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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.01.01

『第97回 箱根駅伝』をフォーカス

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。今日、お話を伺うプロフェッショナルは、元箱根駅伝のランナーで現在はスポーツライターをされている酒井政人さんです。
酒井さんに取り上げていただくスポーツはこちら!


【第97回 箱根駅伝】


エリザベス:明日と明後日の二日間開催される、『第97回 箱根駅伝』。今年も合計21チームが、大手町から芦ノ湖までの往復全10区間、合計およそ217キロを襷でつなぎます。


山崎:今年度は、新型コロナウイルスの影響によって陸上競技のほとんどの大会が中止や延期に追い込まれ、大学駅伝も、三大大会のひとつ10月の『出雲駅伝』が中止に。最初の駅伝大会は11月の『全日本大学駅伝』になったそうです。


酒井さん:その全日本もですね、1位が目まぐるしく変わる展開になりまして、最終的には青学、東海、駒沢がですね、最終8区で三つ巴をするという大激戦になって、駒澤大学が6年ぶりの優勝を飾りました。他の大学もかなり力をつけておりまして、箱根駅伝も大混戦になるのではないかなと予想されています。今年は、トラックを含めて記録がものすごく伸びたんですよね。その要因のひとつにシューズの影響がありまして、ナイキ社が出しているスパイクがかなり評判が良くて、学生長距離ランナーが記録を伸ばしている感じです。それとですね、前回の箱根駅伝を席巻しましたナイキの厚底シューズは、トラックの方では今年の12月以降は使用できない状況になっているんですけれども、ロードではもちろん使用できますので、今年の箱根駅伝の予選会、それとですね、全日本大学駅伝も過去最高記録を上回る最高水準の記録がバンバン出ていまして、箱根駅伝でも区間記録がいくつも塗り替えられるんじゃないかなとされています。


山崎:これまでにない記録も期待できる今年の箱根駅伝!大会の見どころについて伺っていきます。まずは、コロナ禍における箱根駅伝。その開催方法と、レースへの影響について。


酒井さん:今回はですね、新型コロナウイルスの影響もありまして、関東学連としては加盟大学の応援自粛を要請しています。そのため、沿道の応援団であったりとかですね、母校の旗を振るとかですね、そういったことは、だいぶ無くなると思います。一般の方にも関東学連は、できれば自宅で観戦しましょうとお願いをしている状況なんですね。それなので今回、沿道の応援が例年よりかなり少なくなるのかなと予想されています。それが選手にどう影響してくるのかなと思います。例えば、お祭り好きの選手で、箱根駅伝の雰囲気の中で、ガ〜ッ!と力を出すことができる選手がいる一方で、人がすごいたくさんいる中で緊張してしまって、力が出せない選手もいるので、応援の多さが選手にどういうふうに影響してくるのか見ていただきたいと思います。


山崎:そして、今年の総合優勝を狙う強豪チーム、その大学と注目選手をいくつかピックアップして頂きました!


酒井さん:今大会はですね、連覇を目指す『青山学院大学』、全日本と前回が2位の『東海大学』、全日本大学駅伝で6年ぶりの優勝を果たした『駒澤大学』、この3校が激しい戦いをするのではないかと思われています。青山学院大学は、総合力が高くてですね、本番へのピーキングが抜群のチームですので、今のところ一番優勝候補へ近いのではないかと僕は感じているんですが、東海大学はですね、4年生トリオが充実していまして、それぞれ29日にエントリーが終わりまして、2区に名取燎太選手が入って、5区に西田壮志選手が入って、スピードのある塩澤稀夕選手が往路のどこかに入るという布陣が濃厚なので、往路で東海大学はトップを取りたい考えだと思います。駒澤大学はですね、全日本大学駅伝のアンカーで逆転勝利の立役者の田澤廉選手が2区エントリーされたので、2区でトップを奪って、そのまま逃げ切りたいというかたちになると思います。あと、『明治大学』が今年力をつけていまして、全日本大学駅伝で3位に入っているんですよね。明治大学は選手層が厚くて、復路も強いチームになるので、優勝争いが下がってくるとチャンスが出てくるのではないかと思っていまして、明治大学が優勝すると72年ぶりということなんですね。ものすごい期間が空いていますので、そうなるとOB含めてかなり盛り上がるんじゃないかと思っています。


山崎:ということで、注目の4校をピックアップして頂きました!『青山学院大学』、『東海大学』、『駒沢大学』、『明治大学』!さらに、「レースを占う意味で注目の区間です」と酒井さんがおっしゃっていたのは、『1区』!順天堂大学のスーパールーキー、『三浦龍司』選手が1区に登録されたという事で、その影響で各校の有力選手が集まりやすく、そこに、中央大学で現在補欠登録となっているスピードキング、『吉居大和』選手が、もし1区に登録されたら、区間記録にせまる大激戦になる可能性も…とのことです!
さらに注目は『2区』!駒沢大学のエース、『田澤廉』選手と外国人留学生たちとの激しい競り合いに注目。そして『山の5区』では、2年連続区間新記録を狙う東洋大学の『宮下隼人』選手など、かなりの有力選手揃い!だということでございます。おもしろいんだよな〜箱根駅伝って!


エリザベス:そうですよね〜!


山崎:僕はやっぱ、山の5区が好きですね。今年も盛り上がりそうな、箱根駅伝!お家でじっくり観戦してみてはいかがでしょうか?



そして、今日の #シゲコメ はこちら。





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