26.02.27
侍ジャパンのアドバイザー・ダルビッシュ有投手にフォーカス

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「侍ジャパンのアドバイザー・ダルビッシュ有投手にフォーカス」
吉田:来週、3月5日木曜日に開幕するWBC「ワールド・ベースボール・クラシック」。2月26日、大谷翔平選手も侍ジャパンの全体練習に合流し、チームはいよいよ本格始動します。そんな「侍ジャパン」のメンバーとともに、2月24日まで、宮崎県宮崎市で行われた合宿にアドバイザーとして参加していたのが、現在、アメリカ・メジャーリーグ「サンディエゴ・パドレス」に所属するダルビッシュ有投手!3年前のWBCでは、事前合宿の時から選手一人一人に技術的なアドバイスを積極的に行ったほか、メンバー同士の絆を深める重要な役割を担うなど、チームの精神的支柱として優勝に大きな貢献を果たしましたが、今回は怪我の手術明けということもあって、選手としては不参加。しかし、合宿中のチームの「アドバイザー」としての依頼を引き受け、11日間に渡る合宿でサポート役を果たし、重要な任務を終えました。侍ジャパンの井端弘和監督は「勝ってアメリカで合流して欲しい。見に来てもらえたら」と笑顔で感謝の思いを伝えています。
ユージ:侍ジャパンの歴史のバトンを引き継ぐ「キーマン」ダルビッシュ有投手の人物像について、インタビューや対談を通じて本人と深い交流がある「REAL SPORTS』編集長の岩本義弘さんに伺いました!まずは、前回の大会におけるダルビッシュ投手の役割とそれがチームに与えた影響について。
岩本さん:まず「前回のWBCの前からこのWBCに繋がる、成功に繋がるきっかけがあったんじゃないかな」って思います。それはプロ野球選手は国内外に関わらず、これまでは個人キャンプは仲のいい数人で行うのが通例でしたが、それをダルビッシュ選手が幅広く「参加希望するならウエルカムでどんどんやろう」とWBCで優勝する何年も前から行っていました。なので個人的な部分のキャンプではなくて幅広い人に、しかも自分のノウハウ、それこそ変化球の握り方含めてメジャーでのトレーニング方法だったりっていうようなことも惜しみなく教えるところをダルビッシュ選手がずっと実践していて、それで日本を代表する選手たちもそこに参加するようになっていきました。そういうきっかけがあって、その先のWBCの優勝に繋がったんじゃないかなと思います。
ユージ:侍ジャパンのメンバーのみだけでなく、これまでに数々の野球選手達に自分のノウハウを細かく教えてきたダルビッシュ投手。普通であれば、味方とはいえ、先輩・後輩関係無くみんなライバル同士でもある訳です。野球選手としては。でもやっぱり、ダルビッシュさんは後輩達や自分のチームへの想いもあるんじゃないかと、見ていて伝わります。チームの成長、味方の成長の為に自分がアドバイスできることをしっかり教えていて、そういうことが当たり前のようにできる人って野球の世界に限らずなかなかいないと思います。
吉田:理想の上司ですよね。
ユージ:本当そうですし、凄いことだと思います。あと、何と言ってもダルビッシュ投手は長年メジャーリーグの舞台で活躍しているので「その技術を教わりたい」と願ってる選手も多いはずです。
吉田:現役のプレイヤーとして、またはアドバイザーとして、ダルビッシュ投手の根底にはどんな考えがあって、そして野球に対してはどんな思いがあるのでしょうか。
岩本さん:ダルビッシュ選手の特徴は、何かに忖度することがないことです。正しいものだったら、それが前例のないことでもやるべきだろうと。当たり前と言えば当たり前ですが、野球界・スポーツ界はそういう当たり前ではなくて、前例重視の部分がありますが、そういう今までの常識を取っ払っても「今、正しいと思うことをみんなでやっていこう」っていうスタンスです。そういう姿勢が若い選手達に受け入れられて、今のような一体感が生まれているんじゃないかなと思います。やっぱり長くメジャーリーグでプレイしていて、そこでまだまだ日本の野球が足りない部分っていうのを感じていると思います。実際インタビューでも、そういう部分を感じているんだなということがひしひしと伝わってきます。そういう中で、やはり「この日本の野球をアメリカに並んで勝てるところまで持ってきたい。それをみんなで成し遂げたい」という彼の気持ちが、今回の行動にも表れてるんじゃないかと思います。
吉田:そんなダルビッシュ投手の強い気持ちと、侍ジャパンのメンバーへのサポートが今回のWBCにおいても大きな力となりそうです。
岩本さん:もちろん日本がWBCで連覇を成し遂げる、そういうところができたら最高です。ただ、当然アメリカも前回の悔しさをここで晴らしに来ます。その本気のアメリカと戦えることは楽しみですが、今回ダルビッシュ選手のサポートにもよって優勝してくれれば、これ以上ない結果ではあります。
ユージ:準々決勝に進む事ができれば、再び舞台はアメリカです!現地でダルビッシュ投手がアドバイザーとして合流してくれたら、侍ジャパンの勢いはさらにつくと思います!
吉田:心強いですよね!
ユージ:何と言ってもチームメイトとして居てくれることも、もちろん凄いですが今回はアドバイザーという形なので、ある種「守り神」のような存在。ダルビッシュさんが見てくれてるだけで皆さんの士気が高まるんじゃないかなと思います。侍ジャパン、2月27日、28日の2日間、バンテリンドーム ナゴヤで「中日ドラゴンズ」と強化試合を行います。両日とも、夜7時プレイボールです!