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キヤノンマーケティングジャパン presents Solution in my life
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Every Monday 8:38 〜8:48
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「ITの浸透により、人々の生活をより良い方向に向かわせる」
そんな概念である“デジタルトランスフォーメーション”と
いう言葉が広がり、
私たちの暮らしは、より豊かに、より便利に、
日々ポジティブに変化しています。
このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
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2023 01.23
企業の従業員向け健康管理支援サービス

このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介しています。

今、健康管理アプリやソフトウエアを導入することで、従業員一人ひとりの健康管理や改善指導に取り組む企業が増えています。
そうしたなか、アスリートのコンディション管理をしている会社が企業の従業員の健康管理や生産性の向上を支援するサービスに乗り出すケースも出てきています。その会社というのが、プロ野球や先日カタール大会に出場したサッカー日本代表チームも利用しているスマホやタブレットを使ったアスリートのコンディション管理サービスを手掛けるユーフォリアという会社です。

そこで今回は、この株式会社ユーフォリアのウェルネス事業チーム マネージャーの森井貴弘さんにお話を伺いました。

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森井さんの会社では、これまで、選手の状態を管理して、怪我予防やピーキングと言って試合日に調子を合わせるような「ワンタップスポーツ」というコンディション管理のソフトウェアをスポーツチームに提供していました。それがなぜ、一般企業向けの健康管理サービスを始めることになったのか、そこにはこんな事情があったそうです。

「これまでスポーツチーム向けに、ずっとワンタップスポーツを提供していく中で、たまに企業から従業員の方のコンディションを管理して、健康で働けるような職場を作りたいというような相談が何件かありました。そういった企業には、スポーツチームのようなトレーナーは不在で、我々のシステムを使いこなせる人がいなかったので、なかなか企業様向けのプログラムとサービスというのは難しいかなというところは思っていました。
そうしたなか、我々も色々情報収集する中で、海外、特にアメリカですけれども、企業、主に製造業とか物流みたいなところは、スポーツでずっと働いてきたトレーナーを企業でフルタイムで雇用して、倉庫や工場にフルタイムで常駐させて、従業員の方の健康管理、パフォーマンス管理をやっているというのが、当たり前になってきたというような情報をキャッチしました。
そういった中でたまたま我々のワンタップスポーツのユーザーさんであるあるトレーナーの方が、そういった啓蒙活動を国内でもやれないかな、というような模索をしていたところに、我々がたまたま出会って、これまでずっとスポーツチーム向けに対して、スポーツ選手のコンディションを管理してサポートしてきたノウハウを、今度は企業様、企業の働く方のパフォーマンス向上にも寄与できるのではないか、というようなところで、今取り組みを始めているというような形になっています」

日本でも、最近になってですが、従業員の健康を管理するアプリやソフトウエアを導入する企業が徐々に増えてきていますが、森井さんの会社のサービスでは、こんな特徴やこだわりがあるそうです。

「まず状態を可視化して、それに対する適切なプログラムもセットで提供して、このプログラムの効果をしっかりと測定するというところで、可視化して改善プログラムを提供、その効果を測定するというところを一気通貫でご提供するところに意義があると感じています。
実はこれ、スポーツ選手がやっていることと全く同じでして、アスリートの方々も現状どういった体の状態なのか、みたいなところをまず可視化して、自分自身がどういった癖があるのか、どういった体の痛みがあるのか、みたいなところを可視化して、それに対するトレーニングや、ドクターによるケアとか、そういったところをやって、その後それがどう改善されたのか、どう向上したのか、みたいなところを効果測定して、試合に臨んだり、そういったサイクルが当たり前に行われているというところがありました。
なので、スポーツで当たり前にやれていたことを従業員の方にも提供することで、従業の方のパフォーマンス、健康を叶えていくというところを一番にこだわっています」

利用者の反応ですが、仕事中にもできるような簡単な体操で、肩こり腰痛といった痛みが改善したというような声はもちろん、簡単な体操で自分の体が大きく変わったことに気づけたことで、前向きになったり、日々の生産性が上がったというような声もあるそうです。
また、自分自身の体のパフォーマンスを上げることに興味を持って、参加後ジムに入会する人がいたり、プログラム参加者同士の交流が生まれて、部門をまたいだコミュニケーションが生まれたり、プログラムに参加される方の顔がだんだんと明るくなったという声もあったそうです。

最後に、今後の展開について伺いました。

「今、やはりどうしても現場、いわゆる製造、物流、建設みたいなきついイメージで、そこに対するネガティブな印象を持たれている人が多いとは思っているが、働く環境の安全や健康を支援することによって、そこで働く人が仕事に全力で取り組めるような環境を作っていきたいなと思っている。そういった働き方が当たり前になることで、そこで働きたいと思ってもらえる人が増え、国内における製造、物流、建設業を中心とした産業自体を盛り上げていきたい」

森井さんにお話を伺って、今後、こういったアプリやソフトウエアを活用した従業員の健康やコンディション管理のサービスは広がっていきそうな気がしました。

森井さん、貴重なお話、ありがとうございました。

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