20.01.21
ニューヨークタイムズ V字回復のカギを握ったイノベーション・リポート
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日お話を伺ったのは、ジャーナリストの古田大輔さんです。今日の話題はこちら!
ニューヨークタイムズ V字回復のカギを握ったイノベーション・リポート
こちらの話題は、古田さんが配信サイト「note(ノート)」で連載することになったテーマで、初回はすでに配信されています。
鈴村:まず、ニューヨークタイムズの「イノベーション・リポート」というのは何でしょうか?
古田さん:こちらは2014年にニューヨークタイムズがまとめた「社内文書」なんですが、BuzzFeedがすっぱ抜いて全文を公開して以来、世界中でメディアのイノベーションにおけるバイブルの様な存在となっています。
鈴村:イノベーション・リポートはどのような経緯で作成されたのですか?
古田さん:2014年当時、ニューヨークタイムズは新興のネットメディアに読者を奪われ、業績が悪化していました。そこで、新しい企画やサービスを生み出すため、10人のチームが6ヵ月かけて内容をまとめ、見事ニューヨークタイムズをV字回復に導きました。ちなみにニューヨークタイムズは、昨年1年間だけでデジタル版に100万人が課金し、購読者は合計500万人を超えました。デジタル版からの収入は、2015年当時の倍、8億ドルに上ります。
鈴村:古田さんはこのイノベーション・リポートこそ「必読だ!」と強調されていますが、それは何故ですか?
古田さん:僕は朝日新聞時代に読んで衝撃を受けました。メディア関係者は特に「必読」だと思いますが、日本では意外に読まれていないんです。基本はメディア向けかもしれませんが、イノベーションしたい会社、組織なども「必読」です!
古田さんが「イノベーション・リポート」についてお書きになった「note」の記事はこちら
そして、今日の #スズコメ はこちら。
#スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) January 21, 2020
デジタル化に当たって今までやってきた伝統を改革するには捨てなければいけない。
新しいものにすすむためには丸っと変えなきゃいけないよ
ということが書かれているものなんですけど確かにそうなんですよね。
#スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) January 21, 2020
これからどんどん変わっていく時代の中で取り残されないためにも新しい事を知る事。そしてそれに立ち向かう何かを得ていく事。
まだまだ人は成長しなきゃいけないと思いますから、このリポートを読んで僕も糧にしたいと思いました。