三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2026.07.21

電気の使い方を最適化し、環境に優しく


> class=



Nature 株式会社 代表

塩出 晴海さん


スマートリモコン『Nature Remo』シリーズの開発及び
エネルギーマネジメント事業を展開






ONE MORNING「The Starters」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週の来週のゲストは、Nature株式会社 代表の塩出 晴海(しおで はるうみ)さんです。塩出晴海さんは、広島県のご出身。北海道大学を卒業後、スウェーデン王立工科大学でコンピュータサイエンスを学び、海の上での生活を経て、大手商社に入社。その後、ハーバード・ビジネス・スクールを経て、Natureを創業されています。
始めに、素敵なお名前だなと思ったのですが、こちら本名なんですか?

「はい、父が「晴れた海のような男になれ」という思いでつけてくれました。」

苗字も含めてとても海らしくて素敵ですね。
これに関連して「海の上での生活を経て」とご紹介しましたがこちらどういうことでしょうか?

「僕は大学院を出ているんですが、卒業してから就職するまで3ヶ月ヨットで生活していたんです。」

ずっと船上ですか?

「ずっと船上ですね。着岸している時もあったんですが、基本3ヶ月間はずっとヨットの上で暮らしていました。」

それはどうしてだったんですか?

「僕の父が、僕が大学生ぐらいの時からヨットを始めまして、長期のセーリングに出たいというふうに考えていたんですね。僕が卒業して就職するまでが一番時間が取りやすいということで、日本の大学だとできないと思うんですが、スウェーデンの大学だったので、教授にお願いして3ヶ月早く卒業できるか確認したところ、論文を書きさえすれば卒業させてやると言われ、僕の同級生はみんな6月、7月卒業なんですが、僕だけ4月3日に卒業して、そこできた3ヶ月で父親と広島から沖縄までヨットで行くっていうことをやりました。」

じゃあ趣味はヨットなんですか?

「そうですね。そこから20年ぐらいやっています。」

今週は、Natureの事業内容もお伺いしたいんですが、まずはスマートリモコン、「Nature Remo」の開発と販売を事業にされているということですが、スマートリモコンというのが何か教えてください。

「スマートリモコンというのは、家にあるリモコンの代わり、リモコンと同じ信号を出せる機器なんですが、このデバイスはどんな信号でも出せるんですね。つまり、テレビやエアコン、照明のリモコンの代わりになって、赤外線の信号が出せるんです。 かつ、このリモコンはインターネットにもつながるので、例えばスマホで家の外から操作したり、スマートスピーカーと連携して声で操作したりすることもできます。今日の放送で、「夜通しエアコンをつけて寝たい」という願望の話や「除湿していると喉が痛む」といった話が出ていたと思うのですが、「Nature Remo」を使えば、いろいろな時間に設定を変更できるんです。例えば「入眠するまでは冷房24度だけど0時になったら大体寝ているので、26度まで上げる」みたいなことができるんです。他にも「2時になったら一回切って、5時にもう一度つけ直す」といったことができ、節電しながら便利に使えるんです。」

それを全てスマホで操作できるってことですよね。普通のリモコンでも切タイマーと入タイマーはありますが、温度を細かく変えることができるのはすごく便利ですね!
そうなるとスマホで操作できるので普通のリモコンの電池交換も必要なくなるってことですよね。

「まさにそうです。この「Nature Remo」ってデバイスはUSB接続でコンセントに差しておけばOKなんです。」

「Nature Remo」は基地局のような役割なんですね。こちらの大きさはどのくらいなんでしょうか?

「子どものこぶしくらいの大きさですね。」

寝室やリビングで部屋ごとに分ける場合は、「Nature Remo」のデバイスが複数必要ということですかね?

「そうなりますね。赤外線を使用しているので、その赤外線が見える位置にないといけないので、一部屋に一基という感じですね。」

この「Nature Remo」で操作できる家電は、今お話に出たエアコン以外にもあるんですか?

「エアコン、テレビ、照明、オーディオ、赤外線のリモコンがついているものなら何でもいいんです。」

すごいですね!そのデバイスさえあればスマホでいろいろな機器が操作できるんですね。
なぜこういったものを作ろうと思われたんですか?

「元々はリモコンを作りたかったわけではなかったんです。僕はバーチャル発電所を作りたいと思ってリモコンから始めました。真面目な話をさせていただくと、結局電気の世界って、発電所をたくさん建設して電気を供給するっていう考え方ももちろんあるんですが、電気って需要と供給を常に合わせないといけないんですよ。これが合わなくなると、ブラックアウトといって、以前に北海道であったような大停電が起きるんですよね。」

電気が生み出せる電気の量に対して、需要が増えすぎて電気が足りなくなってしまうってことですね。

「そうです。この需要と供給を合わせる手段として、「発電側を増やす」というのも手段の一つなんですが、「需要側を減らす」ことでも合うじゃないですか。なので、僕らは家にあるエアコンや、エコキュート、蓄電池、そういったリソースを束ねて発電所の代わりに動かすということをやろうとしているんです。」

まとめることによって使用する電気量を効率良くでき、生み出せる電気の量に限界があっても、使う人たちの需要を減らせるということですね。

「まさにそういうことですね。さらにこれからのポイントは、今その太陽光発電が家庭でもどんどん増えているじゃないですか。それに合わせて蓄電池もどんどん導入されているんです。蓄電池って貯めた電気を世の中が足りない時に放電して供給することができるので、単純に需要を我慢して減らすという話だけではなくて、うまく蓄電池を活用して、発電所の代わりのリソースを確保することができるようになっているんですよね。」

供給を増やす以外の方法で、電力の需要と供給を合わせることができる環境にいい方法を模索する中で電力使用の効率化ができるこの「Nature Remo」に行きついたわけですね。

「まさにそうですね。」

「Nature Green」という事業もされていると伺ったんですが、これは何でしょうか?

「「Nature Green」というのは、例えばエコキュートって電気料金プランによってどのタイミングでお湯を沸かしたいかって変わると思うんですけど、エコキュートを入れている方の多くの方が戸建てで太陽光発電も入れてらっしゃるんですよね。そうなると、翌日が晴れなんだったら、日中太陽光発電の電気で沸かしたいんです。それが一番効率的なので。翌日晴れじゃないなら、夜間の安い電力、電気料金で沸かしたいというようなニーズがあって、それを自動化をして応えるようなサービスが「Nature Green」の一つですね。」

地球環境にかかっている負荷をどれだけマイルドにできるかということが常に意識としてあるんですね。
「Nature Remo」は個人用ということですが、会社などでも使えるんでしょうか?

「オフィスがどういう電気設備を持っているか次第ですが、普通に家庭用のエアコンを使っているところであれば問題なく使えますね。」

電力の分野において今感じている課題は何ですか?

「一番はこれからどうやって再生可能エネルギーを増やしていくか。 再生可能エネルギーを増やすために必要になる、この調整する力をどうやって日本のインフラに備えていくかっていうのが課題だと思いますね。 再生可能エネルギーって皆さんご存知の通り、どれだけ発電するかって出力が読めないじゃないですか。 だから吸収する面がさらに大きくないと、電力のシステムとして回せなくなるんですよね。」

今はやりのAIも消費電力がすごいと聞きますから、実は向き合わなきゃいけない課題なのかなというふうにも思いましたね。
最後になりますが、これまでに乗り越えてきたハードルを教えてください。

「一番最近のものだと、仕事もプライベートもいろいろ大変な時があって、なかなか寝られなくなったんですよね。 その時に瞑想とトライアスロンを始めて、自分の心を穏やかにする術を身につけていきました。」

«Prev || 1 | 2 | 3 | ... | 492 | 493 | 494 || Next»
  • Facebook
  • X
  • LINE

TOP