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26.05.01

日本人同士の一戦が「世界最強決定戦」とも言われる理由とは?

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金曜日の「トレンドネット」は、「スポーツ」をキーワードにお届けします。
けさ注目するのは、ボクシング!


ボクシング モンスター井上尚弥vsネクストモンスター中谷潤人
日本人同士の一戦が「世界最強決定戦」とも言われる理由とは?

吉田:どちらもキャリア通算32戦 無敗。すでに複数の階級を制覇している日本人チャンピオン同士が激突します。【 世界スーパーバンタム級 4団体 統一王者、井上尚弥選手 】対【 元世界3階級制覇王者 中谷潤人選手】。舞台は、東京ドームです!


ユージ:スポーツジャーナリストの近藤隆夫さんにお話を伺いました!まずは、およそ4ヶ月ぶりにリングの上に立つボクシング界のヒーロー、井上尚弥選手について!


近藤さん:日本人初の世界チャンピオンが誕生したのは、今から74年前1952年5月の事でした。後楽園球場でアメリカのダド・マリノに15ラウンド判定勝ちを収めた白井義男さんが世界フライ級チャンピオンになりました。白井さん以降、今日までに日本のジムの所属世界チャンピオンは100人を超えています。その中で、最高の日本人世界チャンピオンは誰か。それが井上尚弥であることは誰もが認めるところでしょう。2012年にプロデビューして以来32連勝、1度も負けていません。世界戦27連勝うち23KO勝利、これはいずれもワールドレコードです。これまでにライトフライ・スーパーフライ・バンタム・スーパーバンタムと4階級で世界のベルトを腰に巻き、バンタムとスーパーバンタムでは4団体王座統一も果たしています。記録だけではないでしょう。軽量級ながら一撃必倒のパンチを宿し、観る者を熱くさせ続けてきました。そして33歳になった今も実力に陰りはみられません。


ユージ:そんな井上選手。去年3月に行われたボクシングの年間表彰式の舞台上で、その場にいた中谷選手に向かって「1年後、東京ドームで日本ボクシングを盛り上げよう」と対戦を呼びかけ、それを受けて中谷選手が「ぜひやりましょう」と応じた事がきっかけで、今回のスーパーファイトが実現しました。この瞬間をずっと待っていたのは、日本のファンのみではありません。なぜなら、一部では「世界最強決定戦」とも言われているからです。その理由として挙げられるのが、両者の「パウンド・フォー・パウンド」における順位です。


近藤さん:井上尚弥選手は、歴史あるボクシングメディア「ザ・リング」の制定する、パウンド・フォー・パウンドに選ばれたこともあります。パウンド・フォー・パウンドとは、すべての階級を通して最も優秀なボクサーを選ぶものであります。1900年代半ばから用いられるようになった言葉ですね。1989年からはザ・リングが独自に選定・発表するようになりました。もちろん、軽量級とヘビー級のボクサーが直接対決することはありません。ですから、遊び感覚の企画です。でもプロボクサーにとってパウンド・フォー・パウンドに選ばれることはとても名誉なことです。1980年代終盤にはマイク・タイソン、90年代になるとフリオ・セサール・チャベス、2000年以降はフロイド・メイウェザー・ジュニア、マニー・パッキャオ、ゲンナジー・ゴロフキン、ワシル・ロマチェンコ、サウル・アルバレスそうそうたる名チャンピオンたちがパウンド・フォー・パウンドに名を連ねてきました。現在、井上はパウンド・フォー・パウンド2位で、1位はオレクサンドル・ウシク(ヘビー級チャンピオン)が名を連ねています。また今回、井上選手と対戦する中谷潤斗選手も6位にランクされています。井上対中谷は、日本人強豪同士の戦いに留まらず、世界中から注目を集める1戦でもあるのです。


吉田:舞台となる東京ドームのチケット 5万5000席は、すでに完売。ファイトマネーは2人とも過去最高額とも言われている“史上最高の日本人対決”。勝利の女神は、どちらに微笑むのでしょうか?


近藤さん:この1戦、大方の予想は井上尚弥優位です。ともに32戦全勝の戦績を誇りますが、ここまでに潜り抜けてきた経緯を考えると、実績で井上が上回ります。私も井上優位とみています。しかし、勝負はやってみないとわかりません。井上同様、中谷も一撃で相手を倒すパンチを秘めています。開始直後にスパートをかけるのか、それとも得意のカウンターを狙って待つのか。チャレンジャー・中谷の出方が大いに気になります。どちらが自分のリズムを試合の序盤に刻めるのか、ここが大きなポイントとなるでしょう。井上優位の予想は変わりませんが、もし私たちが気づいていない井上尚弥のウィークポイントがあり、そこを中谷陣営が見出していて一気に突く戦術があったとしたならば、アップセットが生じるかもしれません。まずは、1ラウンドの中谷の出方に注目したいと思います。


ユージ:世界統一 スーパーバンタム級タイトルマッチ「井上尚弥 対 中谷潤人」。映像配信サービス「Lemino」で国内独占生配信!そのほか、全国各地の映画館でのライブ・ビューイングも決定しています!

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