三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2023.11.28

鹿の魅力を多くの人へ届ける

ディアベリー株式会社
代表取締役社長
渡辺洋平さん
北海道の鹿の皮を使ったレザー製品を展開



ONE MORNING「 The Starters 」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週と来週のゲストは、
ディアベリー株式会社 代表取締役社長の渡辺洋平さんです。

渡辺洋平さんは、北海道出身、
横浜国立大学に入学するため上京。
在学中に起業を志しますがすぐに挫折。
その後、故郷の鹿の事業に目を付け、2021年にティアベリーを創業されています。

今週は事業について伺います。

ティアベリーは野生の鹿のレザー製品を作っているということですが、その前に、大学在学中にいくつか起業されているそうですね?

「起業しようとして、全然続かなかったんです。今振り返ると、起業がかっこいい、お金が欲しいと思ってトライしても、全然思いがなかったからだと思います。」

渡辺さんの大学生活はもろにコロナ禍だったと思うんですけども、いろんなことを考える時間があったんじゃないですか?

「大学1年のときは一応キャンパスに通うっていうことができたんですが、1年の終わりからずっとコロナ禍で、地元の北海道に帰って、小学校でずっとサッカーボールを蹴り続けるみたいな、ちょっともやっとする時期があったんですが、そこでいろいろ考えることができて、今の鹿の事業にたどり着きました。」

なぜ鹿だったんですか?

「僕の地元が北海道だったということが一番大きいんですが、鹿たちが交通事故を引き起こしていたり、農業被害だったり、森をたくさん食べて生態系を壊しているといういう話も小学校からずっと話を聞いていて、ある時箱根に行った時に箱根の雪を見て北海道を思い出して、北海道のために何かできないかと考えて色々調べた時に、この鹿の事業のアイデアが出てきました。」

北海道で鹿に関わる何か起業しようと思ったときに、どういったことをされたんですか?

「一番最初は鹿について皆さんが知ることが大事だと思って、インスタグラムを立ち上げて、シカによる被害だったり、捕獲された鹿の利用率が低いことだったりを発信していて、その中で利用率の低さを僕が問題意識として思って、
処分をして終わりになってしまうなら、ただ処分するのではなく、製品にしようじゃないかと思って、鹿のレザー製品を始めました。」

実際鹿革は何が特徴なんですか?

「柔らかくて軽いというところですね。あとは肌触りが僕が一番推したいところです。
今もう20年ぐらいしか側に取り組んでる方がいて、その人にアタックして、全然わからないんですが教えてくださいというところから始まって、製品の企画から販売まで全部やっています。」

今財布を見せてもらったんですが、他にはどんな製品があるんですか?

「がま口の小物入れみたいなものもあって、これからちょっと製品展開をしていきたいと思っています。」

ユーザーからの感想なども届いていますか?

「軽いとか薄くて使いやすいっていう話だったり、この製品を通じて思いに耽れる、これが鹿の命を大切に利用して作られたものなんだなと思うというのが結構嬉しい意見です。」

最後に、これまで乗り越えてきたハードルを教えてください。

「本当に無知というところが一番大きかったかなと思います。その中でもたくさん行動して叫び続けて、ちょっと炎上したりもしたんですけど、仲間と一緒に乗り越えて何とかやってくれたのが良かったです。」

ディアベリー株式会社 代表取締役社長の渡辺洋平さんでした。ありがとうございました!


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