20.01.27
伊方原発で相次ぐトラブル
いま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。
「伊方原発で相次ぐトラブル」について
このニュースのあらましは…
四国電力の伊方原子力発電所でトラブルが相次いでいます。25日午後には送電線の不具合による停電が発生し、一時的に電源が喪失する問題が起きました。その後、別の送電線からの受電に切り替えるなどして、約10秒後には復旧しましたが、四国電力は伊方3号機の定期検査を中断し、原因究明と再発防止策の検討を進める、とのことです。
鈴村:こちらネットの反応はいかがでしたか?
米重さん:我々は福島第一原発の事故を経験しているわけですけれど、地震や災害がなくてもこういったトラブルが起きるようでは…といった声や、分かっているだけで1月に3回もニュースになるようなトラブルが起きているので、しっかりしてくれ!といった声、あとは再稼働自体に反対という声も多くみられました。
鈴村:今回の一連のトラブルについて教えてください。
米重さん:今月だけで3件、ニュースになるようなトラブルが起きています。まず12日に、核燃料を原子炉から取り出す作業をしていた際に、核分裂反応を抑えるための制御棒のうち1本を誤って引き上げる、というミスが発生しました。これが1件目です。2つめは、プールに保管している燃料を点検用のラックに入れる際にラックの枠に乗り上げてしまった、というのが2件目です。3件目が25日に起きたトラブルで、外部からの電源供給を一時喪失していた、ということです。こちらは10秒間だったので深刻な事故にはならなかったんですが、原発で電源を失った結果起きた事故といえば、やはり福島第一原発の事故もありましたので、これは非常にヒヤッとさせられたニュースでしたね。
鈴村:この原因は人為的なものなんでしょうか?
米重さん:まだ詳細は不明なんですが、それぞれタイプの違うトラブルが起きているというのが気になるところです。タイプの違うトラブルが別々に起きているということで、ヒューマンエラーなのではないのかと思いますが、ひとつずつしっかりと検証が必要なところだと思います。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) January 27, 2020
今朝は【伊方原発で相次ぐトラブル】について。
10秒という数字が、僕らの日常においては凄く短い数字ですが、原発だったりそういうものの管理において凄く大きい数字だと思いました。こういう繊細なものを扱っているんだと改めて認識しましたし…
#スズコメ ? #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) January 27, 2020
まだ僕ら、答えが出せてないんですよね、日本としては。これをどういう風に答えを出していくかということ。ここにも繋がってくるニュースだと思いますので。僕らにとっても大きなニュースでした。