三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2026.09.15

センスがなくても成功する家づくりを


> class=



株式会社Flavor 代表取締役

山本 哲也さん


オリジナルインテリアブランド「Re:CENO」を展開





ONE MORNING「The Starters」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週と来週のゲストは、株式会社Flavor 代表取締役の山本 哲也さんです。山本哲也さんは1979年生まれ、京都府のご出身です。大学卒業後、様々な企業を経て、2008年にFlavorを設立されています。
今週は主な事業をうかがいます。インテリアブランドということですが、どういったものなのか具体的に教えてください。

「私たちは家具やインテリアを販売している、「Re:CENO(リセノ)」というブランドを運営しています。 京都に本社があり、2008年からオンラインショップを開設して、今では毎月 100万人ぐらい来ていただけるようなサイトに成長しています。」

オンラインショップのほかに実店舗もあるんですか?

「現在は京都、東京、福岡に合計で5店舗あります。加えて、実は明後日9月17日に自由が丘駅前に新しい商業施設ができるんですが、そこにもお店をオープンします。」

明後日ですか!おめでとうございます!
ブランドのオリジナル製品も開発されているんですか?

「そうですね、自分たちでオリジナル製品の家具を企画から開発まで全てやっていますね。他にも国内のセレクトの雑貨も取り扱っています。ほとんどがB to Cですね。」

コントラクト事業もやっているんですか?

「そうですね。法人様向けにインテリアコーディネートや空間デザインをしたり、企業様向けの製品開発も依頼されれば受けたりもしていますね。」

インテリアのコーディネートってかなり悩むところだと思うんですが、そういったところのアドバイスもやってくれるということなんですね。

「私たちはインテリアのコーディネート、スタイリングと呼んでいるんですが、これが一番の強みです。過去に自分たちのそのインテリアのスタイリングの理論、セオリーをまとめた本を2冊出しております。」

具体的には、利用したい場合、コーディネートしてもらいたい場合、どのようにすればいいんでしょうか?

「基本的にはお店に来ていただいて、うちのプロのスタイリストたちが3Dなどを使いながらご提案をさせていただく形もありますし、もっと手軽なところで言いますと、スマホで使える AIインテリアシミュレーターっていうのもリリースしています。弊社のアプリをダウンロードしていただくと、自分のお部屋を写真に撮って、そのまま質問に答えていくと、プロのスタイリングしたようなその部屋の写真が無料で合成されて出てくるというようなものも開発しています。」

出てきた家具をオンラインでそのまま購入できたりもするんでしょうか?

「そうです。弊社の家具が出てきますので、それをそのまま購入いただくことも可能ですね。」

ただ家具を売るだけではなく、ライフスタイルの提案やお手伝いまでしてくれるというはうれしいですね!
可愛い家具を見つけてもいざ家に置いてみたら部屋と合わないなんてこともありますからね。

「よくある失敗ですね。可愛いから買って帰って家に置いてみるとごちゃごちゃになってしまう、これってよくありますよね。」

本当にそうだと思います。家具って決して安いものではないにも関わらず、センスも求められますよね。山本さんは家具の会社を作ってしまうぐらいなので、インテリアセンスがあったとご自身で思われますか?

「これは僕いまだに全くないんですよ。かなり劣等感があるぐらいセンスがなく、だからこそ、センスがなくても誰でも成功する家づくりっていうのを研究し始めたという感じですね。」

自分自身はそこに対しては自信はなかったものの、逆に優秀な仲間たちを集めて、困っている人たちにセンスのあるインテリアを届けられるようにしようということなんですね。
インテリアのセオリーというは具体的にどんなセオリーなんですか?

「いろいろあって、書籍の方にまとまっているんですが、例えば家の中に色を入れたい場合、例えば「赤い色が好き」や「青色が好き」という場合に、一個だけポンと赤のクッションを置いてしまうとすごく浮いてしまいがちなんですよね。これをソファにクッション一つ置きながら、ダイニングの方に同じ赤のお花を生けてあげる。これは「レピテーション」という繰り返しのテクニックなんですが、そういうことをしてあげると仲間外れ感が減って、非常に馴染みやすくなる。こんなようなセオリーをいろいろと提供しています。こういったセオリーは全部で20個ぐらいあります。僕たちがベーススタイリングと呼んでいる、ソファやテーブル、チェアなどを買った時点でもう家づくり終わり、というような方ってやっぱり多いんです。僕たちはそのベーススタイリングからポイントスタイリングという装飾の部分。いろいろなアイテム、雑貨を散りばめていくような、ベースとポイントというツーステップにすることで、家づくりをステップ・バイ・ステップできるようなセオリーを提供しています。他には、ソファの座り心地も重要なんですが、ただ使い心地がいいだけでは足りなくて、見ていて自分でも「あのソファ買ってよかったな」というように見て心が充足するような見心地。この使い心地と見心地を両立させるのがものすごく大事ということを伝えています。先ほどの書籍の他にも、実はWEBで記事を出したり、実はオンラインのスクールも運営したりしています。どなたでもスクールで無料で受講できるんです。」

学ぶこともできるんですね!
こういった「センスがいいデータ」というのは何か集めたりされたんですか?

「そうですね、僕自身はセンス全くないんですが、うちの社内のメンバーはインテリアが好きなメンバーが多くて、「センスの塊」みたいなメンバーが多いんですよ。その人たちに「何でこの部屋のこの場所にこの家具を置いてるの?」なんて聞くと、「いやなんかかわいいからいいかなと思って…」みたいなことを言うんです。こういったうちのメンバーの部屋を見ていると共通して同じようなことやっているんですよね。」

センスがいい人たちの計算式のようなものがあるんでしょうね…。
こういうセンスの部分って言語化してほしいですよね。

「そうなんです!なので、うちのメンバーが共通してやっていることに何か意味があるんじゃないかと思い、そのメンバーたちに「これってこういう理由があってここに置いているんじゃないの?」というような逆に言語化して、そのセンスの正体を研究しました。」

山本さんは言語化係だったんですね。
少し気になったのが、先ほどサイトにたくさんの人が訪れて、ネット販売が調子が良さそうだと思ったんですが、実店舗は土地代や家賃など多くの費用がかかる中で、ネットで完結させた方が効率がいいように思えるのですが、こちらいかがでしょうか?

「これは本当にいいご質問で、このインテリア業界、ネットだけの企業もたくさんあるんです。ただ、僕たちはやっぱりセオリーをもとにしたスタイリングの提供というものをすごく大事にしています。家具ってやっぱり高級なものなので、しっかりとお客様のご要望をヒアリングしないと、本当にいいお部屋作りはお客様の中にあるので、対面でお客様としっかりとお話する時間が欲しかったんです。なので、家賃も高い、運営費も大変なんですが、ECサイトだけじゃなく、リアルでお客様と触れ合うことを選んでいます。」

確かにポチっと買えば家に届く時代ですが、それを実際にどういう熱意を持ってこの家具をお店が提供しているのかも理解してもらうためにも、見たり、座ったり、触ってみたりすることができる展示スペースを設けているわけですね。

「今後もこの秋に大阪のルクア イーレという大阪駅直結の商業施設に新店舗ができますし、来年の春には横浜の方にも一つオープン予定です。」

ネット基盤があっても、店舗展開もしっかり考えているんですね。
最後にこれまで乗り越えてきたハードルを教えてください。

「僕たち、今はオリジナル家具を中心に20年近く事業をやっているんですが、実は最初の10年ぐらいは安い家具を国内から仕入れて売っているセレクトショップだったんですね。ただ、10年目ぐらいの時点で大きなトラブルがあって、そこから2年ぐらいの大赤字の時期がありました。これは安売りしていてもこの先ないなと思い、事業転換したのが実はこの10年間でした。そのトラブルが当時は憎かったですが、今は当時のトラブルがあったことで生まれ変われた、いいタフタイム大学と呼んでいるんですが、いい2年間タフな大学に入れたなと思って感謝している部分もあります。」

  • Facebook
  • X
  • LINE

TOP