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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.09.21

来月から開始される予定の行動制限の緩和
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。

BuzzFeed Japan News 副編集長の神庭亮介さんにお話を伺います。
神庭さんに取り上げていただく話題はこちら!


『来月から開始される予定の行動制限の緩和』


吉田:新型コロナウイルスのワクチン接種進展に伴う行動制限緩和を巡り、政府が10月に広域で実証実験を行うことが16日分かりました。神庭さん、政府は、今月末に期限を迎える19都道府県への緊急事態宣言について解除する方向で検討に乗り出したというニュースも入っていますよね。今後どうなるのか、まずは基本から押さえたいと思うんですけれども、先週も行動制限については取り上げてもらいました、緩和の内容を簡単におさらいしてもらってもいいでしょうか?


神庭さん:はい、まず、飲食に関してはですね、緊急事態宣言エリアであっても、第三者の認証を受けた飲食店にはお酒類の提供であるとか、時短の制限を緩めると。さらに、ワクチンを2回接種済みか、検査で陰性が確認できた場合にはグループ会食の人数制限も緩和するというような案がでています。そして、イベントに関してはですね、いわゆるワクチンパスポートのような『ワクチン・検査パッケージ』というものを前提にして、宣言エリアの“外”では人数制限を緩和するか撤廃する。宣言エリアの“内側”でも人数制限を緩和するといった案が出ています。


ユージ:『ワクチン・検査パッケージ』というのは、ワクチン2回接種と陰性証明なんですか?


神庭さん:“と”なのか“or”なのかはっきりしませんが…。


ユージ:そこ結構大きいですね。


神庭さん:そうですよね。次に旅行に関してもですね、同じくワクチン・検査を受けた人には宣言中も県をまたいだ移動を認めるということなになっていて。適応される場所はですね、緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置の対象エリアを中心に選ぶということで、これまでにですね、大阪とか、愛知、福岡、北海道、京都などが実証実験に参加する意向を示していると報じられています。


ユージ:今朝の『オーディージャッジ』は「11月から本格的な行動制限の緩和の予定、あなたはこれに賛成ですか?反対ですか?」なんですけど、すでにいろいろいただいています。途中経過は、賛成51%、反対49%ということで、半々に割れています。


神庭さん:競ってますね~。毎日新聞の制限緩和に関する世論調査でも、制限緩和は『妥当だ』というのが49%、『緩和すべきではない』が 34%ということなので、それぞれ意見が出ているかなと思います。新型コロナ分科会の尾身茂会長は「ワクチン接種率が上がったからといって、行動制限を急に緩めると必ずリバウンドがくる」と慎重な考えを示しているんですね。 一方、麻生財務大臣は「『医者の言う話は本当かよ』という話が、色んなところで出てきてますよ。行動制限の緩和はやれるところからやっていった方がいいと思いますね」と積極的な姿勢で、政治家と専門家の間でも意見は一様ではないんですね。


吉田:海外では既に『緩和』に踏み切っているところもありますよね?


神庭さん:ニューヨークではですね、レストランやジム、映画館を利用する際にワクチンパスポートの提示が義務付けられています。違反した飲食店には11万円の罰金が科されるということで、結構、高いですよね…。ハワイとかフランス、イタリアでもパスの提示が義務化されているんですね。イギリスは当初、ナイトクラブとか大規模イベント会場などでのワクチンパスポートの導入を予定していたんですが、自由な経済活動を優先するということで見送りました。注目してほしい面白いのがイスラエルで、2月にワクチンパスポートを導入したんですけれども、6月にほぼすべての行動制限を解除して、パスポートの運用も一旦停止しました、ところがその後にデルタ株の感染者数が拡大して、7月下旬にパスを再導入する方針を発表して、さらに8月末にはですね、パスの期限を半年にするとして、更新にはブースター接種を必須とする仕組みに改めているんですね。やるのも早ければ、止めるのも早くて、もう一回やるのも早いっていう、イスラエルはなんでも早いという感じですよね。
一方、日本ではですね、政府はマイナンバーカードを使って、スマホで即時発行できる接種証明書を年内にも使えるようにする方針です。あとですね、グルメ予約サービスの『ヒトサラ』は、お客さんと飲食店スタッフの双方がワクチンの接種状況を登録・表示できる機能を搭載しました。その『ヒトサラ』ではですね、ワクチン特典を受けられるお店も紹介していて、これらの飲食店では、接種証明書を見せることで『ワンドリンク無料』とか、『10%OFF』などのワクチン特典を受けられるということで、今後、こういったサービスが広がっていくんじゃないかなと思います。


吉田:行動規制緩和、あるいは緊急事態宣言の解除などに向けて考えておくべきことは何でしょうか?


神庭さん:やっぱり、緩和にあたってはですね、日々アップデートされる知見をスムーズに現実社会に取り込んでいくことが大切だと思っていまして、飲食店でも、スペースが空いているのにわざわざ隣同士のテーブルに座らせたりとか、できることをやっていないなと感じる店もまだまだ多いんですよね。あとは、スーパーやコンビニに設置されているビニールのカーテンがありますけれども、あれも実は、空気が滞留して換気がうまくいかなくなって、かえって感染リスクが上がる恐れがあると指摘されていますのでそういった知見も踏まえてほしいですし、あとは、フェイスシールドとかウレタンマスクですね。感染予防効果が低いですから、店員さんもお客さんもできるだけ不織布マスクをつけることが望ましいですし、鼻の部分はしっかりフィットさせるとか、基本も含めて改めて周知した方がいいのかなと思いますね。どうしてもですね、ゼロイチで考えちゃうと、“カッチカチ”から“ガバガバ”に一気に振れちゃうとイメージしちゃうかもしれないですけど、締めるところは締めつつですね、アフターコロナへのソフトランディング、ハードランディングしちゃうと大変なので、ソフトランディングを目指すのがいいんじゃないかなと思います。


ユージ:改めて今の話を聞いていると、今からやらなくてはいけない新しいことはこれだ!というわけではなくて、やっぱり、基本的なことをもう一度しっかりやるというのが大事になりそうですね。


神庭さん:そうですね、過度に油断しすぎない、心構えとしては、今までの状況を維持しながら緩められるところから少しずつ緩めていくというのがいいかなと思います。



そして、今日の #ユジコメ はこちら。





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