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25.12.12

FIFAワールドカップ 北中米大会にフォーカス!

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金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。
今朝のテーマはこちら!


【サッカー FIFAワールドカップ 北中米大会】


吉田:今回はアメリカ、メキシコ、カナダの3カ国で共同開催されるFIFAワールドカップ。来年、6月11日の開幕まで半年を切りました。日本時間の先週土曜日には、アメリカ・ワシントンでグループステージ組み合わせ抽選会が行われ、日本は「グループF」に入り、オランダ、チュニジア、そしてこれから決まる「欧州プレーオフB」の勝者と、決勝トーナメント進出をかけて戦うことが決定しました!


ユージ:お話を伺うのは、サッカージャーナリストの河治良幸さんです!今回のワールドカップ、これまでと比べて大きく変わったのが、「出場できるチーム数の拡大」!前回までは32カ国だったんですが、今回からは48カ国の参加となります。そうなると、戦い方も変わってきそうですね。


河治さん:これまでは8グループに分けて上位2チームが決勝トーナメントだったんですが、今回は12組に増加。そして決勝トーナメントに進出できるのは、各組で3位となった12チームのうち成績上位8チームもグループリーグ突破となります。その結果、決勝トーナメントは、これまで16チームによる戦いだったのが32チームに倍増。決勝までの道のりは1試合増える形に。


ユージ:応援する側としては、これまでのワールドカップとは違った楽しみ方になりそうですが、気になるのは、日本が入った「グループF」!森保監督はインタビューで、「非常に厳しいグループに入った」とコメントしていましたが、どうなんでしょうか…!?


河治さん:これまでの32カ国の大会だったとしても確実に本大会に来るような国ばっかりなんですよ。弱い国はワールドカップは1つもないですけど、特にこの組はタフとみられていますね。


ユージ:さっそく、現時点で戦う事が決まっている2カ国、オランダ代表とチュニジア代表がそれぞれどんなチームなのか教えてください。


河治さん:オランダは前回ベスト8だったんですが、そこで対戦したのが優勝したアルゼンチンだったんですね。かなり接戦まで持ち込んでいたので、これまでも準優勝を経験していますし、必ず優勝候補にあがる強豪国です。


吉田:日本との相性はいかがですか?


河治さん:2010年の時にグループリーグで対戦して敗れています。2013年のザックジャパンの時も親善試合で引き分けでした。それから13年ほど経っているのでその間に日本の成長がどれだけあったかを見せる戦いになるのかなと思います。


吉田:日本と初戦で戦うのでしょうか?


河治さん:勝敗は大変重要ですが、もしかして中盤まで同点だったらお互いにとって引き分け、勝ち点1を取りにいくプランニングもありえます。


ユージ:チュニジア代表はいかがでしょうか?


河治さん:2002年日韓ワールドカップで日本は勝っています。これまで親善試合で何度か戦って勝ったり負けたりです。アフリカ予選で10試合無失点なんですよね。非常に守備が固いです。日本がかなり攻め込んでチュニジアが守りを固める展開が予想されるんですけどサイドアタックが非常に強力で、一発のサイドチェンジから攻めてくるところもあるので裏側のケアが重要です。状況によって4バックと5バックを使い分けるなど柔軟で組織的な戦い方をします。


ユージ:そしてもう1チームが、「欧州プレーオフB」の勝者ということですが、候補となりそうなチームはどちらでしょうか?


河治さん:ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアと、どこも強敵です。この中だとポーランドが予選でオランダと同組で勝ち点差でオランダが1位になりましたが、直接対決では2試合とも引き分けだったんですね。スウェーデンも予選では低迷しましたが本来のタレント力はこの4カ国の中で一番あります。アルバニアもこの4カ国の中で突破してくると勢いづいてくるので…、どこが来ても怖いです(笑)。


ユージ:グループFで、日本が決勝トーナメントに進むためにはあと半年でどんな準備が必要でしょうか?


河治さん:自分たちに矢印を向けて個の力を上げたり、親善試合を有効活用していくことも大事です。同時に対戦相手の分析、スタッフを現地派遣などしていろいろなシミュレーションを行っていくと思います。

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