2026.09.29
訪日外国人の宿泊体験をよりよく
ONE MORNING「The Starters」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
今週と来週のゲストは、株式会社インバウンドホールディング代表取締役の坂本 正樹さんです。1986年、アメリカのお生まれ。大学卒業後、証券会社を経て、いくつかの起業などを経て、2024年、インバウンドホールディングスを設立されています。
お生まれがアメリカということで、アメリカのどちらですか?
「ニューメキシコ州のアルバカーキというところです。」
何歳ぐらいまでいらっしゃったんですか?
「本当に物心つく前の1歳ぐらいまでで、その後は日本に戻ってきました。」
それは、ご両親のお仕事の関係ですか?
「そうですね、父親がアメリカの大学院の博士号を持っていて医者をやっていたんですけれども、その時に私が生まれたという感じですね。」
その後は福岡で生活されていたんですか?
「実際は九州を転々としたんですが、ほとんどずっと福岡でしたね。」
今週は主な事業を伺いたいのですが、インバウンドホールディングスという会社の名の通り、インバウンドに関わる事業ということで、まずコンセプトから教えてください。
「弊社はエンターテインメントの力で世界を優しくするというミッションを掲げておりまして、主に訪日外国人、インバウンドの方を対象に様々なサービス展開をしているような会社になります。」
外国からのお客さんも多いですし、そういった方々を対象に様々なサービスを提供されているということで、主力事業は民泊、ホテル運営サポートとのことでしたが、具体的にはどういったものか教えてください。
「主に、ホテルや民泊、貸別荘、グランピングというような宿業の企画開発、運営というところを中心にやっております。」
外国の方はホテルに宿泊することもあれば、民泊というのも結構利用されるんですか?
「特にホテルだとビジネスホテルで二人部屋が多いんですけれども、ご家族や友達4~6人で来る方々は、民泊の戸建てや2LDKみたいな部屋がいまだにやっぱり人気ですね。」
貸し手側の話になるんですが、民泊といっても普通の部屋だとちょっと味気ないというか、それをホテルや旅館のようにしたいと思ったら、そういったサポートもしてもらえるんですか?
「そうですね。私たちはやっぱりどうやったら外国人の方に選ばれる部屋になるのかというところの根っこの部分の相談が来ますので、やっぱり「デザインはこういう風にした方がいい」とか、細かいところですけど、「シングルベッドを二台置くよりはダブルベッド二台置いた方が4人泊まれますよね」といったようなコンサルティングの部分からやらせていただいています。」
利用する方だけでなく、利用してもらう側、民泊を運営する側へのアドバイスの提供もやっているということですよね。
その他にもオーナーさんの悩みとして、例えば掃除や、「宿泊客からお問い合わせが来たものの外国の方でどう対応していいかわからない」といったことへの対応もサポートしてくださるんでしょうか?
「まさにそこがメインのサポート内容になります。基本的にはオーナー様は自分で何かやりたいということであれば、部分的には私たち発注受けるんですけれども、基本的には丸投げでオーナーさんは何もしなくていい状態にはなります。」
どれぐらいの言語対応しているんですか?
「私たちのスタッフでいうと、英語、中国語、韓国語は常時対応できるようにはしております。」
民泊を運営したいという人が増えているご実感はありますか?
「かなり増えていますね。」
使ってない家を民泊として貸し出すといったこともできるんですか?
「それはよくあります。やっぱり実家を相続で受け継いで手放したくないけれども、住む需要がその人にはないので民泊をしたいといった人はいますね。」
空き家にしておくよりは、民泊に変えちゃった方が少しはお金にもなりますしね!
さらに「SPOT JAPAN」という検索サイトも運営されているということで、こちらはどんなサイトなんでしょうか?
「こちらは、様々なホテルにQRコードを置かせていただき、外国人の方がそれを読み込んでいただくと、言語が7言語対応しているんですけれども、その言語でホテルの近場のおすすめのお店や飲食店、マッサージ屋さん、体験系のアクティビティなどを推奨してくれるようなサイトになっております。実は今月からリニューアルをしていてですね、予約の代行まで私たちの方でやらせていただくというような形で運営しています。」
これはありがたいですね!
しかし、これって外国の人たちをターゲットにしていると思うんですが、海外向けのマーケティングって難しいのかなと思ったのですがこちらはいかがですか?
「そうなんですけれども、実は私たち旅前のマーケティングは今あまりしていないんです。なぜかというと膨大にコストがかかるんですよね。なので、私たちは旅中をターゲットにしています。外国人の方が必ず泊るのはホテルだったり民泊だったりするだと思うんですが、そういったところにQRを置かせていただいて、SPOT JAPANに出会ってもらう。そうなると広告費がほぼかからない状況でお客様を獲得できるんです。」
事前に旅行のスケジュールを決める人もいれば、明日のスケジュールはその日に決めるみたいな人も多いですもんね。
例えばどんなお店が人気なんですか?
「やっぱり寿司とか焼肉とかわかりやすいようなものは人気ですし、ラーメンなんかも人気ですね。」
ハラール料理であったり、心情的に食べたくないものがあったりといろいろあると思うんですが、そういったニーズにも応えていかないといけないですよね。
「そうですね。ハラール料理ももうすでにカテゴリーとしては対応しております。」
すごいですね!じゃあ様々な外国の方々に対応できるということなんですね。
今、海外の方から人気の場所や観光場所ってありますか?
「やっぱり京都や、東京、福岡といったわかりやすいところは人気なんですけれども、今地方がかなり伸びていまして、鳥取や金沢、愛媛辺りが近年伸びているというデータがあります。」
東京や大阪辺りはもう味わって、リピートでちょっともっと奥深く日本の良さを知りたいという感じなんでしょうか。
「おっしゃる通りですね、まさに、やっぱり2回目以降の日本旅行というのが増えておりまして、そうなると1回目はやっぱり東京、大阪、京都に行って、2回目がそこから地方に行くという流れができてきています。」
魅力的な場所いっぱいあるので、そういったところにも足を運んでくれると嬉しいですよね。
今円安の効果もあって、外国の人からしたら日本は非常に行きやすい場所だと思いますが、これがもし円高に回った時に、このインバウンド事業はどうなっていくと思いますか?
「やはり円安の方がインバウンド事業においては追い風にはなりますが、やっぱり日本が持っている観光資源は、かなり魅力的だと思いますので、この流れはそんなに収まらないんじゃないかなというふうに思っています。」
この円安の時期にたくさん人が来てくれたことによって、日本のいい印象を持ち帰ってくれることによって、円高になっても観光地、旅行地として日本を選んでくれるといいですよね!
海外からの観光客がよく日本旅行で困ることって何があるんですか?
「まさに私たちがSPOT JAPANをやっている理由なんですが、情報が断片的にしか入らないところや、行きたいお店があっても日本のその店舗が言語対応しておらず予約が取れないところ、そこの課題解決にSPOT JAPANを今使っている形です。」
宿泊時のトラブルはどんなことがありますか?
「民泊においてのトラブルは、鍵のチェックイン方法が分かりにくいといったことがありますね。直接鍵をもらうパターンもあるんですが、人と触れ合わなくても現地の電子キーを使用して暗証番号を入れて鍵を受け取る方式の場合、どこかの過程で上手くいかず部屋に入れないというパターンもありました。ただ私が民泊始めたのが10年前ぐらいになるんですが、10年前はよりその文化がなかったので、今はだいぶユーザーの方も慣れてきて、無人前提でやりとりをするので減ってきてはいますが、このトラブルが部屋に入れないという不安が大きいんじゃないかなと思います。」
泊まる場所がなくなってしまうわけですし、お客さんからするとどこに連絡したらいいかわからないですもんね。
ちなみにどの国の利用者が今多いですか?
「中国は今まで多かったんですけれども、足元は減っていまして、今は韓国や台湾が多いです。」
アジア圏の人が多いんですね!
「エリアにもよりますね。例えば京都や広島は欧米の方が多いですし、大阪はかなりアジアの方が多いですね。」
最後に、これまで乗り越えてきたハードルを教えてください。
「一番ハードだったことは、やっぱり一個前の会社をコロナ禍で会社を倒産させておりまして、その時は上場直前期という上場準備に入っていたので、寸前で倒産というところが一番大変でしたね。」






20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、








