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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.01.06

年末年始の休暇の“分散取得”

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、元経済産業省の官僚で制度アナリストの宇佐美典也さんにお話を伺いました。
宇佐美さんがピックアップした話題はこちら!


【年末年始の休暇の“分散取得”】


エリザベス:新型コロナウイルスの感染防止のため、政府が呼び掛けていた、年末年始の休暇の分散取得。去年11月に民間の調査機関が実施したアンケートでは、『何らかの対応をとる企業』は13.5%にとどまりました。およそ3割の企業は「対応しない」と回答しています。対応しない理由としては、“工場は年末年始も稼働するので休めない”といった業種特有の事情や、“取引先の都合や納期にあわせざるを得ない”といった理由が目立ったということです。


鈴村:今朝はオーディー・ジャッジで『年末年始の休暇。分散取得・延長できましたか?』というアンケートをとっているんですが、途中経過を見てみると“分散取得ができていない”の票数が多いですね。『休暇は分散できず日数も増えなかった』という人がかなり多いですね。
去年11月の民間調査機関のアンケートと、ワンモのアンケート。ご覧になって、どのような印象を持たれましたか?


宇佐美さん:率直に、“世の中、政府の要請だけではそんな簡単に急には変わらないよな”というふうに感じますよね。やっぱり、国による要請だけではなくて、休暇を分散取得させるようなインセンティブだとか、あとは、自治体を巻き込んでいく仕組みなどを作っていかないと、なかなかうまくいかないなというふうに感じますね。


鈴村:そうですよね、取引先の都合や納期に合わせて休まなきゃいけないとなると、やっぱり、そういう構造自体を変えていかないとダメな感じがしますよね。
政府が分散取得を呼びかけたのは10月下旬なんですね、“体制を整える時間がなかった”という面もありそうだというふうに考えられるんでしょうか?


宇佐美さん:それも間違いないんですけど、それにしても、“政府が真面目にやらなかった”という面もあるんですよね。元々は10月26日の新型コロナウイルス感染症対策分科会から、経済団体、自治体への呼びかけとか、GoTo事業での運用を通じて、年末年始の休暇の分散取得を促進するよう提言が出たんですね、これで、西村大臣が、「休暇の分散取得を進めましょう」と言ったところ、一部で反発が出たので、政府が弱腰になってしまった…。ということなんですけど、さすがに弱腰すぎたんじゃないかなと思ってまして、あの段階で、例えば、GoToの対象から三が日周辺を外すとか、あとは、公共交通の初詣対策である程度制限を要請していれば、多少は状況は変わったかもしれないなというふうに思いますね。


鈴村:そうですよね、そのあたり、強く具体的に何か動きが見えていれば、もしかしたら、みんなもそれに合わせて休むという動きになったかもしれないなということは想像はできるところなんでしょうけどね…。
中小企業からは「分散取得は現実的ではない」という声もあがっているんですね。中小企業は、社員が分散して休暇を取ったら、会社が回っていかないと。ただでさえ、人が少ないので、この人が休んだらもう仕事なりませんよ…、ということがあるよという話しだと思うんですけど、どうなんでしょう?


宇佐美さん:それは、“本当なのかな?”というところがありまして。テレワークも「できない、できない」と言っていたんですけど、仕方ない状況になったら、結構、できていたと思うんですよね。テレワークとの組み合わせ、いわゆる、ワーケーションみたいなものと考えると、業種によると思うんですけど、程度の差こそあれ、大抵の会社は分散して休暇を取っても回るはずだとは思うんですよね、ある程度はね。ただ、企業が本格的に検討するような状況を政府が作れていないということが問題で、それだと、やっぱり、物事を変えるというのは難しいので、これまで通りの働き方が続いてしまうということだと思うんですよね。


鈴村:う〜ん、これ難しいんですよね…。僕も、中小企業の社長をやっているわけですけど、やっぱり、休んで欲しくて、社員に「休もうね!」と声をかけると、社員たちが意外と“休みたがらない”。休むために何かを引き継いだり、何かを誰かに任せなきゃいけないという、そのコミュニケーションの難しさとかが出てきて、意外とハードルがあるみたいなところがありますけど、強制的にやらなければいけない状況になれば、もっとスムーズにいくのかな?なんてことは、確かに感じますけどね。
宇佐美さんは、官僚時代に分散して休暇を取ったとかってあるんですか?


宇佐美さん:私は職場で“明日来なくてもいいかな”と思う時は、結構、休んでいましたし、眠い時とか、今日は急ぎの仕事がないなという時は、半休をよく取っていましたのでいつも有給を使い切るタイプだったんですよね。そういうことができるように、『変人ブランディング』ということをしていまして…。


鈴村:(笑)


宇佐美さん:職場で変な格好したり、着信音をアイドルの曲にしたり、やけに難しい本を昼休みに読んでみたり、頑張って変人ブランディングをしていましたね。(笑)


鈴村・エリザベス:(笑)


鈴村:なるほどね!企業の意識改革というのは絶対的に必要だと思うんですけど、個人の意識改革というのも、やっぱり、必要だなとは思いますよね。だから、宇佐美さんのような変人ブランディングをオススメするわけじゃないですけど、それぞれの対応、やり方というのは、もしかしたら、あるのかもしれないなということは思いますね。



そして、今日の #スズコメ はこちら。






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