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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.08.21

瀧本哲史さんが説き続けた『ディベート』の大切さとは?

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、政局から炎上案件まで独自の視点で発信するニュースサイト『J-CAST ニュース』の副編集長、城戸譲さんにお話を伺いました。
城戸さんが注目したネットの話題はこちら!


【瀧本哲史さんは、なぜ『ディベート』の大切さを説き続けたか】

このニュースのあらましは…


8月10日、京都大学の客員准教授で投資家の瀧本哲史さんが都内の病院で亡くなられました。瀧本さんは“武器”という言葉をキャッチフレーズに『僕は君たちに武器を配りたい』、『武器としての決断思考』を出版、ベストセラーに。能力が高くても、他と差別化が出来ないこと「コモディティ化」に警鐘を鳴らしていらっしゃいました。

鈴村:今回の話題、『瀧本哲史さんは、なぜ「ディベート」の大切さを説き続けたか』ということですが、これはどういうことなんでしょうか?


城戸さん:京都大学の客員准教授で投資家の瀧本哲史さんが8月10日、都内の病院で亡くなられました。47歳でした。瀧本さんは投資家として活躍する傍ら、2011年に、『僕は君たちに武器を配りたい』、『武器としての決断思考』という本を出版されました。ここでは、「コモディティ化」としまして、いくら能力が高くても、他と差別化が出来ないこと、これに警鐘を鳴らして、どちらもベストセラーになって、武器という言葉をキャッチフレーズに出版されてらっしゃいました。


鈴村:瀧本さんは、“ディベートを大切に”と考えていたそうですね?


城戸さん:瀧本さんが長年関わってきたのが、“日本語でのディベート教育”ということで、ディベートというのは、大きく4つの要素に分かれているそうなんですけれども、
・「論題」と呼ばれるテーマの是非をめぐる。
・「肯定」「否定」の2つの立場にランダムに分かれる。
・「フォーマット」と呼ばれる発言の順番や時間に従って自分の立場の優位性を主張する。
・審判がどちらの議論が優れていたかを判定する。
という競技だということをおっしゃってらっしゃいます。


鈴村:この力を入れていた『ディベート教育』というのは、どういうものなのでしょうか?


城戸さん:瀧本さんは、もともと、東大の弁論部に所属していたというとで、ディベートを結構経験されていました。東大の助手の頃からディベート理論を説くことがありまして、その頃、中高生を対象にしたイベント「ディベート甲子園」の立ち上げの議論が加速していきました。96年に第1回大会、今年で24回目の大会を迎えます。実は、J-CASTニュースの編集員 工藤がこのイベントにずっと携わっていまして、そういうことで瀧本さんともずっと交流がありました。


鈴村:なぜ、ディベートにこんなにもこだわったんでしょうかね?


城戸さん:答えがわかっていることに努力しても、コモディティにしかならないとする一方で、ディベートを通じて、“答えがわからないことを仮説検証して議論する”訓練をすることが付加価値を生む。つまり、これが“武器”ですよね。そういうふうに訴えてきたからです。


鈴村:なにか成果は生まれているんですか?


城戸さん:瀧本さんの持論として、「教育イベントの成果は、そのイベントに参加した若者の人生、進路、価値観にどのようなインパクトを与えたかで評価されるだろう」ということで、実際に進路選択に関わる方も多くてですね、『安楽死合法化』を機に医師になられた方とか、『遺伝子組み換え』でバイオテクノロジーに興味を持たれた方がいらっしゃるとかですね。


鈴村:なるほど!しっかり成果があったというわけですね!!


そして、今日の #スズコメ はこちら。







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