network
リポビタンD TREND NET

今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

25.05.23

大谷翔平、二刀流復帰への道のり

null

金曜日の「トレンドネット」は、「スポーツ」をキーワードにお届けします。
今朝のテーマはこちら!


【大谷翔平、二刀流復帰への道のり】

吉田:アメリカ・メジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、現地時間の21日にブルペンで投球練習を行い、2023年9月に右ひじの手術をして以来初めてスライダーを解禁しました!スライダーは、ひじへの負担が大きいとされる変化球で、おととしの手術の後はマウンドで一度も投げていませんでした。その前日の20日に、グラウンドでスライダーを投げ始めた大谷選手は、21日、ブルペンでカーブやツーシームも含めて21球を投げました。次のステップとなる実戦形式での登板が近づいていて、ロバーツ監督は、『ニューヨーク・メッツと対戦する24日に、もう少し前進があるかもしれない』と話しています!


ユージ:そんな大谷選手の二刀流復帰の行方を、元・メジャーリーグのピッチャーはどんなふうに予想しているのでしょうか。お話を伺ったのは、ボストン・レッドソックスなどでセットアッパーとして活躍し、ワールドチャンピオンにも輝いた野球解説者の岡島秀樹さんです!まずは、大谷選手の今シーズン、これまでの調子について。


岡島さん:レギュラーシーズン開幕から2ヶ月経ちましたけど、調子はいいと思いますし、順調にホームランも量産しているので、凄く状態はいいと思いますね。6月に入って期待したいのは、ホームランの数もどんどん増えていくと思うんですけど、逆方向の打球のホームランが増えてきている中で、右ピッチャーにはしっかり打ててるんですけど、左ピッチャーにどう打ち返すかというところが6月の課題かなというところですね。4月、5月としっかりホームランも打てているので、今年は二刀流をしたいと言われてましたけども、今は打撃専念という感じになってますが、いまのところ打つ方では順調に来ているんじゃないですかね。


ユージ:レギュラーシーズンが始まって2ヶ月が経ち、もうすぐ6月がやってきます。6月といえば、「ミスター・ジューン」というニックネームがあるくらい、大谷翔平選手にとって最も調子が良い月!現時点でホームラン17本と、キャリア最多ペースでホームランを量産している大谷選手。打つほうでは文句のない活躍をしている中で迎える来月6月は、どんなSHO-TIMEを見せてくれるのでしょうか。


吉田:それと並行して行われているのが、二刀流復帰にむけた投球練習。右ひじの手術からおよそ1年半。時間をかけてコンディンションを整えてきた様子について、ピッチャーとして活躍された岡島さんはこう語っています。


岡島さん:やはり二刀流としてしっかりとした準備をもう一度やりたいということで、一回スローダウンしましたけど、今のところ順調に来ていると思いますね。でも今回の手術って2回目になるので、慎重にいこうというのはチームスタッフやチームドクターもそうですし、本人もそういう気持ちだと思います。トミー・ジョン手術、内側靭帯なのでここは複数手術をすると自分が思ってる感じで投げれないケースがあるんですよ。それをやっぱりチームは気にしていると思うので、慎重にちゃんとリハビリをして自分が納得できるようなボールが投げれるように、慌ててつくるよりもしっかりとした準備というところを強調して、投げる方では意識しているんじゃないかなと思います。


ユージ:ピッチャーにとって、ひじの手術というのは選手生命に関わる大きな決断。それを2回も経験した大谷選手ですから、周りもこれまで通りのピッチングができる事をすぐに期待せずに、無理をせずに時間をかけているということですね。


吉田:ピッチャーとしての登板を控えた去年でさえも、打って走ってドジャースをワールドチャンピオンに導いた大谷選手。二刀流復帰となると今後の活躍に対する期待もさらに高まります。


岡島さん:手術後、スライダーを解禁されて、徐々に自分が思っているボールを投げ始めているなっていう感じですよね。ストレートのキレ、指先にかかっているボールも結構投げてると思うので、その次の段階、変化球を投げるというところでスライダーを解禁してある程度ステップアップしていると思います。今年に限ってそんな無理をすることではないと思いますけど、本人が二刀流として早く投げたいというところでリハビリしっかりされていますが、今年のことを考えるとチーム事情もありますが、やはり後半大事なところで投げて欲しいというのもありますし、本人も投げたいと。
ポストシーズン入っても投げたいというのがあると思うので、それは叶えられるんじゃないかなと思いますけど、今後、二刀流をするにあたってやはり怪我のリスクはあると思うので、二刀流として続けるなら、しっかり体の負担がかからないフォームで固めて投げて欲しいなっていうところですね。


ユージ:岡島さんも仰ってましたが、今年に限ってそんなに無理しなくてもいいんじゃないかな、と僕も実は思うところがあります。いま大谷選手は打者としてめちゃくちゃ調子がいいですし、山本由伸投手も調子がいいので無理する必要がないんじゃないかなと思います。ドジャースにはいま充分な投手が揃っているので。でも本人がやりたいというのであれば本来の二刀流が戻ってくるかもしれないということで、楽しみですね!


そして、今日の #ユジコメ はこちら。





過去の #ユジコメ を音声でCHECK!!

  • X
  • Facebook
  • LINE