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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.06.17

タンカー攻撃 アメリカに証拠提示要求

nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。


タンカー攻撃 アメリカに証拠提示要求

このニュースのあらましは…


日本政府がホルムズ海峡付近で起きたタンカー攻撃をめぐり、イランが関与したとする米国の説明に同調せず、裏付けとなる証拠を示すようアメリカ側に求めていることがわかりました。アメリカ側の主張は説得力を欠いている、との裏付けが背景にあるとのことです。


鈴村:こちら、ネットの反応はどうなっていますか?


米重さん:イラク戦争時にアメリカが提示した“証拠”と言われるものが、必ずしも正しいものではなかった、というところも含め、やはり疑いの目で見ていると。今回の件はイラン側にとってもそんなに良いタイミングでないのでは?というところで、半信半疑の方が多いですね。


鈴村:この事件に関して、アメリカ側の主張とイラン側の主張、そして日本の主張がそれぞれどんなものかお聞かせください。


米重さん:アメリカは、攻撃されたタンカーの船体から不発の水雷を回収するイラン船を飛行機から撮った、と、イランの関与を指摘する発信を続けています。これに対してイランは、アメリカの根拠のない主張は認められない、と全面的に否定しています。で、日本は仲裁外交をしている立場でもありますので、よっぽど確実な証拠が明らかにならない限りはアメリカの主張には同調できない、という立場です。


鈴村:なぜここまで主張が食い違うのでしょう。


米重さん:ひとつは状況証拠が少ないこともあるんですが、このホルムズ海峡という場所は、イラン以外にもイランと関係の悪いサウジアラビアなどからも近い場所だということで、お互いに水掛け論になっているという状態です。


鈴村:この事件がこじれると、今後どういう問題が起こってくるでしょう。


米重さん:この事件は今後も調査を進めていくと思いますが、おそらく決着しないと思います。なので結局水掛け論となり、最悪戦争のリスクが高まると思われます。戦争のリスクが高まることにより、石油の価格が高騰するなど、経済にも直接的な影響が広がってくる可能性があります。


そして、今日の #スズコメ はこちら。







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