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このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
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2023 10.09
人材確保を支援するアルバイト業務管理アプリ「CAST」

このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介しています。

日本では人手不足が慢性化していて、深刻な社会問題となっています。なかでも、よく耳にするのが、以前の賑わいを取り戻しつつある飲食業界です。
ちなみに、総務省の調査では今年3月時点の飲食店の従業者数は392万人。コロナ前の2019年度の9割まで戻ってきています。一方、離職率ですが、最新の厚生労働省のデータによると「飲食サービス業・宿泊業」は、15%。相変わらず、人材確保が課題となっているようです。

そうしたなか、注目されているのが、人材確保を支援する「CAST(キャスト)」というアルバイト業務管理アプリです。

今回は、この「CAST」を展開している飲食店向け人材紹介サービス、クックビズ株式会社のキャストサービス本部・伴貴史さんにお話を伺いました。

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まずは、「CAST」の概要について伺いました。

「CASTというサービスは、SaaSのプロダクトなのですが、基本的にwebサービスとアプリを持っておりまして、店舗内でアルバイトさんのシフト管理から勤怠管理というところを、なるべく簡単にやりましょうというツールになっています。
従来、LINEとExcelとかでシフトのやり取りというところをされていたと思うのですが、そういったところで管理コストが高まってしまうので、そこをなるべくアプリでワンストップでやりましょうといったツールになります。1番使われているところはやはりシフト管理でして、アルバイトさんがシフトを提出されて、その後に店長さんだったり、バイトリーダーさんがシフトを組んでいくというのが基本のフローだと思っているのですが、CASTの場合は、アルバイトさんからのシフトの希望の回収から、シフトの管理というところまでを簡単にできるので、そこのシフト管理というところが1番使われている機能になります」

さらに、アプリの特長について伺ったところ、こんなこだわりがあったそうです。

「やはり当時、6年前から(今の方が顕著ですが)アルバイトの不足というところが、背に腹をかえられないという状態になっていて、元々の管理アプリケーションと言われるもの、いろんな会社で作られていますが、基本的に店舗が主軸になっているため、店舗が使いやすいサービスになっている。CASTはどちらかというと、アルバイトが使いやすいサービスということをとことん追求していて、結局シフト管理のサービスは、アルバイトさんがシフトを出さない限りは何も始まらないので、アルバイトの方々が自分がシフトを出したくなるような、例えば、シフトを提出していくと、バッジが溜まっていったりだとか、給料日になると、今月いくら働いたというところが、証明みたいな感じでアプリの中に出てきたりみたいなところを、とことんこだわっていて、その結果としてアルバイトの方々が早くシフトを出してくれて、早く管理ができるというところに繋がったのかと思います。
元々シフト管理のサービスっていくつかあるのですが、アプリまでやっているところはほとんどないんです。そのため、ユーザーにとってのアルバイトフレンドリーという点でも、ちゃんとアプリケーションが手元にあって、自分がいつ働くのか、いつ働いていくら今貯まっているのかというところを可視化してあげることによって、アルバイトさんのモチベーションコントロールというところをアプリケーションでやろうとしたというのが、競合と比べて1番大きな違いだと思っています」

利用者の声としては、「管理の負担が70%も減りました」など、管理にかかっていた負担が減った、という意見が多かったようです。その負担が減った、改善された理由について、伴さんはこのようにお話されていました。

「コミュニケーションってすごく時間がかかるものなんだろうと思っていて、LINE上でアルバイトの方とかに、何時何時シフト入れませんか?というのをいろんな人に投げたりしているので、結局それを待っている時間だったり、そこに対しての対応の時間、例えば、この枠に誰か入れませんか?というコミュニケーションを1回取るにしても、いろんな人に連絡をして、誰かしら「入れます」と言われたら、他の人たちに対しては、「〇〇が入れると言ったので大丈夫です」みたいな話をするんです。
グループでやれば良いのでは、という話になるのですが、グループでやると誰か入るだろうと思って、みんな返信してくれなかったりとか、そういう目に見えない負担がたくさんあって、1つの店舗さんはそこを今まで目に見えないものを見える化して、どれくらい自分の業務って時間がかかってるのかを計算されていて、そこをCASTを入れた結果として、穴の10%を削減できたというところは、私たちとしても目指していた世界観でありますし、やはりそれだけ負担がかかっていたというところは、正しかったんだろうと思います」

最後に、今後の展開について伺いました。

「今までは、シフトになかなか入れる人が少なくなってきたなぁ、誰かいないかなぁというところで人を採っていくことが多かったのですが、やはり枠として足りないということをちゃんとデジタル化、ビジュアライズしていって、その結果として、そこに入れる人たちを採っていくという新しい人材の仕組みみたいなものを作っていきたいと思っています」

伴さん、貴重なお話ありがとうございました。 

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