ってねと声をかけていただけたのがとても嬉しかったです。窓口業務が初めての場所ですので、やっぱり緊張もありますし、ミスのないようにというのもあるのですが、そういう時に声かけてくれたのが嬉しかったですね。私は旅に出かけると、必ず実家にその土地の物を送っています。旅先で実家に何を送るか選ぶのが好きですし、母親から必ずLINEが届いて、ありがとうとリアクションもあり、それが一番嬉しいですね。」
※出演した郵便局、及び郵便局員宛ての手紙はいただいてもお返事できない場合がございます。あらかじめご了承ください。
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この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
全国の皆さんからのお便りや番組で取り上げてほしい場所
を教えてください。
〒102-8080 東京都千代田区麹町1−7
SUNDAY'S POST宛








